この業界に元居た者です

1.まず、制度的な点からご説明します。航空機を乗り継ぐ場合の、世界共通の原則ですが、最初に乗る便を運航する会社が、お客様が次に乗る便に乗継ぎを行う責任を負います。もちろん事前に両方の便の予約があり、最小乗継時間を満たす前提です。制度的には、同じ航空券に切り込んであるかどうかは関係ありません。お尋ねの場合は、70分の最小乗継時間を満たしていますので、問題なく乗継ぎが出来、言い方を変えれば、この場合双方の便がANAですが、広島でチェックインの際、ANAはホノルルまで乗継をさせる責任を負うことになります。

2.次に実務的、実際的な話ですが、この場合はANAのスカイホリデーで、国内線から国際線への乗継運賃を使われたという事ですから、ほぼ間違いなく乗継ぎであるという情報が登録され同じ航空券になっていると思います。広島空港ではチェックイン機ではなく、人が居るカウンターでチェックインなさると、座席指定は羽田までとホノルルまでと同時に完了し、手荷物もホノルルまで預かってくれる事になります。仮にANA688便が遅れた場合でも、然るべきお世話をしてくれるはずです。出来る限りANA1062便に乗せるようにしてくれると思います。個人的には、仮に1時間程度遅れても乗継は可能ではないかと思います。ぎりぎりの場合は、乗継のためのマイクロバスなどをANA688便の到着時その飛行機の側に用意してくれるかもしれません。但し他の方が書いて居られるように、私はこの時期の広島地方の天候に詳しくないのですが、天候他の要因でANA688便がそれ以上大幅に遅れる、或いは欠航するような場合は、予定のホノルル行には乗れないことになります。しかしその場合でも少なくともホノルルまでのできるだけ早い別の代替便の手配は、して貰えます。広島からの便の遅れの理由や状況によってはホテルの用意もしてもらえるかもしれません。ですが、そのようなリスクを減らすとしたら、早い便の方が良いかもしれませんが、結局総移動時間も長くなりますので、そこはご自身のご判断です。

3.小さな子供さんがお二人も居られる場合は、空港や機内で特別なサポートが受けられると思います。原則、旅行を申し込まれた旅行会社に依頼されるのが原則ですが、あまり詳しくないかもしれませんので、その場合は、是非ANAの国際線予約センターにご連絡されることをお勧めします。10ヶ月のお子様は、もしも未だ空いていたら壁に取り付けるベビーベッドを利用することも出来ます。離発着時以外は利用できますのでずっと抱いて居られるよりは、格段に楽だと思います。但し数に限りがありますので、早めに連絡をされた方が良いと思います。乗継ぎの羽田での移動も大変ですから、サポートして欲しいと依頼されては如何でしょうか?ひょっとすると、ホノルル到着時にもある程度のサポートが受けられるかもしれません。小さなお子様をお連れの場合、搭乗の際にも、事前搭乗という形で一番先に搭乗できるはずです。

4.この先は更に余計なことですが、復路も原則は同じです。仮に同じ経路で帰られ同日羽田乗継の場合は、ホノルル空港で同じことをされることになります。ホノルルでは、広島までの座席指定と広島行の手荷物タグを付けますが、復路については羽田で手荷物は一旦引き取り、税関検査を済ませた後、国際線ターミナル内、外に出る前にある国内線乗継専用のカウンターでその手荷物を再度預けることになります。これは復路がホノルル-成田-広島同日乗継を使われる場合でも、同じです。

5.別の方が仰っていた、同じ航空券かどうかという話ですが、一般論として、海外の空港などでは、別の航空券の場合は同時に座席指定が出来ないケースもあります。しかし、その場合でも荷物の通しでの預けは出来ます。お尋ねの場合は、両方がANAですし、その心配をなさる必要は無いはずです。(ご心配なら念のためANAの予約センターにその点もお尋ねになると良いと思います。)

他にも、もしもご心配があれば、ご相談ください。ほとんどアドバイス出来ると思います。

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1件のコメント

  • 決めました!

    こんなにたくさん詳細にご説明して下さって、恐縮ですーー!!
    本当にわかりやすくて、またもや読みながらうなりまくりました(笑)
    色々と不安に思い決めきれなかったんですが、疑問が全てが解決できたように思います。


    他みなさんからの情報やアドバイスも含めて、家族と話し合った結果、やはり渡航時間が最小限ですむパターン(広島を20:45発)で出発することに決めました!

    ツアーですが受けられるサービスをフル活用してなんとか楽しい旅にしたいと思います♪

    アドバイスありがとうございました!!


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