完全予約派です。(ニセ旅って???)

生まれて初めて海外旅行をしたのは二十数年前。
このときは自由行動も殆どない、現地ガイドつきの三週間の
周遊旅行でした。当然、ホテルもお仕着せ。それでも、宿で
いろいろハプニングがあり、それも今となってはいい思い出
です。

それ以来、2000泊とは言わないまでも、この二十数年、
それなりに旅行をしてきましたが、予約無しで宿泊したのは
一度だけ。

そのときも、休暇を一日残して帰宅途上、やはり休みの期間
はフルに使って遊ぼうと気が変わり、急遽宿探し。英国在住
中のこと、かつ自家用車での移動でしたので、無理をすれば
自宅まで辿り着ける距離ではありましたが。

私の旅行の最大の楽しみは現地で美味しいものを頂くこと。
ミシュランと日本のガイドブックと現地の情報を総合して
訪れるべきレストランを見つけます。勿論、入り口で引き
返すこともあり、やはり最後は自分のカンですけど…

そんな私の旅行の楽しみの一つに、宿を選ぶこと、があり
ます。また、宿に滞在することも旅の目的の一つです。

我が家では旅行は「お泊り」でもあるのです。

宿の場合は、やっぱりやーめた、はなかなかできないので、
レストラン以上に、いくつかの情報源を総合して選びます。
2000年に漸くインターネットを始めたので、それ以降活用
しています。(歩き方の掲示板に顔を出すようになったの
ものその頃のこと)

名前や写真つきのガイドブック(Relais & Chateau等)
の写真、ネットの口コミ、諸々総合して宿探しをするのも
楽しいのです。

実際泊まってがっかりすることもありますが、それは値段
相応と割り切って。でも、それなりの確率で想像を遥かに
超える素敵な宿に巡り会えます。

例えば、ホーエンシュバンガウのシュロスホテル リスルで
宿泊した部屋からは、ホーエンシュバンガウ城とノイシュ
バンシュタイン城の両方が見え、内装、広さも申し分なく、
二泊しかできなかったことが残念でなりませんでした。

イタリアのナポリとフィレンツェの間にある海沿いのホテル
も最高だったな。断崖を繰り抜いて造っているので、波の
荒い冬場は完全クローズする、十室程度の可愛い宿でした。
レストランも美味しかったし、眺めも素敵だったし。6泊の
うち、半分くらいはカプリやポンペイなどを観光しましたが
半分はホテル前の岩場で海水浴。娘がテラコッタの床に頭を
打ち付けた時は、オーナーの長男が急坂をフィアットで全速
力で駆け上り、病院に連れて行ってくれたり。自家用車でし
たが、自分では行けなかったので。

まあ、単に夜露を凌ぐだけの宿という価値観の方も少なからず
いらっしゃいますが、宿泊自体が目的化している旅もある筈。

10人いれば10通りの旅がある。

それで良いではないですか。

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1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    11/06/04 11:21

    Re: 完全予約派です。(ニセ旅って???)

    旅行はお泊りでもある!それ皆さんも思っていることではないでしょうか?
    胸のつかえがおりました~。なんだかすっきり。

    20数年も旅されているんですね。美味しいものを食べる旅素敵です。

    ホーエンシュバンガウに私も泊まりました!確かシュロスホテルだっかかと思います。お城が見えました。

    イタリアの宿いいですね~。6泊もされたら堪能ですね。ナポリとフィレンツェの間の海沿いの町ですか。
    オーナーも親切な方でよかったですね。ホテルは決まっているけど、毎日の行動には縛られてませんね。

    どこだろう・・・興味深々です。

    ニセ旅って?なんだと聞かれると・・・創設者に聞いてください。
    まぁ我こそ、自分だけが本物の旅をしているなんて言わないグループなのではないですか。

    江戸時代にタイムスリップするドクターのドラマを見ていますが、私も1980年代にタイムスリップすることが
    あれば、がんばって宿探します。

    ありがとうございました。

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    VICO EQUENSE

    レスありがとうございます。

    そのホテル、ソレントのある半島の小さな街VICO EQUENSE(ヴィコ・エクセンセ)にあります。

    でも、もう十年も前の話なので、今はどうなっているか。

    いえ、今でも素敵な宿であり続けて欲しい。

    当時はマンマが切り盛りしていましたが、イケメンの長男が彼女が「若女将」となって仕切っていたりして…歳の離れた次男坊のアレッサンドロも天使のような美形でした…。ウチの娘二人と手をつないだ写真は微笑ましくあります。どんな青年になっているんだろう。きっと今でもリア充だったりして・・・
    とか、想像を膨らませることができる旅を続けたいですね。