退会ユーザ @*******
05/11/13 23:26

Re: ネパールの治安情報について

深夜さんへ

先月二週間ほどネパールへ行ってきたばかりです。

カトマンドゥとポカラだけでしたが、まず治安の面からいえば何事もありません。
町には警備のための銃を構えた兵士たちがちらほらいましたけど、ごく普通の庶民の生活が守られています。

ただ、最終日。いよいよ帰国の日にバンダにぶち当たりました。
それまではタメルの安宿に居ましたけど、あまりに騒音がひどいのと部屋がボロいのに嫌気がさし、
ホテル、アンナプルナに65%ディスカウントの料金で一泊しました。
ま、それが幸いしました。
朝8時から夜の9時まで、ガバメントの手配するバスが1時間おきに来るとのメッセージが部屋に届いていました。
翌朝、フライトに合わせ11時にやってきたバスに乗りこみました。
バスはタメルの入り口付近(銀行の前あたり)、そしてホテル、ヤク&イェティを巡回し空港まで行けました。Rs100 です。

不運にもバンダに遭遇した場合。

法外な料金でタクシーで空港に向かうといったことを強いられることはないでしょう。
ただ、タメルに宿泊するのなら何時に何処に待っていればバスに乗れるのか、情報収集は大切です。
ないしは、ヤク&イェテイに移動してバスを待つかです。

市内および近郊の観光エリアへは、旅行社がおかかえの車を持っていますから支障はありません。
旅行社を通さずに自力でもっとも安い手段、つまりバスで移動することはストでストップしていますから不可能です。

そんな訳でバンダ当日はほとんどホテルにいましたから、タメルがどうなっていたかは分かりかねます。
しかし群衆が集まってのデモとか、そんなことは一切ありません。
バンダとは緊張感がまるでないストだということは分かりました。

TGのバンコク経由です。乗り継ぎの時間が3時間ほどなので
日本を深夜出発するフライトならその日の午後にはカトマンドゥに到着できます。
あるいは、疲れるのでトランジットしても無論かまいません。
私は若くありませんから、バンコクで往復それぞれ一泊しましたけど。

ちなみに、カトマンドゥ、ポカラともにホテルは閑散とした有様です。
ホテルのスタッフが外国からお客が来ないと嘆いていました。

いつなんどきバンダがあるか分からない状況です。
1ヶ月も滞在されるのなら、どこかで遭遇することは覚悟しておいたほうがいいかもしれませんね。
ローカルバスで節約旅行をしたいというのなら支障がでましょう。

不運にも観光を予定していた当日にバンダになるとの知らせを受けたなら、(前日分かります)
旅行代理店でツアー参加を申し込むか、
あるいはホテルの部屋でのんびりとくつろぐしかないでしょう。

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1件のコメント

  • 05/11/14 12:49

    Re^2: ネパールの治安情報について

    ブーバーさん、
    ネパール情報ありがとうございます。
    大変参考になりました。

    ところでバンダとはなんでしょうか? 
    マオイストによるデモみたいなことですか?

    それと
    >カトマンドゥ、ポカラともにホテルは閑散とした有様です。
    と言うことは、観光客が少ないということでしょうか?
    外務省の海外安全情報も見ましたが、「渡航検討」の地域が
    多かったです。

    質問ばかりですみません。

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    退会ユーザ @*******
    05/11/14 17:10

    Re^3: ネパールの治安情報について

    深夜さんへ

    05-06年版の最新の「歩き方」でようやく取りあげられました。

    バンダとは一斉ストライキのことです。
    公共交通機関・商店・会社などがその日一日だけ休業してしまいます。
    旅行でもっとも影響がでるのがバスやタクシー、テンプーなどのストップですね。
    レストランも閉まりますが、ホテル内のレストランは通常どおりですから、少なくとも食事にありつけないことは
    ありません。
    各労働組合が共同してバンダをおこないます。マオイストの反王制、民主化に賛同する形をとっています。

    以前訪れたのは8年も前のことです。
    その頃に比べたらずっと外人観光客の数は減ったという印象ですね。
    それと、カトマンドゥ、ポカラともにホテルの数が増えすぎて供給過剰になっているのですよ。

    だから、アンナプルナみたいな5スターホテルでも67%引きという大幅なディスカウントプライスで泊まれます。
    いきなりホテルへ行ってもダメで、旅行代理店から申し込めば、まず大抵の中~上級ホテルの料金は値引きされます。

    バンダの日にぶち当たるかどうか。

    何事もなければポカラやチトワンへはツーリストバスでほぼ時間どおり到着できます。
    昨年もそうでしたが今年1月でしたか、もっとも政情が不安定な頃。
    チトワン~カトマンドゥに戻るまで検問があってバスで10時間もかかった災難に遭われた人がいました。
    今はその頃よりはるかに沈静化していますから、バンダがなければバスでの移動もあまり問題ないと思います。

    カトマンドゥ市内のダルバール広場、パタン、あるいはバグタプルなど。
    文化財保護基金として外人はお金を支払わなければなりませんが、そういった所を見物するのには影響はないです。
    ただ、移動手段でミニバスもタクシーも使えなくなってしまうのが問題ですね。
    ツーリストオフィスを併設しているホテルに宿泊していれば、車を工面してくれますから観光は支障ありません。
    そういった車には当日は「Tourist Only」の張り紙がしてあります。

    その他の注意として…

    両替所はいたるところにあります。手数料の差は気にすることないです。
    TC はかえって厄介ですね。$での支払いが定着していますから少額ずつ$をNRs に両替していったほうがいいです。
    両替所で1$がRs71。ホテルだとRs69。ホテルで両替している外人も結構いました。
    帰国時に再両替する必要がないよう使いきってしまうことが大切です。

    それと小額紙幣をいつも財布にキープしておくこと。
    高額なRs500紙幣はおろか、Rs100紙幣ですらお釣りがないことがよくあります。

    めったにしか観光客が通らない山岳ルートを一人きりでトレッキングしないのなら
    マオイストに出会って金品を要求されはしまいかとの恐れはありません。
    通常の範囲内での観光であれば、心配しすぎることはありませんよ。

    これからの時期ヒマラヤはよく見えるでしょう。
    朝晩は冷えこみますから防寒対策はしっかりしていったほうがいいですよ。
    (使い捨てカイロがとても役に立ちます !! )