レポート

台中のお酒と食事 その1

公開日 : 2019年05月18日
最終更新 :

20世紀にはまずいビールの代名詞として「台湾啤酒」は有名だった。私は「一度でいいから羽田から海外旅行にいってみたい(最近の若者には何のことか分らないだろうが)」というのを実現すべく、一度だけ中華航空で中正機場経由で香港に行ったことがあるのだけど、その時に飲んだ台湾啤酒のまずさと言うのは、忘れられない。

例えば中国のビールは雪花、青島等、薄い、と思うことがあっても、まずい、とは思わないのだけど・・・。21世紀まで専売制だったから仕方ない、と言う人もいるが、では最近はどうなのか・・・
(歩き方には「台湾ビールといえば台湾啤酒」とか訳の分らない書き方をしている(?)ので、念のため書いておくと、台湾は20世紀まで国営の台湾啤酒しかビールの生産が認められていなかったので、「台湾のビール」と言えば、台湾啤酒しかなかった。今は自由化されているが・・・自転車やパソコンのように輸出しているとも聞かないのは、中華圏の酒飲まず文化が影響していると思う。(大陸メーカーは人数で稼いでいる(?))令和だって元をたどれば中華酒飲み文化が無ければ生まれてないのに、いつ頃から彼らは飲まなくなったのか・・・)

で、今回の初訪台はまずは台湾ビールから・・・と言うことで、お酒とちょこっと食べ物について、書いてみたい。

1.烏日啤酒廠(台中)
ピーチで桃園に着き(これはちょっぴり羽田→中正の昔のルートにこだわった・・・)そのまま高速バスで台中站まで行き、台中站から台鐵で烏日へ。高鉄烏日站(と現地では言ってるみたいだが)の方が近いと書いているガイドもあるが、台鐵烏日站のすぐ裏側にある。現在、台中都市高速鉄道計画(?)みたいなのに基づき、台鐵の高架化と都市鉄道化を進めていて、建設中の高架が完成すれば歩いて5分もかからないと思うが、今は反対出口からぐるっと回って線路を横断する必要があり、10分くらいかかる。

台湾ではよくあることだ、と聞いていたが、今回苦労したのは、ガイドブックやグーグル先生が営業中、と言ってるのに、そのお店、施設が閉まっていること。全部で四か所経験した。これはかなりの時間のロスになるので、どうしたものか・・・ここの工場も付属レストランが三つくらいあるはずなのだが、全て閉まっていて、ビール工場の見学パネルコーナーとお土産コーナーしか開いてない(休日だったせい?なことはないと思うが・・・。)係の人に「レストランは開いてないのか?」「開いてない。」「ここでビールを飲むことは出来ないのか?」と聞くと・・・「サービスだ」

と言うことで、カウンターに連れて行ってくれて、よく冷えた「18天台灣生啤酒」の小瓶を1本、無料で栓を開けてくれた。私としては有料でいいのでちゃんと(?)飲みたかったのだが、ありがたく頂戴することにした。(メニューとかもなく、有料で飲ませる雰囲気ではない。)

これが有名な生ビールなのね。・・・と、一口のんでふーん、と思ったが、二口目であの機内の台湾ビールを思い出した。まずい。・・・うまく表現できないが、中国各社のビールは薄くてもビールの味がするが、台湾ビールはビールの味がしない・・・所詮嗜好品なので、味の好き好きは各人の勝手なのだけど、ブログで見ていてもまずいと思っている人はそこそこいるみたい。・・・この後、結局四日間で600CCの大瓶を9本飲んだので、台湾啤酒にとっては安いプロモーション料だったと思うが、その後、18天ビールは飲まなかった。
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29040/

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6件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    19/05/20 00:29

    今は台湾にもおいしいクラフトビールありますよー

    高島たいら様、こんばんは。

    ビールの話というと出てこずにはいられません。しかし、その件の不味い方の台湾ビール、私は飲んだことも見たこともありません。台湾に通うようになったのが10年ぐらい前からなので、緑の方のしか知りません。でもこれ、バドワイザーよりはましだと思います。

    それよりも、台湾でも少しずつ地ビールがブームになってきていますよ。台北には既に数店あります。いくつか行きました。
    https://tg.tripadvisor.jp/news/advice/craftbeer-taipei/
    2月に行ったときはエバーに乗ったのですが、珍しく台北の白ビールを出してくれて、これがなかなかおいしかったです。缶の写真をとっておくべきでした。銘柄忘れてしまったのです。
    高雄にももちろんあります。昨年は元宵節の頃に行ったので、愛河のほとりではランタンと共に屋台が出ていて、お洒落な地ビールの露店が幾つもありました。試さずにはいられない、というわけで、もちろん飲みました。まずは代表的な打狗ビールの白。しかし大ビンしか売ってなくて、これを歩きながら飲むというまるで人間のクズみたいなことをやりました。しかしまだまだ改善の余地がある味でした。
    https://ja-jp.facebook.com/Tkbrewing/
    台中にはまだ地ビールないかも知れません。そのうちできるでしょうね。
    ビールではなく地酒なら宜蘭のが有名らしいですが、まだ飲んだことがありません。

    2週間前に行った香港では尖沙咀のカオルーン・タップルームに3日連続で行って香港地ビールを堪能していました。台湾よりレベル高いです。ここもIPAが流行中のようです。門神ビールその他また飲みたいです。

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    Re: 今は台湾にもおいしいクラフトビールありますよー

    Maledettaさん、こんにちは。

    おっしゃるとおり、バドワイザーよりは私も金牌の方がいいと思います。

    別途書きますが、高雄の有名なクラフトビール屋の本拠地、ということで恒春のブリューワリーに行きました。(メインは映画「海角7号」のロケ地を見たい、というものです。念のため。)ホップ何とかと言うのと、ピルスナーを勧めるので500CCずつ飲んだのですが・・・・やはり、この辺は台北、高雄で真面目に飲んでみないと分らなさそうです。

    Kowloon Taproom、確認しました。私がいつも通っているのは、そこから2本ほど東の楽道と北京道が交わるあたりのDelaney'sというアイリッシュバーなのですが、そろそろ新規開拓を考えていたところです。次回訪香時には行ってみます。

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  • 20世紀にはまずいビールの代名詞として「台湾啤酒」は有名だった。

    台湾啤酒のまずさってそんなに有名ですか。

    その時に飲んだ台湾啤酒のまずさと言うのは、忘れられない。

    スーパーとかでみたことあるから何回 か買って飲んだ ことあるけど、そんなに印象ないです。

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    Re: 20世紀にはまずいビールの代名詞として「台湾啤酒」は有名だった。

    ポチとミケさん、こんにちは。

    今回、食べ物関係は、20世紀に話題になっていた「サバヒー(虱目魚)、黒松沙士、台湾ビール」のうち、サバヒーと台湾ビールはどうなのかを現地で見たい、というのがありました。(黒松沙士は池袋とかでも売っていて、これは時々飲むことがあります。ルートビア、ドクターペッパー、黒松沙士の三つをブラインドテストしたら、当てられる人がいるだろうか・・・とは前から思っていますが。)

    台湾ビールは缶ビールで言うとアルミ色(?)にそのまま印刷された分(今のクラッシック)が、私の言う「まずい方」で、 今回初めて飲んだ「金牌」という白色に緑色で印刷された分は、まあまあかなあ、と言うところです。その「アルミ色」の分は、当時の「台湾旅行のパソコン通信」上ではまずい、と言う人が多く、若干先入観あり(?)でその昔飲んだのですが、「なるほどまずいや・・・」と妙な感心をした覚えがあります。別途トピを挙げますが、そのまずい方・・・にも今回巡り合いました。

    お店を見ていると、「金牌」しか置いてないところが多く、台湾人も昔の台湾ビールはまずい、という認識があるのでは?と思ってしまいましたが・・・おかしかったのは高雄空港のラウンジで、なぜかビールが青島になっています。国際線ラウンジでは気を使っているのか(?)・・・中国人も別に青島なんか飲まない地域の方が多いから、大陸観光客に配慮しているわけでも無さそうだし・・・謎でした。

  • たいらさん、こんばんは。

    台湾旅行は、Hanako tripや、小学館、実用シリーズにでてますな。

    まず、ガイドブックを読むことをお勧めします。 
    まずいものは食わない!

