大変なニュースでした。

当方オランダ在住。3月11日から3日間のうち、知り合いから心配の電話、報道関係からの電話を150本ほどこなしました。ニュースも1週間以上はトップニュースで報道していましたが、今は何も伝わらない状態です。

現在、日本に里帰りしていますが、FUKUSHIMAが有名になったせいで、日本に行くなんて危ないという驚きの声が周辺からたくさんありました。また、当方が滞在中にオランダから友人が観光できましたが、東京より西、南を観光。宿泊料金も安価になり、どこでも歓迎されたといい思いをして、オランダに戻りました。日本旅行をキャンセルした友人もいます。実際、海外からのツアーはほとんどキャンセルになりましたね。

災害地、福島周辺の方々には本当にお見舞い申し上げます。日本での毎日のニュースには心が痛みます。ですが、この状況は海外ではあまり報道されていないようです。
原発に関しては、日本の安全基準は、欧米の一般的見方に比べると、かなり甘いような気がしますが、これだけの人口です。実際逃げるところはない。パニックにさせないためにも、政府の方針は慎重であることも理解できます。

フランスにも50近くの原発があります。日本の出来事は、他人事ではないので、ドイツをはじめ様々な国で原発の必要性と安全性を討論すること自体は大変に活発になりましたね。
日本の電気消費や燃料消費の多さは、日本人の生活スタイルを見直す機会ですが、のど元過ぎればなんとかでしょうか、24時間慣れてしまった生活を根本的に変えるのには無理があるでしょう。

オランダは原発が1基。2基目の建設は現状では勧められる予定です。
今回の経験で、原発の恐ろしさ、そして日本の過去の経験から、被爆の恐ろしさを、世界に知らせるのが、本来の姿であるような気がしますが、日本政府はいつも原発肯定論ですから、これは無理なんでしょうね。残念です。

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1件のコメント

  • 大変でしたね。。

    報道機関からの150本ほどの電話、すごい数ですね。それが今はあまり流れていないというのはやはり喉元すぎれば、、という感じでしょうか。 オランダの原発の2基目は、反対運動などおきないのでしょうか。 確かに、ドイツや他の国でも、改めて原発について考えるきっかけになったことは間違いないでしょう。貴重なお話、有難うございました。

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