Re: やられてしまいました・・・

○事件概略
 帰国前日のスルアフの飲み屋で軽く飲んだ後、一人でアヤソフィアの前でケバブロールを食べていると一人の男(客引き:以下A)が「父に写真を送るから撮ってくれ」とカメラ付き携帯電話をわたしてきました。特に不審にも思わず、写真をとってやり、腹が空いたというので一緒にケバブロールを買いに行ってしばらく雑談をしていると、不意に男は「バーに行こう」と誘ってきました。
 私が「金ないから無理」、「もう眠いんだけど」などと言って断ると「おごってやる」、「僕は友達がいなくてさびしいんだ」といってきたので最終的に折れて路面電車に乗ってタクシムに行ってしまいました。バーまではかなり歩きましたが、夜のタクシムに来たのは初めてだったのでなんとなくうかれてしまいました。
 階段を上がってバーに入ると中は音楽が流れていて、数人の女性が踊っていました。私とAはラク(ラキ)を一杯ずつ頼み、さらにもう一杯ずつ頼みました。二杯目を飲んでいる時にアルメニア人女性達がテーブルにやってきたので彼女たちと雑談をしました。いざ会計の時間となりました。
 そして私が彼に「(おごってくれて)ありがとう」というと、店のマネージャー(以下マネ)から渡された彼は総額800ユーロくらいの伝票を「払えない、持ち合わせがない」と言いました。さすがにやばいと感じてポケットから100ユーロをだして、帰らせてくれと要求したものの例のごとくプロレスラーかアメフト選手みたいな若い用心棒が現われ帰らせてくれませんでした。
 そして、A、マネと共に私のホテルに金を取りに行くことになり、タクシーに乗せられホテルまでいきました。このときフロントに相談しに行くべきだったのでしょうが、気が動転してしまいホテルから財布をもってそのままマネとAが待つ場所に行ってしまいました。財布から200ユーロ出すと、Aが私の財布をひったくり、「明日現金が必要なんだ!後で返すから貸して」といって500ユーロ程財布から分捕りました。この時点でだまされたことにやっと気付きました。さらに、マネは私にAの飲み代もカードで払えと要求してきました。もちろんそれは拒否しました。
 Aに金を返すように大声で詰め寄るとごまかしてどこまでも逃げようとしたので、私はタクシーを止めてAのホテルまで3人(私、マネ、A)で行こうと提案しました。Aの指示でタクシーが到着した場所は新市街側の暗い下町のようなところ。そして、Aはホテルの場所が分からないのでマネと座って待っててくれといったので私は拒否しましたが、マネは「疲れたから座りたい」「お前もここで待ってろ」などといってなんと本当に座ってしまいました。そしてホテルを探すふりをして逃げようとするAを「ポリース!ポリース!」と叫びながら追いかけると大急ぎで逃げて行ってしまいました。マネも目を離したすきに逃亡。
 翌日、飛行機の出発前に警察に被害報告をしにいきましたが出発までに時間が無かったため十分に説明できずに帰国してしまいました。

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