さすが、親切さではダントツのYH。いい話ですね。 「ペアレント」というのが、いかにも日本でしかYHを利用したことがないのがわかって笑えますが(海外ではマネージャーです)、列車の運転手や車掌もよくするように、マネージャーもたまには寝坊するでしょう。 でも、気ずいて、結局は間に合ったあたり、さすがドイツ人?ですね。 YHにほとんど泊っていないので分からないでしょうが、朝のオープンは7時からでドイツは厳格です。 朝食も7時からで食べないで出て行くことは想定外です。 宿泊者全員の安全確保を優先に早朝の出入りを制限。7時以前は出られないYHもあります。 これがYHが全宿泊施設でももっとも安全といわれる根拠になっています。 ご両親がYHなら安全と一人娘でも送り出すのも、こういうセキュリティ万全のしくみがあるのですね。 反面、早朝に出たい旅行者にはやや不便ともなるのですが、値段が半額以下と安いのですから、全員の安全のためにはそのくらいの不便は甘受しなくては。 24時間オープンの宿は深夜、早朝にはフロントに人がいず、ベルを鳴らさないと出てこないところも多いです。 やはりYHのように23時、24時には施錠して、不審者が一切出入りできなくすることが肝要です。 YHではそれ以降でもベルなどで知らせればチェックインはでき、実質的には不便はありません。 7時以前には出れないのは7時から始まる朝食の準備で少ないスタッフが6時前から忙しいからです。 その都度フロントに行き、チェックアウトの手続きに付き合っていては、朝食の準備が間に合いません。 それで準備終了の7時に1人以上のスタッフを受付に回せるのです。ドイツ的合理主義が感じられませんか? このような努力でホテルに泊るより半額以下でYHに泊れるわけです。 それでも前の晩にお願いすれば、鍵の開け方を教えてくれ、出られます。 これからYHに泊るときは前の晩に開け方を聞いておくと慌てませんよ。 お約束の、あなたの知らないドイツの宿の秘密を教えてさしあげました。 また、教えてあげるね。