方位感とコンパス・・・

green birdさん

ふだん方向音痴だとおっしゃる方はたいていは自分が今何処に(地図上の)いるかにあまり気を使われない方が多いようです。 困ったときにだけ方角を頼りにしている傾向にあるような気がします。

それに反して初めての土地でもなんとなく地図で見当をつけてそのあたりへたどり着くことが出来る人というのは、いつも周囲の地形や建物などが無意識のうちに頭に入っていて、それを頼りに右へ、左へと頭の中の座標軸を頼りに自分だ最初の位置からどのくらい隔たり、どの方向にいるかを確認していないと不安を覚える・ ・という訓練が出来ているような気がします。

こういう人は初めての土地ではそこへ降り立った時点で目的地への座標軸を設定していますのでそのポイントとなる目標の山なり川なりを基準に出来ますが、そういうものが見当たらない場合に初めて東西南北の基準となるコンパスを使用します。 広漠たる荒野の中の空港・・なんかを想像してください。

何を言おうとしているかですが、つまり前段となる自分が今何処にいるかという確認をふだん怠っている人には突然使い始めるコンパスは単にその地点での東西南北を確認する役に立つだけで行動の規範には多分役に立つことはありません。

持って入っても良いのですがもって行かなくても東西南北程度なら陽射しの向きや家の窓の向きでおおよその見当はつくものです。

ふだんからあらかじめ地図を頭に入れて、目的地に一人で(これが肝心です)たどり着く訓練をしておく方が良いと思います。 その場合の目印はなるべく建物などではなく、山、丘、川の曲がり具合などとすることでしょう。これが無意識に出来るようになれば海外旅行だけではなく大災害時にもきっとお役に立つはずです。

頭の中のコンパスに油をさしておく・・・です。


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