レポート

新型コロナウイルス対策その2

公開日 : 2020年02月25日
最終更新 :

先日、フランス行きの知り合いの話を別トピで書いたが
https://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/1064404/-/parent_contribution_id/503387/
書くだけ書いてほっておくのも(?)無責任か、と思うので続きを書くが、さて、どうしようか会議を週末にしたそうで、その様子を聞いてみた。

問題になったのは「行った先(フランス、ドイツ)で発症した場合のリスク」とのこと。これは向こうで感染する話ではなく、発症しない保菌者のまま出国して、フランスなりドイツで発症する(こちらの方が確率的には高いと思う。)ケースで、いずれにしろ他国で発症すると14日、ではなく、もちろん直るまでは留め置かれ、出国許可をもらうような羽目になる。そうなっても大丈夫か・・・。その場の結論は大丈夫(!)となったそうなのだが、普通のサラリーマンは耐えうる結論(?)ではないだろう。それも踏まえて、もう一週結論を待とう、となった。

北イタリアがあんな状態なので、チロル、バイエルンも厳戒態勢のようで、ごほんごほんする乗客がいるとのことで、ブレンナー峠で止められた列車(後に運行再開)のニュースをやっていたが、ニュースの映像を見ているとマスクを付けている人達もちらほら見える。フランスも英国同様、学童については「汚染地域」から帰ってきた場合は14日自宅待機、となったようだが、大人についてはまだお達しはないみたいである。

昨日、渋谷駅で小さな子供を二人連れた家族4人の西洋人観光客を見たが、みんな3Mの排気弁付きマスク(あんな可愛い子供用もあるのね。・・・)を付けている。が、少なくとも渋谷ではあの格好は異様である。・・・いずれにしても、これらに比べれば「感染してから数秒~数時間で必ず発症するゾンビ映画」なんて、どれだけ安心できることか・・・。

私も先週末の行動を見ると、名古屋高速も通り、相模原の人とお酒を飲んだ。東京だがスポーツジムにも行った(名古屋弁ではスポーツジムのことを「屋内施設」と言うそうだが、あんな発表の仕方をして何の意味があるのだろう?)これは全て後になって(=発表があって)考えてみたことだが、確かにどこで感染するか分からない。

厚労省の今日の発表は、てっきり厚労大臣の解任から始まる、と思ったのだが・・・年金問題、雇用統計問題、と構造的にどうかしてる役所に私たちは命を預けることになる訳だけど、いかがなものか・・・中国発表(これもどこかの国の財務大臣のように「中国発表の数字は信用できん」と言う方が正しい、と言う人はスルーしてもらうしかないが。)の死者数が減ってきたのが、やや救いのような気がする。

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2件のコメント

  • 殺菌剤

    殺菌剤はアルコールが推奨されていますね。
    SARSの時は、次亜塩素酸ナトリウムと、ポビドンヨードも有効といわれていたのに変ですよね。
    まさか、二酸化塩素は出てこないと思いますが、それらはどこに行ってしまったのか。

    高齢者は重症化しやすいので、ご注意ください。
    良いご旅行を。

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  • 20/02/25 22:01

    日本もイタリアを見習うべきか??

    厚労省には随分厳しいのですね。確かに、厚労省に関しては2009年の新型ウイルスの水際対策が全く役立たなかった上に、その反省がなされていない時点で、さもありなんというところ。

    クルーズ船、屋形船、観光バス、タクシー、病院、さらには香港での火鍋(武漢の大宴会も拡大を促進したと言われている)、イタリアのバール仲間やスポーツ大会や集いなどからわかることは、大人数での食事、特に他人の唾液が掛かる、食器が使いまわされる可能性のある会、過密状態での接触を極力避けることです。この点、日本の小中学校の環境は極めて悪いのですが、何故か集団感染や接点という報告は日本ではない。この際、東京五輪は早めに中止決定すべきでしょう。他でも書いたのですが、大相撲は中止すべき(飲食もするし)なのは明白なものの、これ(中止)をやると五輪開催強行できなくなるので、国が抵抗するでしょう。

    一方、イタリアは大胆な対応をとりました。日本も見習っても良い気がします。地球温暖化対策と同じ発想なのでしょう。まだ不確定要素が多くても、手遅れになった時点で嘆くよりも、目先の経済よりも将来の経済を考えるとこうなるのでしょう。

    実は、最近、ある国から別の国に飛んでまた戻るつもりで出たところ、戻る日の空港で、はじめの国に戻っても入国できないことを告げられました。入国はできても、14日の自宅軟禁です。カウンターで別々の航空券を発券し直し、ショートカットで帰国しました。その時使ったフライトも数日前に確かめたら運休になっていました。それでも、帰国できただけでも幸い。さらに、出発直前にフライト欠航で繋げなくなり、色々探したが結局前倒しで飛んで、戻りも前々日に欠航便の通知。いつ、片道航空券になるか、綱渡りです。

    実は奇跡が起こる可能性も捨ててはいません。それは、軽症者はなにもせず放置。その中で重症者でたら集中的に治療する。今は、特効薬がないのですが、ウイルスは感染・複製が複雑なのは確かなのですが、逆にその特徴を利用してピンポイントで攻撃が可能です。エボラでも効いた(ただし重症者は手遅れでしたが、現場は戦争状態に近く、きちんとした治療ではない)という報告のある薬には期待しています。もしこれが効けば、重症化を止められるので、誤解されると困るのですが、安心して感染できます。多くの人はカゼかそれに毛が生えた程度で治るので。

    中国の一部の地域が、日本と韓国とを逆入国禁止にするという報道がありました。なんと皮肉な。関係ないことですが、その天下の某有力紙が、終息には時間がかかると書いていましたが、終息は無理で、当面目指すのは収束です。チェック機構も杜撰になったのかなあ?

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    Re: 日本もイタリアを見習うべきか??

    JORGEさん、こんにちは。

    私が激怒(?)するのは、ダイヤモンド・プリンセスに乗船した厚労省の係官や検疫官が何人も感染していることです。自社社員(!)を大切にしない風土もですが、彼らプロ中のプロが感染するのなら、一体我々はどうすれば感染を防げるの?というのは素朴な疑問です。例の神戸大学の先生の告発は、ややエキセントリック(?)で好感が持てなかったのですが、船内のゾーン分けがででたらめだった、と言うのは今では信じますけどね。

    コンテ首相が自ら先進国としては異例の措置、と言ってたみたいですが、確かにあそこまでやるとはびっくりしました。かえって、仏独あたりがイタリアの対応を見て、過剰な反応を示さないように・・・と思っていますが、イタリアの対応が過剰ではなく、あれが本当なのかも知れません。

    ところでダイヤモンド・プリンセスは既に次の運航を決めているみたいですが、
    https://www.cnn.co.jp/business/35149786.html
    微妙な寄港地ですね。・・・
    https://www.princesscruises.jp/voyage/M014/