東南アジア語講座がある

日本の場合、アメリカの影響が強く英語は強制的に習うのですが、地方出身者は(在日のアジア系の人を除いては)外国人と話す機会がありませんで、海外旅行までろくに会話した経験がありませんでした。

学校で何年間英語を習ったでしょう。
ロサンゼルスでもロンドンでも町の人の話す言葉が何を言っているのかまったくわからないのが驚きでした。
イギリスに1週間ほどいたら、日本人でもとてもよくわかる英語を話す人もいることがわかりました。

ドイツ語・フランス語も学校教育で習ったのに会話の場面では全く役に立っていません。
ドイツ語は文学史まで習ったのに挨拶程度しかできなのは情けないけれど、それが日本の教育の現実。

韓国語は韓流ブームもあって現地で少し覚えたけれど、行かないでいると忘れます。
マレー語・インドネシア語も同じで、コミュニケーションの糸口程度か。

何年も漢文を習ったけれど、これも中国語会話では役に立たない。
筆談では時間がないときにはまどろっこしいので、相手が英語をしゃべればその方が早い。

結局、ある程度話せて聞き取れるのは英語を除けばラオス語・タイ語だけです。
それも現地の人同士が話していると、話題がわからないときはよく聞き取れません。
日本語でも、それは津軽方言や八丈島方言も同じですけど。

文字はハングルでもラオス文字でも表音文字は読むのに時間が掛かるので、これも横文字(西洋言語)の方が早い。

さて、東京なら早稲田奉仕園(tel:03-3205-5403)にアジア語講座(韓国語・タイ語・ラオス語・ベトナム語・ベンガル語・クメール語・ヒンディー語・モンゴル語・中国語)があります。
http://www.hoshien.or.jp/
わたしはここでラオス語を習いました。
週1回の入門講座ですからそんなに上達はしませんが、文字通り入門的な役目は果たしています。

イタリア語の先生もいたはずですが、最近は行っていないので正確ではありません。

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1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    11/06/24 20:03

    Re: 東南アジア語講座がある

    ろっきいさん、こんばんは。まだラオスですか?

    日本の学校教育の問題ですか。ほんとうに、それありますよね。

    ヨーロッパでは、韓国人や中国人の同世代の女性と出会うことがあるのですが、彼女達の英語と自分の

    英語力の差をいつも痛感させられます。

    しまいには、電子辞書で日本語に翻訳して(相手がですが)お話してくれるなんてこともシバシバで・・・

    日本代表としては、とてもお恥ずかしい限りです。

    旧ソ連系の方々の英語は、全く発音が違うのか...全然分からないなんてこともありました。


    ラオス語習いに行かれたんですね。ラオス語、ラオス文字見当もつきません。難しそう~。

    現地のガイドでもいない限り、一生ひとりでは行けそうもありませんが、そんなに素敵なところなんですか?

    クメール語なんていう言葉もあるんですね。知りませんでした。

    いろいろなことを教えて頂きまして勉強になりました。


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    タイ語とラオス語について

    少し付け加えます。

    わたしの覚えたラオス語はルアンパバーン地方のラオス語なので、首都ビエンチャンのラオス語は早口で聞き取りにくいところがあります。
    また、ルアンパバーンの言葉のアクセントや音韻は北部少数民族のタイ諸族(タイルー・タイダムなど)の言語に近いので、タイダム族の婦人の話す言葉なんか、よくわかります。

    日本人ではタイ語を学習された人が多いので、ラオス語はタイ語と比べてマイナー言語のようですが、マハー・シラーの言うようにラオス語はタイ語を含めたタイ諸族の言葉の中では中心的な位置にあるのかもしれません。

    現代ラオス語の生みの親の一人、マハー・シラーの生まれ故郷はタイ東北部(イサーン)のローイエット県で、ラオス語は今でもタイの主要方言(タイではイサーン語とよぶ)の一つでもあります。

    タイ語とラオス語は兄弟関係にあり、日本にたとえれば北海道が別の国となったために北海道方言が別の国語になったみたいなものとも言えます。

    東京で話されているのがタイ語とすると、東北地方に行くと函館あたりの言葉が共通語より親近感があるのに似て、ラオス語の方がタイ東北部や(チェンマイなどの)北タイの人の日常の言葉に近いのです。

    タイ語もラオス語も、どちらもインド起源の文字体系です。
    タイ語の方が文字の数が多く歴史的な音韻変化をふまえています。タイ語に比べ丸っこい文字のラオス語は単純な表音式で、読むのはこちらの方が楽です。

    ルアンパバーンでは英語を話す人が多いのですが、気持ちを伝えるにはやはり現地の言葉を使うのが一番です。