Re: オーロラ観測の確率を上げる

第一に天候のいい場所が良いでしょう。
海の近くは雲が出やすいので内陸の方がいい筈。
以下、以前纏めたものの抜粋ですが参考になれば幸いです。

オーロラは北緯60数度から70度あたりの、地上100km~500kmの上空に現れる。太陽からの磁気嵐が激しくなるに伴い、地球を取り巻くオーロラ帯が南下し、オーロラの動きも活発になる。

アラスカではフェアバンクス近辺がこのオーロラ・ベルトの直下に入る。ここでは夜9時頃から明け方までオーロラが出現し、特に頻度が高いのは夜11時~深夜3時頃の間。オーロラは通年発生するものの、昼間に星が見えないように、空が明るい時には識別できない。従って観察の時期としては9月から4月にかけての、月が明るくない時期がいい。 統計的にオーロラは春分と秋分が活発な時期、つまり3月と9月である。

さらに大きいファクターとしては、太陽の活動レベルと天候状態があるが、ある程度の参考にしかならない。天気予報やオーロラ予報も局地的な展開には当てはまらないことが多い。これが自然観察ツアーの常であり、妙でもある。

日中からずっと吹雪いていた雪が夜半に止み、雲間がみるみる開いて星が出る。やがて素晴らしい光の饗宴が繰り広げられる……という展開が往々にある。

オーロラは通常、北の空から出始めることが多い。やがて光の帯は南に移動し、真夜中頃、天頂を通って西から東の地平線に達する。ブレイク時には全天に光が乱舞する。ロッジやキャビンの中で暖をとりながらオーロラの出現を待ち、現れた後はマイナス20~30℃の屋外へ出て、ブレイクを期待しながら空を見上げ、さらに待つわけだ。オーロラ観察のポイントは、まさに「その一瞬を辛抱強く待つ」ことに尽きるだろう。

【オーロラに関するサイト】

■University of Alaska:オーロラの研究で世界のトップレベルにある同校の地球物理学研究所が発表するオーロラ情報が満載。
 www.gi.alaska.edu/cgi-bin/predict.cgi(英語)

■オーロラの旅・アサヒオーロラ教室:人工衛星から撮影したオーロラ・オーバルや月の位相など、専門的な知識が得られるサイト。
 www.gi.alaska.edu/asahi/jsite/predict_j.htm(日本語)

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