    よいご旅行を。

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  • 台湾ビール

    台湾ビールは口に合わないので買いません飲みません。

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    Re: 台湾ビール

    ケケッチョさん、こんにちは。

    しかし、それだったら台湾旅行は「禁酒旅行」になりませんか?(お酒を飲まない方だったらすみません。・・・)

    ガイドブックだと台湾ビールか、最近流行(?)のクラフトビールくらいしかアルコールのお勧めが無く、台北、高雄のような都会は「バー」もあるようですが、台湾ビールがやっぱりまずかったらどうしよう?と不安を感じながらの渡航でした・・・

    海外では家飲みは原則しない(?)ので、コンビニやスーパーのアルコール売場は見ませんでしたが私が入ったところでは、ハイネケンを置いているところがあり(2軒)、せいぜいその位なのか・・・というところです。高雄はもっと見て回りたかったのですが、滞在時間12時間だったので、それは次回(最低、もう一回は行こうと思いましたが)に取っておくことにします。

  • 台中のお酒と食事 その3

    3.台中站近くの飲み屋
    よくある「東京のおいしいレストランのお勧めを教えてください。」に近いものがあるが、台湾の飲み屋として「熱炒」と言うのがある、と言うことは調べていた。で、台中、熱炒でグーグル先生に聞くと、站から遠いところしか出てこない。(ちなみに「歩き方」「台北ナビ」には飲み屋は皆無で麺、飯、スイーツばっかり。)自力で探すしかない、と思い、ホテル(プラザホテル)から、五權路あたりまで歩いたのだが・・・判断基準としては、テーブルの上にビール瓶を置いて食べている、か、台湾啤酒が入っているガラスの冷蔵庫がある、くらいだが、どうしても適当なところが見つからず、いまいちと思いながらも入ったのが、台湾大道沿いの荘陶記鮮味館。
    (普通の食堂と思う。)

    何しろ初台湾飲みなので、若干緊張したが、例の何度も使えるラミネート加工のメニュー兼伝票を持ってきたので、なるほどガイド通りだ。・・・と思いつつ、当然伝票は中文で店員は英語もしゃべれない。昔、東莞の街中華屋で「チンジャオロース」はそのまま通じたので、以来、苦しいときの「ちんじゃお物」なのだが、台中名物が何かとか言うことより、まず今日はこちらの食べたい物を食べるのが先決ということで、青椒肉絲と蔥爆牛肉(これはネギと牛が爆されている、と言うことで、視覚的に(?)目についた。)の2品。100元台なので、量がそこそこあるはずなので、まあ、様子を見て追加だな、思っていた。

    ビールは台湾啤酒金牌を持ってきてくれた。この金牌はおいしいとまでは言わないが、昔の台湾ビールに比べれば格段の進歩(?)が見られて、以後「ジンペイ」が定番になった。(伝票にも「金牌」とだけ書いてる事が多い。)計2本飲んだ。昔、「ビール飲み放題、ただし、瓶ビールのみ」という居酒屋で聞いたことがあるのだが、ジョッキに比べて、瓶ビールの手酌というのは、なかなか量が飲めなくなる、とのこと。なぜ台湾啤酒は飲食店にタップ式のサーバーを提供しないのだろう?それとも台北とか高雄のような都会は違うのか・・・あの18天もちょっとはおいしくなるかも・・・栓抜きでビール瓶の栓を開けたのは10年ぶりくらいである。

