11/06/11 09:24

公共交通機関に拘らない

以前から、書かれている内容をきちんと把握している訳ではないのですが、
おぼろげながら感じていることは、”新婚旅行(婚礼もあるのでしたっけ?)で
荷物を抱えての移動はきついだろうな”です。それなのに、公共交通機関に
拘る。

このあたりは割り切りが必要です。旅の性格上、大きな荷物、とくにスーツケースが
必須でしょう。しかも、ラフな格好+フォーマルな格好で、それを考えただけでも
頭がくらくらします。これを考えなければ、勝手にルートや交通手段を提示できるし、
それはそれで面白いのですが、やはり現実を直視するのも大人の世界のさだめ。

しかも暑さも半端でない時期。少し考え直しませんか?
港から駅まで炎天下を歩くのでしょうか?スーツケース転がして。
しかも、元々渋滞がある(地形上渋滞が避けられない)上に、イタリアの公共交通という
途轍もなく大きな壁が立ちはだかっています。多くのイタリア好きが指摘するのは、
”この国では分刻みの旅は似合わないし、実際にしようと思っても破綻する”です。
それでも好きなのは、この時間にルーズな面を含めて、イタリア的なものを愛するが
故なのでしょう。

結論は、車をチャーターすること。乗り換えが大変なのと、時間が読めないこと、
さらに炎天下の徒歩を極力抑えられる(体力消耗に繋がります)こと、何より
荷物の心配が一気に解決します。心配するのは、朝、運転手が時間通りに来ないことで、
30分遅れても、本人は時間通りだと思っていることくらいでしょうか。

AmarfiからNapoliまで、車を手配しても二人で120ユーロ程度。半日から一日
チャーターするのです。意外に安いですよ。運転手のほうも、無駄な時間が
なくなるので、好都合なのです。

これまで誰も言いませんでしたし、そうなった方々は、体験談を書くこともないので
表には出ないはずですが、何十年も付き合ったカップルならいざ知らず、多くの
新婚者は、付き合いもたかが数年です。それほど相手を知っている訳ではない。
英語圏ならまだ英語が通じるということで、精神的にも楽ですが、イタリアとかに
なると、英語はホテルとか空港とか、観光客相手の店など、限られた世界だけのこと
になります。それでも通常は問題になることは少ないのですが、やはり英語で
通せることには限りがあります。最後は慣れないイタリア語が必要となることが
多い、またはイタリア語ができれば、一気に問題が解決することが限りなくあるのです。

言っていることが理解されない、相手の言うことがわからない、これに加え、イタリア
独自の時間感覚と非機械化(機械に頼らず人間を相手にする、駅の窓口が典型)。
これを楽しめるくらいでないと、もの凄いストレスを受けます。相手がうまく対応できない、
本当は自分たちの責任なのに、誰かに責任を押しつけたくなる。これが身近な相手と
なる。リゾートとかなら、本来は何もしないのが基本なので、このようなことは起こり
にくいのですが、忙しい旅となると、加速されて出てくる。

ここは金銭面では少し我慢して(出費は仕方ないと割り切る)、無理のないまたは
余裕のある行程、金で解決できることはそうする。

恐らく、当初は詰め込み過ぎて、流石に経験者などから指摘されて、観念?したの
でしょう。しかし、それでも夢は捨てきれない。気がついてみたら、あれもこれも・・・。
最後のポンペイなどは、まさにこの結果でしょう。思い切って切り捨てる。
少し、余裕がありすぎるかな?と思う程度が、実際には時間が足りなかったということに
なると思われます。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント