ディンケルスビュールで１泊、翌日ネルトリンゲン、アウクスブルク半日ずつ観光のほうがいいかも

ロマンチック街道がメインならローテンブルク、ディンケルスビュール、ネルトリンゲンで十分時間を取るといいですよ。私が示したのはあくまで最低の所要時間です。
なぜなら、ヨーロッパバスが１９７１年に誕生したのは観光客には交通が不便だった３つの珠玉の街を結ぶのが理由だったのです。ローテンブルクとネルトリンゲンには列車でいけますが、ローテンブルク～ネルトリンゲンはバスを乗り継がなければ訪れることができなかったからです。

特に中世のままのディンケルスビュールのほうが戦災で旧市街の４割が破壊されたローテンブルクよりもいいと言う方が多いのです。

マルクト広場に面した１５世紀建造のホテル・レストランのドイチェスハウスは国宝級の木組み建築といわれるほど素敵です。食事かお茶で中に入ってください。
同じく１５世紀建造の木組み建築のホテル・ゴルデネロゼはビクトリア女王も滞在した宿でレストランも素晴らしいです。どちらも気楽に利用できます。

見どころは聖ゲオルク教会。７７mの塔上からの旧市街と水郷が一望です。貴族の館で、花いっぱいの中庭が美しいヘーツエルホーフ。郷土博物館もぜひ。城壁も一部登れます。

ヨーロッパバスなら旧市街下車で便利です。
もっと早いバスをドンビュールで乗換えていく場合はバスターミナル下車ですが、大通りを右へ、交差点で左折すれば旧市街入口のヴェルニッツ門で、分かりやすいです。

２１時には中世のマントを羽織った夜景が角笛を吹いて街を巡回するので、ここでも１泊したいです。

朝のバスでネルトリンゲンへ。円環都市と呼ばれる正円の旧市街を真ん丸い、屋根付きの城壁が一周しており、城壁は３つの街でここが一番です。必ず一周してください。旧市街の眺めが最高です。ここも高さ９０mの聖ゲオルク教会の塔からの眺めが圧巻です。ランチもここで取り、午後列車でアウクスブルクへ。

ここはドイツ最古の古い街ですが、戦災で見どころは修復したもの。中世そのままの３つの街とはとても比較できません。午後いっぱいの滞在でいいでしょう。２１時ころまで明るいのでフュッセンまで行き、泊がベターです。