好きずきです

この答えは、フランス好きかイタリア好きかによって180度異なるはずで
す。人気投票くらいの答えしか期待できません。国としてはフランスのほ
うが広いのですが、早くから統一国家だったフランスは、地方による差が
比較的すくなく、19世紀までバラバラで、いまでもその傾向が強いイタリ
アは、地方による違いが大きいでしょう。例えば、ミラノとナポリとでは
似たような言葉を話す、別々の国と思ったほうが良い。これがイタリアの
魅力のひとつでもあります。

気候は、北イタリアを除けば、この時期はイタリアのほうが良いはずです。
フランスも地中海沿岸は温暖ですが。

食事はかなり異なると言えるでしょう。素材を生かすのがイタリア。
ソースなどに凝るのがフランスというとかなり乱暴ですが、それほど外れ
ていないと思います。これも好みです。ワインにしても、ブドウの品種が
限定されているフランスワインか、強い地元種を大切にするイタリアとで
はかなり異なります。ブランド志向の超高級ワインを好むならフランスと
言うのも少し乱暴ですが、まあ外れてはいないでしょう。スパークリング
の類だけは、シャパーニュのものには敵いません。これだけは、間違いな
くシャンペンが美味しい。

物価はそれほど変わらず、どちらも高い。安いのは交通機関とワインと水
くらいでしょうか。食事も決して安くなく、特に大都市ではそれなりの
出費をしないと美味しいものにはありつけません。

細かいことですが、使われる言語の問題があります。私はフランス語が苦
手というか、私のフランス語が通じないので、この言語はほとんど捨てて
います。結局、スペイン語に近いイタリア語を選んでしましましたので、
どうしてもイタリア派になってしまいます。フランス語は、バルセロナを
中心に話されているカタルーニャ語とスペイン語の中間みたいなので、こ
れができれば、バルセロナは勿論、スペイン語やイタリア語への乗り換え
も楽でしょう。

JTBのBランクですが、これは松竹梅の梅のようなものです。要するに、最
低ランク。星で言えば、三つ星。このクラスでも、個人経営とか小規模の
良いホテルはあるのですが、パッケージで使えるには、エレベータとかが
設置されている大型ホテルになります。快適さは人それぞれですが、豪華
さは期待でききません。狭いビジネスホテルというより、安いツアー慣れ
しているホテルが多いのが事実でしょう。例外もありますが、安いツアー
以外では泊まるのは無駄と言っても過言でないでしょう。小さい都市なら
Bランクとその上との差が小さいのですが、ホテルが高いとか有名な観光
地とかなると、上位との差は意外に大きくなります。イタリアなら、ロー
マ郊外で、タクシーを使わないと中心地には行けない。ベニスでは、本島
ではないリド島や、本土にあるベニスで働く人のための街、メストレとか
です。