アルプスが地中海に没する場所

地理的な考察は別として、カランクとアルプスを結びつけるのには無理があるように思えます。カランクは、ヴァントゥー山、サント・ヴィクトワール山、アルピーユ山、サント・ボームの山と続く「巨大な石灰岩の皺」が海に没するところ、という感じです。それぞれが独立した「石灰岩の皺」です。飛行機から見るとよくわかります。

アルプスが地中海に没する場所としては、やはりニースからイタリア国境にかけてでしょう。ずっと急な断崖が続きます。その山はそのままアルプスへと連なっています。ヴァール谷(ニースの山の手)の崖で巨大な褶曲を見ると、アルプス造山運動のエネルギーに驚きます。

ニースからイタリアにかけての崖ですが、これは、北アルプスが日本海に没する親不知(新潟富山県境)と非常に似ています。親不知から始まる登山道は白馬を経て、穂高岳、上高地へと続くのですよ。

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1件のコメント

  • 2-3年後には・・

    GGA02757さん、ありがとうございます。いつもレンタカーなので、道さえわかれば
    ・・何度も迷いながら・・たどり着けそうです。
    ハイキングコースもありそうですが、天候がいいときを狙って。

    「造山運動エネルギー」「アルプスが地中海に没する場所」・・エズやマントンまでは行ったことがあるのですが、やはりイタリア側まで少し足を伸ばし、この目で見て来たいです。

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    HP, 拝見しました。

    kitamura_EU さんのHPを見ないでコメントしてしまいました。失礼しました。(私のHPへのリンクもあるようで、恐縮です)

    たくさんの峠を越えていらっしゃるようですが、私の経験とダブる峠は少ないですね。

    峠といえば、去年の11月、紅葉の中を行った Col de la Colle St. Michel (1431m) はすごかったです。とにかくでかい峠で、走っても走っても続いていました。D908、Annot と St. Andres les Aples の間にあります。

    ところで、フォンタナブルのあるロワヤの谷ですが、道はそんなに迷うところはありません。途中に魅力的な村があるのでおすすめです。つきあたりのタンドからトンネルをくぐればイタリアです。