高いお勉強代と思って。

2011年4月にカンボジア、シェムリアップへ一週間ほど行きました。
(このレスから2年と半年経っていますが)
アンコールクッキーを販売するお店の存在は知っていますが行きませんでした。
ツアーの流れで足を向け、そこの中身うんぬんを知るきっかけになることは
ご自分の勉強にもなり、決してマイナスだったとは思いません。

ただ、本当にカンボジアという国の将来の発展を案ずるのであれば
「その国の為に」という名目に心を曇らされて
「安易」にお金を落としてはいけないと思います。
よく遺跡近辺で物売りの子供、レストランや道端で寄って来る物売りの子供、
とても可愛いし、あの目で懸命に訴えられたら、買ってあげたくなります。
しかし、それはとても安易な、そしてその子供達の助けにはならないお金です。
アンコールクッキーのお店で
「カンボジアのために~100ドルほど買った」ことも、
状況は違えど「安易」な善意、きつい言い方でで申し訳ないけど、
落とした金がどこに流れ、どう働くか基本を知らなかった、
トピ主さんの盲点だったと思うんです。
その国のあり方や社会のしくみをよーく考察すれば
「貧しい」と日本人が見ているカンボジアに、正当にお金を落としているか?
その行為で厚意を伝えられるか、ただの自己満足であり、
逆にカンボジアの方々が潤うどころか、
何かにより、それを阻めていることに力を貸してしまっているのではないか?

日本人経営であろうとなかろうと、おかしいと感じることを判断できれば
それでよし、そのお店の経営方針、イメージ戦略に騙されたかも?と
気持ちを沈ませず、高いお勉強代だったと思えば良いのではないでしょうか。

世界中の方々がシェムリアップを訪れている今日、
日本の旅行者の皆さんも
それぞれで判断できる『旅能力』を身につけるべき時代がきたのですよね。

私にとってカンボジアは久しぶりに感じた
「良き時代のアジア」を大切にする国で、なぜか心ほっとして和めました。


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