レポート

De La Rue社の紙幣

公開日 : 2019年04月10日
最終更新 :

今はそうでもないが、昔は外国に行ったときに、その国の紙幣の端っこに Thomas de la rue companyと記載がある紙幣が案外あって、こんな民間企業が国家のお札を印刷するんだ・・・と思ったことがある。
そのデ・ラ・ルー社について、読売新聞に面白い記事がでていた。
https://www.delarue.com/

今まで同社は英国の旅券(ちなみにポンド紙幣も同社が作っているらしいが)を印刷、納入していたところ、EU離脱に伴い「Europian Union」を外した旅券を作る必要が出てきて(確かにEU諸国の旅券の表紙は自国名より上にEUが出ている。)EUのルールに則り入札をしたところ、デ・ラ・ルー社は負けて、フランスの会社が落札したため、3月から発行が始まった「EUでない英国旅券」はフランスの会社が作っている。・・・・・

この話で改めて思い出したのは、WTOのルールでも(日本)国の調達は国際入札しなくていいのだろうか?旅券に「国立印刷局」と書いているのは当たり前と思っていたが、新紙幣も「(国立印刷局の)技術の継承のため」とか言うけど、だったら民間会社に入札させたら?

今回の新紙幣、算用数字をでかくしたのはいいことである。チュニジアだったか、アラビア語と「アラビア語の数字」しか表に書いてなくて、裏の「アラビア数字」を見ないと金額が分らず、往生したことがある。あとは世界中で中国人しか判読できない「五円玉」の改良が必須だと思うけど・・・・。

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