ダイオキシンの残留 非常に難しい問題だと思います。 結論を先に書くと、短期旅行者が気にすることはないと言って良いと 思います。そもそもこのような調査は例えあっても、一般の人が見ら れる状況にはないと思います。 まず環境中の残留ダイオシシン類について言えば、35年は経っていて、 ほとんど洗い流されている(化学的に非常に安定なので分解はほとん どない)と思います。問題は生物濃縮です。大型生物はかなりため込 んでいると見て良いでしょう。人間も大型動物の仲間ですので、濃度 は高いはずです。植物にどの程度残っているかは、非常に興味があります。世界第二位の米輸出国なので、影響は大きいはずですが、デー タがあるのか否かも知りません。世界規模で研究がなされているので、 そこまで踏み込めばわかるかも知れませんが、1旅行者は知らない方 が良いでしょう。 ベトナムにダイオキシン類が多いことは間違いないでしょうが、日本 に居てもみなさんしっかり摂取しています。特に日本人は魚が好きで すし。現地で仮に一時的に多く取り込むことがあっても、これまでに 摂取した量に比べれば微々たるものと言えると思います。それに、ダ イオキシン類よりも、タバコの害のほうが断然上を行きます(日常的な ”被爆”と量の多さで)。それでもダイオキシン類の摂取をできるだけ 低くしたければ、食べ物の内容と産地(特に魚に関しては)を気にして ください。 今、ベトナムではダイオキシンなどよりもトリインフルエンザのほう が、断然深刻です。こちらは急性で命を脅かします。ベトナム国民は 仕方ない(東西南北を問わず同じ状況)としても、ベトナム政府にも危 険性の認識が甘いような気がします。
ありがとうございます。 早速のレスポンスと詳しいお話ありがとうございます。そうですね、鳥インフルエンザもありますし、今回の旅行は食事制限が厳しくなりそうです・・・
Re: ありがとうございます。 書くことはいろいろありますが、一点だけ。 稲は根でダイオキシン類を吸収しても、上に上がりにくい性質があるそうです。 これとはまたっく関係ありませんが、ふつうのベトナム人は米ばかり食べています。 米は良質のたんぱくも含まれ、まさに奇跡の食べ物ですね。