レポート

欧州と日本の夜行列車

公開日 : 2021年01月22日
最終更新 :

大垣行き普通列車、から脈々と続いていた夜行列車の「ながら」がついに臨時列車としての運転も完全に終了するとのこと。
https://www.jreast.co.jp/press/2020/20210122_ho01.pdf
最後のページにひっそりと書かれている。

一方で、欧州は夜行列車の復活、ということで航空機、バスに対して攻勢に出ている。
https://www.deutschebahn.com/de/presse/pressestart_zentrales_uebersicht/Gemeinsam-fuer-Europa-Neue-Linien-im-Nachtzugverkehr-5759896
その昔、オーストリアのOebbが逆張り(?)で欧州の夜行列車網を買い取って、Nightjetとして自社運行始めた時は、いかなる勝算なんだろうと思っていたが、二酸化炭素削減ブーム(?)に乗り、飛行機はやめて列車で行こう、の時勢にうまく乗っている。
https://www.nightjet.com/en/
下の方の写真のように、寝台車、クシェット、座席の3カテゴリー(?)で共に夜行で行こう、と言うのだから、寝台車にこだわるJRとはそもそも考え方が違うのか・・・。
https://www.nightjet.com/en/komfortkategorien/nightjetzukunft
2022年からは新車が投入される、とのことで、どこかの国とはえらい違いである。(たまたまだが、OeBBは21日にジーメンスの工場で製造中の新車の写真をツィートしている。)サンライズ瀬戸・出雲は既に作られてから20年以上たっているが、新車を作ろうなどという話もなくこっちは存亡の危機というのに、である。

コロナウイルス対策があるので、欧州側も予定通りにはいかないと思うけど、高速鉄道と併存できる、と踏んでいるのだろう。日本でも、夜行は勝つ(?)とかの信念を持って夜行列車だけ運営する会社(線路は全て借りればいい)が現れないものか、とも思うが、夜行バスに勝つのは難しいのですかね。・・・

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