Re: チェコ映画「ひなぎく」について 漫画家の岡崎京子さんが大絶賛してて、一度は見なければと思いながら怠惰な私はそのまんま見てない映画です。 ただいまチェコにいてます。最初に来たとき(夏)は中世の町並みとともに「社会主義の名残」も目的だったのですが、 予想以上に観光化が激しく、特にプラハとチェスキークルムロフはどこに行っても 団体さん(亜細亜人率高し)がいっぱいで、かなりウンザリ&ガッカリしました。 今はオフシーズンで現在滞在中のチェスキークルムロフは人も少なくかなり素敵なのですが、やはりプラハは満員状態です。 社会主義の名残ですが、地下鉄や国鉄の駅構内に当時のデザイン(素敵)が残ってるくらいでしょうか。 あと、インターコンチネンタルホテルが、周りの他の建物は中世風なのに、 ここだけ外見が思いっきり70年代社会主義という感じで笑いました。 そんな程度です。 ブダペストにも何度か行ってるのですが、最初行ったときに所々で見かけた社会主義の名残も行く度にどんどん少なくなり、 今では「お洒落な東欧デザインのレストラン」がオープンするほど社会主義は遠い過去になってますね。 (知ってる限り一軒だけ当時のまんまで残ってるカフェがあるけど) 行った限りでは(キリル文字の異国情緒も含めて)ブルガリアとセルビアモンテネグロが東側の名残がけっこう残ってました。
チェコでアジア人率が高いのは 韓国でちょうど、プラハを舞台にしたドラマが大ヒットしているのと、大韓航空の直行便開設の両方が効いているかもしれませんね。 なんでも、出演した俳優は大使館から感謝状を渡されたそうですが。 そのドラマが日本に入ってくると、日本でも中年女性中心に、さらに流行りだすかもしれませんね。
こういっちゃなんだけど 韓国テレビドラマって、だいたいが、日本やアメリカもののパクリばかりのような気がするのは私だけでしょうか?でも、「チャングムの誓い」だけは、毎回、楽しく見ています。(あれも、昔の日本のTVドラマ「天皇の料理番(堺正章主演)」に似てる気もする)ドラマの中の挿入音楽も、なんか、どこかで聞いたことがあるようなフレーズをあちこちまとめて、メランコリックに、ある時は、バラードっぽく奏で上げるのがお上手ですね。 韓流って、マスコミを牛耳る電通がバーチャルに仕掛けて、演出して、あたかもブームが来てるっぽく見せているだけのものとおもっているのですが、リアルで本当にはまってる中年女性って、実在してるのでしょうか?私のまわりには、テレビの芸能報道番組でお見かけするほど熱狂してる人って(あれも、そもそもバイトかやらせと思ってるんですが)、誰一人とていないので、ブームの実在感がないんですよ。
インターコンチネンタル・・・・そうでしょうか? 私が訪れた時の、プラハ唯一のオアシスが、インターコンチネンタルホテルですよ。当時、町で唯一、エアコンがついてたパブリック施設があそこです。 今では信じられないでしょうけど、社会主義圏の場合、エアコンといった贅沢品は、大衆には基本的に不要なものなので、普通に存在しませんので。 現地はたった3泊位ですが、もう居るのが嫌になって、あそこにいけば、涼しいし、自由主義国家の雰囲気に戻って癒やされるみたいな、むしろ、プラハにして、唯一の最新で西欧風な建物として、あそこだけ異彩を放っていたんですけどね。というか、他の建物が、全部ボロばかりだったので。 今では、70年代モノって感じがしてますか。ただ、社会主義的で笑えたというのは、多分、想像でおっしゃったのでしょう。古いのは笑えたにしても、社会主義的な、というのなら、ああいう感じとは別です。多分、周りの建物が過度に中欧を意識して、キレイに中世風に立て直した為に、比較すれば、そういう印象を与えちゃってるのでしょう。80年代といっても、今は昔ですしね。
建物の部分で補足します 先ほど書いた部分に、一部補足です。(本旨に関係なくてすみません) 社会主義的建物には、私が思うに大きく分けて2パターンあって、いわゆるビルディング全般は、こっちでいう所の(私の感覚)収容所みたいな感じ。どれも全く同じな、デザイン性のかけらもない、まるで窓が将棋盤の升目みたいな単調な建物を、だーっと延々と並べるのが特徴だと感じます。 もう一つは、駅や役所といった公共施設。こちらは社会主義国家の威信を示す為に、必要以上にしっかり立派に大きく、装飾性も一般建物よりは豊かだったりしますね。プラハ駅(昔からの石造りの方)は、駅としてはとても立派だと思いました。エスカレータの流れる速度が異様に早いのが、社会主義の合理性を体現したいのだろうと思えました。ある人に聞くところによると、別の旧欧州社会主義国家も、エスカレータ速度が早かったとのこと。(自由主義化した今はどうだかしりません)
Re: インターコンチネンタル・・・・そうでしょうか? すいません、思いっきり想像ですね。 15年前は自分が海外などに行くことさえ想像してませんでしたから… 今ごろベオグラードで「ホテルモスクワ」なんて建物に情緒感じては騒いでる、思いっきり無知な俗物です。 インターコンチですが、そこに至る通りが、現在では エルメスやらルイヴィトンやらヒューゴボスやらの一流ブランドや高級レストランが 一階のテナントに入った、見事に修復された中世風の建物がズラリ並んでいるという プラハ随一の派手な通りですから、いっそう「取り残された」感が漂っています。 現在プラハですが、旅行に何の支障も無い変わりに、特に旧市街は「ザ・観光地」という感じで オフシーズンの今でも相当な人口密度で、やはり今一つ好きにはなれないですね。 そういえば、最初に中欧に行ったとき、四☆ホテルだったのにわら半紙みたいな トイレットペーパーに驚いたものですが、最近は主な観光地ではプライベートルームでも 100%パルプといった感じの上等なものですね。たまにわら半紙に当たると懐かしくなります。