11/05/12 00:38

出来るだけ窓口でしゃべらずに切符を手に入れる方法

こんにちは

a)先ず、全体をカバーするレイルパスを検討するには、それぞれの単券の価格を割り出さないと、損得が分かりません。
行き先は、国鉄のうち、パリ近郊の扱いのイルドフランス地方管轄(愛称 transilien)と、イルドフランス地方管轄以外の行き先に分けて考えます。(料金計算と購入方法の関係上)

sncfのサイトはおなじみ http://www.voyages-sncf.com/
transilienのサイト  http://www.transilien.com/web/site

料金を出してみました。(このうち、transilien扱いはベルサイユとフォンテンブロー。その他は近くても遠距離扱い、すなわちsncf、又は、そのうちの各地方管理局Ter)

片道、単位ユーロ
(transilien扱い)
Versailles Rive Gauche  3.05 
Fontainbleau Avon     8.05
(以下、遠距離扱い)
Chantilly Gouvieux   7.5
Vernon (割引料金なし、正規料金のみ) 12.8
Reims  (Prem's 早割、変更払い戻しなし)12.0
     (loisir 早割、列車発車前の変更払い戻し可能)19.5
Rennes (Prem's 同上、払い戻しなし) 26~33
    (loisir 変更払い戻し可能)行き45、 帰り35

ReimsとRennesのTGVは、変更可能の切符を選んで、全行程の往復総合計を出すと、190.03ユーロになります。
(旅慣れていれば、Prem'sの購入で全部で30ユーロぐらいは安い切符が手に入りますが、慣れていなければ無理することもないから、列車発車前の変更払い戻しの出来るものを買うとしての計算です。)

鉄道パスは、2等4日が25,100円、5日用が28,300円で、このほかにTGV1回乗車に付き3euro窓口で予約して払わないといけません。(窓口に行かないといけない。その上さらに12ユーロ追加です。)

b)transilien管轄の切符
窓口で買うか、自動販売機で買う。
窓口で買う場合は、行き先を紙に書いて渡せば分かるでしょう。
ちなみに、仏語で Versailles Rive Gauche 往復を買う場合、以下のように書けば分かります。

1 ticket
pour Versailles Rive Gauche
aller-retour 
s'il vous plait.

意味は、
「切符一枚、 Versailles Rive Gauche まで、往復、お願いします」

Fontainbleau Avon も同じ方法。

c)遠距離扱いの切符
sncfのサイトの右下にある英国国旗マークをクリックすると英語版の TGV eurppe と言うサイトに跳びます。
受け取り国をJAPANを選択して進めば、日本の自宅に送料無料で送ってくる選択が出来ます。
(3ユーロとかの安い切符も送ってきます。もちろん、現地受け取りも選択出来ます。transilienは現地購入のみです。)

TGV以外の在来線の切符は在来線特急を含めて、正規料金のものは、刻印をしない限りは1ヶ月有効なので、乗車日付が入りますが、その日が過ぎても有効です。(経験済み)
TGVは全席指定なので、乗車日を決めるなりして買い、日にちが変更になれば、ネットで変更可能です。


従って、この方法でやれば、窓口に行くのは、transilienの行き先2箇所だけですね。

d)transilienの時刻表
路線図 http://www.transilien.com/web/webdav/site/transilien/shared/documents/plans/carte_interactive/plan_int.html

と、http://www.transilien.com/web/site/accueil/etat-trafic/fiches-horaires
の枠内に出発駅名を入れて、次の画面で到着駅名を入れればその日の時刻が分かります。


良い旅を

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2件のコメント

  • ありがとうございます。

    ガイドブックより細かい情報をありがとうございました。
    以前はパスだけでスルーだったように思ってたのですが、いろいろ手数料が取られるんですねぇ。
    今回はアドバイス頂いたように、紙に書いて現地で頑張りたいとおもいます。

    ちなみに
    TGVは時刻、料金とも検索できたのですが、SNCFはどうしても料金が調べられません。
    プライスをクリックすると最初から検索し直しになっちゃうし。
    ドイツのDBが懐かしいです。

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  • 11/05/12 07:05

    追加) ベルサイユはカルネだけでも行ける

    切符を窓口で買う回数を何とかして減らしたければ、ベルサイユだけは時間がかかるけどカルネだけで行けます。
    そのことについてのここの掲示板の投稿を紹介しておきます。↓
    http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/380090/-/parent_contribution_id/380090/


    カルネの買い方は、地下鉄の窓口で
    「アン カルネ シルヴプレ」 (un carnet s'il vous plait. カルネひとつ(一セット)お願いします、の意)
    と言えばいいです。カタカナを日本語風に読んでも通じるでしょう。この部分の発音は日本語に近いです。
    (窓口は慣れれば、どおってことないです。簡単な英語でも通じます。英語なら ワン カルネ プリーズ でしょうか。)

    窓口で自分の番が来たら、必ず「ボンジュール」と言ってください。この場合は、「こんにちは」の意味と言うよりも、「お願いします」の意味が強いです。
    日本のように、客がぶっきらぼうに行き先等要件だけ言うという習慣はありません。おそらく、フランスでは、客と窓口(スーパーなどのレジ係なども)とは対等であり、「これから取引(売買)を始めましょう、よろしく。」と言うニュアンスがあるものと思います。
    ボンジュールから始めれば、窓口係の対応はいいです。

    自動券売機でも出るんじゃないかと思いますが、私は窓口で買っています。


    カルネについて一言
    一般的に、地下鉄(メトロ)の切符の回数券をカルネと呼んでいますが、郊外区間の10枚切符のカルネも存在します。例えば、5人でベルサイユに行く場合、パリからベルサイユまでの10枚セットのカルネを買い、5人で分けて使用することも可能です。(各人がそれぞれ買うよりも20%ほど安いです。)切符には Paris - Versailles Rive Gauche のように書いてあります。

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