先日、初めて訪台したのでお金事情について書いてみたい。台北には足を踏み入れなかったので、括弧書きにしている。・・・
1.桃園機場
入国すると台湾銀行の両替窓口がある。これがかの台湾銀行か・・・。台湾には日本の植民地銀行の後継がいくつも残っているが、やはり親玉だし・・・台湾では旧日本系(台湾銀行)、旧大陸系(兆豐國際商業銀行)、台湾系(中国信託銀行)、外資(HSBC台湾)等、マニア(?)好みのラインアップの各銀行を見てみたい、というのがあったが、そんなものを見ているヒマはなかった。(都会にいかなかったのもあるが。)
到着ロピーの台湾銀行のATMで両替。すぐ横には3社の合同SIMカード売場と至れり尽くせりである。台中に直行するつもりだったが、悠遊卡を手にしてから行きたい、と思っていたら、1階のバス乗り場に行く手前に悠遊卡を販売する怪しいブースがある。値段を聞くと100元と定価なのでゲットして、1000元チャージ。台中行きのバスチケットはクレジットカードで購入、とまあ、スムーズな空港である。
余談だが、ちょっぴり意外だったのが、空港内の台湾銀行でZARの交換が出来ない(さらに桃園空港内ではどこでもできない、と明言された。)、と言われたこと。
そもそも今回台湾に行く気になったのは、ケープタウンのボーア人の遺跡を見て、そう言えば平戸も長崎も見ているけど、台湾のオランダ人遺跡を見ていない・・・ということから始まっているが、南アフリカは台湾人の観光客も多いし、第一、最後まで台湾と国交を保った唯一の「大国」ではないか・・・ということから、余っている手元のZARを替えるにはいいところだ、と勝手に思っていたのだが・・・。
2.ATM
ATMのキャッシングレートがいい事については、改めてレート比較はしないが、まずは空港内の台湾銀行のATMではビックカメラVIEW・JCBを利用。東急カードもATM手数料無料なので、変な話だが、日本国内と異なり、目にするATMはどれを何回利用しようが手数料無料(どこの国でも同じ・・・はずである)・・・ということで、都合4回も使ってしまった。
(台湾、ファミマ台新、セブン中国信託、台北富邦)コンビニに行けば必ずATMがあるというのは心強い。ちなみにセブンではなぜか東急マスターカードが使えず、操作が違っていたのか・・・JCBはOKだった。
台湾のATMはVISAとかマスターカードのマークが付いてない場合が多い(ファミマの台新銀行、セブンの中国信託銀行のどちらも付いてない。)ので、取りあえず、適当に選んだATMを使うことになる。。ちなみにJCBの二回が3.59だったのに対して、東急カードMastercard二回が3.63。日付は違うのだが、為替レートが1%も違ってないはずなので、やや、JCBの方がいいのでは・・・という今までの経験論を裏付ける(?)結果となった。(利息を含めないレート)もちろん利息の問題はあるが、キャッシングしたお金を悠遊カードにチャージして使うのが一番いいのではないかという結論。
3.悠遊卡
なるほど、これは確かに便利である。私が一番感心したのは台鐵と全てのバス(霧社行きや台南市内のマイクロバスも)もこのカードで決済出来て、キャッシュが要らないことで、これは徹底していて日本も見習うべきと思う。台鐵は区間電車5回、自強号1回乗ったがこれも悠遊卡で乗った。ここの板でも時々話があるが、台南→高雄はホームで、無座なら自強号にも乗っていいか?と念のため駅員に確認して、デッキに立ったまま行った。(乗り物については別途語り(?)たい)香港と異なりチャージは「請加銭」と言うとのことで、この國語はコンビニで通じた。(ただ、自動機は「加値」とのことで、どっちでもいいんだろうか?)
悠遊卡の柄バージョンはスイカやシンガポールのezカードと異なり「裏側がオリジナル図柄」ということで、こちらの方が分りやすい。(その代わりに注意書きの紙をもらうが・・・)文章を読まずに選んだら「チャイルドアビューズを防ごう」という深刻な(!)内容であった。