英国航空とヨハネスブルグ

　ヨハネスブルグ-ビクトリア・フォールズを結ぶ英国航空ですが、たぶんウェブ上で表示されるより安い値段(昨年私が日本の旅行会社から値段を教えられた後、びっくりしてウェブ上で調べたらヨハネスブルグ-ハラレ間が20,000円強となっていた)で出されているかもしれません。ただしワン・ワールドお得意の「マイル加算なし」の切符である可能性が大ですが(去年はハラレでJMBのカードを出したら、「はい加算しときます」と言われ、帰ってから日航のサイトで見たら0マイル加算でした)。だからもしまだイギリスなどヨーロッパにお出ででしたら、どこか訪ねてウェブより安い切符がないか探すのがよいと思います(実際には英国航空ではない、コムエアーという南アフリカの航空会社で、安全度には少々不安がある会社のようです)。ジンバブエ航空がジンバブエ内を飛んでいますが、安全性、定時性などに大いに問題があるようなので、ご利用はお勧めできません。英国航空は路線、時間とも限られているので、代理店などとじっくり相談されて旅程を決めるのが一番よいかと思います。
　ヨハネスブルグの最小接続時間ですが、国際線ターミナルは一つしかありませんし、大きさも関西空港くらいですから、荷物がスルーチェックインになっていれば、新しいチケットをもらい、手荷物検査を受けて出発ロビーに上がれば次に乗る飛行機が待っているという感じですから、1時間程度ではないでしょうか。チケットを買う際にご確認ください。
　もしヨハネスブルグに1泊するのなら、治安がいいとされるサントン(私は2004年の総選挙の日に2泊しました。「選挙で負けた側が暴動を起こすかも知れない」とジンバブエでお世話になった人に警告され、ホテルでも「夜は絶対外に出ないように。命の保証はいたしかねます」と言われました。昼なら歩いて5分もかからないところに大きなモールがあって、見て回ったりも出来ましたが、夜はホテルで食事するしかなかったです)かローズバンクなら一応大丈夫(ただしどちらも昼間のみ)、空港近くにもホテルやB&Bがあります。都心は避けたほうがいいでしょう。
　ヴィクトリア・フォールズからの飛行機は午後早い時間に着きますから、空港内での両替、インフォメーションでのホテルやタクシーのアレンジなどはできるでしょう(それでも注意は怠らないほうがいいです)。社会科見学が好きなら、ソウェト・ツアーなどがあります(ホテル等でアレンジ、ソウェトは昔と違ってずいぶんきれいな街になっていますが、都心は運転手も怖がるくらいで、もちろん信号無視で走りながら説明でした)し、もちろん他の方がおっしゃっているような自然公園での体験などいいと思います。
　ジンバブエでは、向こうの大学教員のお宅に泊まっていたのですが、彼らは5時になるとさっさと家に帰り、自宅で夕食の後、家族団らん(国営放送の毎日連続のコメディとすごいジンバブエ訛りで流すニュースを毎日見ていました。先生はイギリス留学組ですから、バリバリのイギリス英語を話すので、落差が激しかったです。もちろん衛星放送が入るので、BBCだってCNNだって中国の番組だって見ていました)という感じで、ナイトライフみたいなものはあまり主流ではないみたいです(南アフリカでホーム巣ティした学生も同じようなことを話していました)。
　ではよい旅を。