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  • 台中のお酒と食事 その2

    2.后里・月眉周辺のワイナリー(台中)
    (1)樹生休閒酒荘
    ここはどうやって行くのか悩んだが、有名らしい麗寶樂園(遊園地、サーキット、アウトレットモールが一体となったレジャーランド)のすぐ近くなので、ここを目標した。烏日からの道順をグーグル先生に聞くと(今思えば)何を血迷ったか、大甲まで行ってバスに乗れ、と言うので、烏日から后里方面に行くのに台鐵で「南下」することになった。(海線・山線については別途書きたい・・・。)

    地理的には大甲と后里の間くらいにあるが、実際は麗寶樂園行きのシャトルバスが台中、后里から走っていて、路線バスだと后里から行く方が近い。(30分に1本くらい、麗寶樂園まで30分)台湾で最も有名なお宮の一つである大甲鎮瀾宮にお参りしてから、と言うのも悪くはないが・・・結局、大甲からの路線バス(30分に1本くらいある。麗寶樂園まで1時間弱)で行った。麗寶樂園は園内の奥深くにバス停があり、そこから歩く羽目(15分)になった。樹生休閒酒荘に一番近いバス停は今もって分らないが。

    ワイナリーは大きな通りに面していて、すぐに分る。スタッフも親切なのだが・・・ここは簡単なレストランがあるのだが、なぜかそこではワインがない。(いっしよに作っているらしいジュースはメニューにある。)何でワイナリー付属レストランでジュースを飲まないといけないのか分らないが、サクッとワイン一杯、とかビール一杯とかいう文化がない。(と、ここから先の各地でも感じた。)

    試飲は出来るというので、売っているブラッククイーンを飲ませてもらった。ブラッククイーンというのはご存じのとおりマスカットべりーAと同様、日本独自の葡萄品種なのだが、何と外国で作っているとは・・・これも植民地時代の遺産だとしたら、おいしくないビールとワイン(ブラッククイーンも賛否両論あるだろうが、日本でもほとんど普及してないところを見ると、私と同様おいしくないと思っている人が多いと考えているが・・・)を残していった大日本帝国は、中華の地では酒はどうでもいいと思っていたのか・・・。

    辛口と甘口の両方飲ませてもらったが、甘口に関しては、赤玉ポートワインの世界である。私は小さなワイナリーでは試飲=購入という主義なので、辛口を買った。380元なので、まあ妥当な値段というか・・・。結果として、台湾で買ったお土産はこれだけだった。

    (2)月眉酒荘
    麗寶樂園から樹生休閒酒荘に行く途中に見つけたのだが、麗寶樂園の北側にずっと続く道に看板があり、5分くらい北側に入ったところにある、が、入口は開いているものの、ニーハオと何度大声で叫んでも誰も出てこないので諦めた。立派な試飲用カウンターもあり、私好みのワイナリー(?)だったのだが・・・今回、行き当たりばったりで行ったのだが、台中の観光局あたりでもうちょっとよく調べるなりしてからうろうろする方がいいと思う。

    ちなみにあたりは全面的に棚式の葡萄畑で、生食用かワイン用かは分らなかったが、見ているとすでにベレイゾンが始まっている。日本より2~3ヶ月早い。暑い地方は高原等の高い地域で葡萄を栽培することが多いが、この近辺は標高が高い訳でもなく、何で葡萄栽培が盛んなのか・・・というような話を一度まじめに聞きたいものである。

    (3)おまけ・・・台糖月眉觀光糖廠
    樹生休閒酒荘から10分も歩くと台糖の観光工場がある。甘党系だが昭和の雰囲気が濃厚(特に遊具系)でそこそこ面白い。ここから后里行きのバスに乗ると、次のバス停が松鶴農產品酒莊というワイナリーで・・・と言うことで、近所のサックス博物館(行けなかったが、面白そうである。)も含めてワイナリー巡りを真面目にやれば1日はかかる。下調べが必要だが。

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