レポート

海外旅行用フィンテック?カード

公開日 : 2020年09月09日
最終更新 :

私はこのフィンテックと言う言葉は嫌いなのだけど、最近はフィンテック企業、と呼ばれる会社が増えている。このRevolutと言うのも、2015年に英国で始まったその類(?)の会社なのだけど、日本円での口座開設が今年になって始まったようである。
https://www.revolut.com/ja-JP/

別に私はこの会社の回し者ではないのだが、ざっと特徴を書くと、
1.入金は(日本の)クレジットカード、デビットカードのみで現金の送金は受け付けない。(日本ではこのようなサービスは見たことがない。)
2.VISAのデビットカードが発行され、27種類の通貨についてデビットカードで買い物可能、また、毎月、25,000円に相当する金額までATMによる引き出し手数料無料。(ただし、現在は日本での引き出しは不可、また、ATMによる出金は1でデビットカードで入金した資金のみ対応。)
3.2の27種類に円貨から両替するときの手数料が極めて低いらしい。(ウエブサイトでは銀行間取引と同じレート、と言う書き方)
4.日本の何とかペイのように個人間送金が可能で、それは無料。

2のようなサービスは日本の銀行でもあるが、
https://moneykit.net/visitor/sbw/
https://www.smbctb.co.jp/product/globalpass/
もちろん銀行口座を作って、入金して、をやらないといけないし、対応通貨数が少ない。ATMでおろすことについては、為替レート以上に「ATM手数料」がもろもろかかってくるので、東急カードみたいに全くかからないかどうかはやってみないと分からないが。・・・

また、案外便利ではないかと思うのは、外貨の「ペイ式送金機能(割り勘機能)」である。外国で飲みに行ったときなんか、割り勘で「はい、ひとり20.6ユーロ」とか言われても、円貨でも面倒なのに外貨はさらに面倒である。(面倒なのでアバウト円貨でやることもあるが・・・)これなら外貨でもらっても、余れば別の外貨でも使える(はず)である。

また、全てスマホのアプリで完結する(物理デビットカードは発行されるが)、というのが、いかにもフィンテック企業(?)らしい。もっともスマホは絶対に落とせなくなる(物理的に異なるスマホからもログインできるとは思うが、この辺のセキュリティは詳しく見てない。)が・・・。

この会社、IBANの発行とかもしているので外国(英国?)銀行の免許ももっているのだけど、日本では資金移動業者の登録しかしてない。もっともペイペイなんかよりも歴史は古いみたいだが・・・
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/shikin_idou.pdf
(関東財務局第0060号)

口座を作っても(すぐ作れる、らしい)試しようがないので、とりあえず利用記をネットで拾うしかないのだけど・・・もちろん、ご利用は自己責任で。

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