質問は、前トピ「ゴルド」の続編ですね

まとめて書いておきます。

１）「ゴルド」について
ゴルドは他の方も書かれているように、2泊もするほど気持ちのいい村ではありません。
この村に行く道の500ｍくらい手前からの写真が一般的にガイドブックなどに出ていますが、この崖の写真から想像すると、村の内部も、ニース近くのエズやサンポールドヴァンスのような状態を想像しますが、ゴルドの方は、ずっと開けています。
とは言うものの、このあたりを一日周遊するときの観光スポットの一つにはなります。
眼下に盆地の見渡せる見晴らしのいい場所もあります。
（ここは、フランスの美しい村のリストに入っていたと思います。）

この近くにあるルシオンの方がしっとりした村だと思いました。
土から赤い壁用の顔料のとれる崖もあって、村の家々の赤い色はなごませられます。

このあたり、滞在するなら、アヴィニョンに泊まって、現地ツアーの一日コースがいいでしょう。
また、リル・シュー・ラ・ソルグは町ですが、街中に浅い川が流れていて、雰囲気のいい町です。
フォンテンヌ・ド・ヴォークリューズは大きな岩の下から大量の水が流れ出来て、それが川になり、蕩々と流れる様は素晴らしいです。この流れのあたりはおみやげ屋さんもあり、木立のある公園もあり、散歩するのは気持ちいいです。

また、アヴィニョンからアルルまで電車で20分程度で、画家ゴッホの足跡も多少感じられ、ローマ時代の建築物もあり、プロヴァンス地方を感じさせるおみやげ屋さんなどもあり、この地方をセットで楽しめると思います。


２）アルザス、ロレーヌ地方
2泊3日でストラスブールとナンシー周辺をセットで楽しむには丁度いい大きさかも知れません。
この地方は、ガイドブックにかなり詳しく書かれるところなので、読んだとおりだと思います。
（ストラスブールは、町が大きいけれど、観光的な地区としての旧市街はそれほど大きいものではありません。旧市街の町並みは、サンマロにふと似ている感じもします。）
ストラスブールはなんと言っても、赤い砂岩を切って積み上げた大聖堂でしょう。ここの塔に登ると、遠くまで見渡せますが、東の方の町外れから向こうはドイツです。国境にあるライン川は水面が低いので、塔からは見えません。係の人に聞けば、どのあたりが国境か教えてくれます。
市内バスで国境に向かえばドイツに行けるし、歩いてライン川の橋を渡ることも出来ます。

このあたりに行くなら、ナンシーのスタニスラス広場を訪れることをおすすめします。広場を取り巻く建物は端正な設計で、上品さというのはこのようなものを言うのかと、思わされます。


参考までに