Re^2: オーロラ観測

 イエローナイフでも、どこでも、いいオーロラが見ることが出来るといいですね。日本からのイエローナイフツアーは「3泊5日」が普通ですから、「8泊10日(別に1~2泊くらいをバンクーバーやビクトリアで過ごすのでもいいですが)」あれば、かなり確率が上がるだろうといえます(確約できないのは確かです)。
 気になる旅行費用ですが、イエローナイフはエクスプローラーホテルでも冬場だと結構安いはず(詳しくは問い合わせてください)ですし、B&Bだともっと安くなります。現地の一般の物価は東京並み(これはカナダではとてつもなく高い)です。先住民芸術などの値段はバンクーバーあたりの半額以下で、芸術家本人から手に入ります(でも白熊の皮衣は買って帰らないでくださいね。税関で没収されますよ)。
 飛行機は北欧に行く場合と比べて乗換えが多いので、イエローナイフの場合で午後10時頃になります。だからカナダは入国の際に宿の手配不要といっても、送迎の事も考えてせめて数日程度はどこかの宿を手配しておくことをお勧めします。
 フェアバンクスも確かそれほど大きな町ではありませんが、イエローナイフは「高層ビル」がたくさん建っているのが不釣合いな街で、人口は約1万8000人しかいません。でも必要なものは何でも手に入ります(大きなモールがある)ので、心配無用です。なお、お酒屋さんは州営のが1軒あるだけで、当然平日の通常の営業時間(日曜日はお休み)だけしか開いていませんから、ビール・ワイン類を安く手に入れておこうと思ったら、そこに行くしかないです(スーパーやコンビニでは酒類は売っていません)。
 こういう小さな街ですし、夜が長いですから、モールなんかでウィンドーショッピングをしながら1週間も過ごすと、自然に多くの人と顔見知りになります。でも車をお願いするのはご用心、空港のすぐ先から未舗装道路になって、次の村まで80キロありますので、街から遠くへは行かないほうがいいです(中心街はせいぜい徒歩10分以内です)。それから先住民の方は立派な方も多いのですが、長い同化政策や高い失業率から誇りを失っている人も多いので、「気軽にお付き合いください」とばかりは言えません(殺人を含む犯罪率はカナダで断然高いのです)。
 私の友人(とか言って5年も会っていない)は白人と先住民の間に生まれた人で、絵描きです。もしかすると彼女の絵が尾翼に書かれた飛行機に乗るかもしれないし、空港や街のあちこちで目にすること間違いなしです。気がつくと彼女の画廊に到着していたりして。
 以上の内容は、イエローナイフが一番のオーロラ観測スポットだと述べているものではありません。

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1件のコメント

  • Sachitoroさん、ありがとうございます。

    色々教えて頂いているのに、お返事遅くなり申し訳御座いません。
    絵描きのご友人がいらっしゃるとの事、私は絵が好きなので、違った意味で楽しみが増えました。
    私達の中でイエローナイフへ傾きつつあります。
    個人旅行(航空券・宿手配のみ)で行くか、パンフレットとニラメッコし、旅行会社主催のツアーで行くか、迷っています。
    1月下旬位をと日程を考え中です。
    個人旅行で行った場合、観光案内所・オーロラ観測の為のオプショナルツアーや、レンタル防寒具の手配はイエローナイフにあるのでしょうか?
    空港から、宿の場所までタクシーになると大体のお値段お解かりですか?
    もし、お薦めの宿をご存知でしたら、教えて下さいませ。
    本当に、何処でも観測出来たら良いのに・・・

    今後とも宜しくお願いします。

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    どういたしますて

    エスカルゴ様

     旅行会社のツアーはほとんどが3泊5日で、延泊すると高くつくし、航空券と宿手配をして、現地でオプショナル・ツアーを頼むほうがいいと思います(天候の問題もありますし、当日にならないとツアー日和かどうかは分かりませんし)。本当に何社もあります。エクスプローラーホテル内にカウンターを構えているRaven Tourが日本人向けの一番の大手ですが、高いわりにサービスがよくないとの噂も。イエローナイフに永住している鈴木さんが主催しているCanadian Exが良心的だとの話です。いずれにせよ、私は利用していないので、詳しいことはわかりません。鈴木さんとは電話で一度話しましたが、夏場はヘリの操縦士をしているそうで、とても誠実そうでした。どこのどういうツアーにせよ、-40℃の寒さに耐える防寒具類はちゃんと料金に含まれています。
     宿はベッド・アンド・ブレックファストで地元の人たちと楽しい夜(長い長い夜ですから)を過ごすか、そうでなければ「女王様御用達」のエクスプローラーホテルがいいです(Yahoo! Japanの宿サイトによると1泊一部屋約19,000円ほど。何と和食レストランもありますよ)。間のモーテル系はつまらないのでやめましょう。飛行機の本数は少ない(カナダの南部エドモントンからの便が一日5本くらい。他は道のつながっていない極北の村を結ぶ小型機がほとんど)ので、到着予定を知らせておけば、たぶん宿から迎え(ベッド・アンド・ブレックファストでも、超高級ホテルでも)が来ているはずですが。もしタクシーを使うなら、市内一円が5ドルくらい(チップ込み)、空港-市内間が15ドル(チップ込み、チップはメーター料金の15~20%が目安)です。
     絵描きさん、彫刻師など、イエローナイフは「芸術家の街」でもあります。私の友人(まだ覚えているでしょうか。多分「1998年末にあなたの描いた'Aurora Wanderer'を日本に持ち帰ったSachi」と言えば、思い出すことでしょう)はDawn Omanと言う人物です。検索をかければ、彼女の作品群を出したホームページがでてきます。芸術は好き好きだから、彼女の作品が好きになるか嫌いになるかは分かりませんが(写実ではありません)、あの「寒くて暗くて、単色の」極北で彼女がなぜ色鮮やかな作品群を生み出し続けているのかはとても興味を持っています。