オーロラ観測

私自身はオーロラ観測が目的というより、友人宅を「クリスマス休暇」で訪ねるために行ったので、オーロラ自体は雲みたいなものを一度見たっきりですが、カナダのイエローナイフでの冬場の状況を記します。アラスカのフェアバンクスも似た条件ではないでしょうか。
 カナダ極北・アラスカなら10日あるなら、かなりいいオーロラを見ることが出来る確率も高まるでしょう。イエローナイフでの経験ですと、格安チケットだけ購入して現地入りしても、宿は大体空いている(エクスプローラーホテルという「女王陛下御用達」の高級ホテルもあり)し、いくつかの日本語ツアー現地会社が現地申し込みのオーロラ観測ツアーをしているので、それに乗れば観測地点まで連れて行って、夜中まで付き合ってくれるようです(それでも「必ず」とはいえませんが)。日本からのワーキングホリディの人たちが一稼ぎのために、冬場はイエローナイフにたくさん集まっていますから、ツアー会社もいくつもありました。
 私は10日ほど滞在したのですが、現地で知り合った現地在住者が夜中(でも当時には昼間が3時間しかないから、夜中が19時間くらいあります)の間にいいオーロラを見たら、「こんなのを見たよ」と自慢するので、それを聞いていると確かにほぼ毎日いずれかの時間によいオーロラは出ていたようです。しかしその時間は午前0時頃だったり、朝4時頃だったりとさまざま。だから本当に「運」任せというしかないですね。
 オーロラだけでなく、さまざまな極北ならではのアクティビティとか(犬ぞりに乗ったりとか)、先住民の芸術や文化に触れたりとかと組み合わせれば、たとえオーロラは期待ほどでなくても、楽しい旅行になるのではないでしょうか。
 なお、極北は道路が冬場はコチコチに凍結するので、そういう道を走りなれている人(北海道や山間部在住者)でなければ、ふだん結構車を走らせている人でも運転はお勧めできません。夏場なら大丈夫ですが。私も夏場ならアラスカ・ハイウェイなど走ったりします(日本の道より走りやすい)が、冬は絶対に走ろうとは思いません。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • Re: オーロラ観測

    Sachitoroさん、大変参考になる情報&お話をありがとうございます。
    沢山教えて頂いてるのに、お返事遅くなり申し訳御座いません。
    ご友人宅の「クリスマス休暇」良いですね。
    残念ですが、旅程は10日間、中10日は多分難しいと思います。
    私達もイエローナイフへ気持ちが傾き始めました。
    あまり期待し過ぎず、OPを合わせて楽しみたいと思います。
    車は原住民と出会えたらお願いしようと思います。
    私達二人とも免許無いので。
    今後とも宜しくお願いします。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    Re^2: オーロラ観測

     イエローナイフでも、どこでも、いいオーロラが見ることが出来るといいですね。日本からのイエローナイフツアーは「3泊5日」が普通ですから、「8泊10日(別に1~2泊くらいをバンクーバーやビクトリアで過ごすのでもいいですが)」あれば、かなり確率が上がるだろうといえます(確約できないのは確かです)。
     気になる旅行費用ですが、イエローナイフはエクスプローラーホテルでも冬場だと結構安いはず(詳しくは問い合わせてください)ですし、B&Bだともっと安くなります。現地の一般の物価は東京並み(これはカナダではとてつもなく高い)です。先住民芸術などの値段はバンクーバーあたりの半額以下で、芸術家本人から手に入ります(でも白熊の皮衣は買って帰らないでくださいね。税関で没収されますよ)。
     飛行機は北欧に行く場合と比べて乗換えが多いので、イエローナイフの場合で午後10時頃になります。だからカナダは入国の際に宿の手配不要といっても、送迎の事も考えてせめて数日程度はどこかの宿を手配しておくことをお勧めします。
     フェアバンクスも確かそれほど大きな町ではありませんが、イエローナイフは「高層ビル」がたくさん建っているのが不釣合いな街で、人口は約1万8000人しかいません。でも必要なものは何でも手に入ります(大きなモールがある)ので、心配無用です。なお、お酒屋さんは州営のが1軒あるだけで、当然平日の通常の営業時間(日曜日はお休み)だけしか開いていませんから、ビール・ワイン類を安く手に入れておこうと思ったら、そこに行くしかないです(スーパーやコンビニでは酒類は売っていません)。
     こういう小さな街ですし、夜が長いですから、モールなんかでウィンドーショッピングをしながら1週間も過ごすと、自然に多くの人と顔見知りになります。でも車をお願いするのはご用心、空港のすぐ先から未舗装道路になって、次の村まで80キロありますので、街から遠くへは行かないほうがいいです(中心街はせいぜい徒歩10分以内です)。それから先住民の方は立派な方も多いのですが、長い同化政策や高い失業率から誇りを失っている人も多いので、「気軽にお付き合いください」とばかりは言えません(殺人を含む犯罪率はカナダで断然高いのです)。
     私の友人(とか言って5年も会っていない)は白人と先住民の間に生まれた人で、絵描きです。もしかすると彼女の絵が尾翼に書かれた飛行機に乗るかもしれないし、空港や街のあちこちで目にすること間違いなしです。気がつくと彼女の画廊に到着していたりして。
     以上の内容は、イエローナイフが一番のオーロラ観測スポットだと述べているものではありません。