スマホについて

アメリカに限らず・・・

世界各国で、プリペイドSIMを売っている通信事業者は多いので、わたしは現地で携帯電話会社のショップを見つけてプリペイドSIMを購入しています。そのほうがローミングしたり、Wi-Fiルーターを借りたりするより安いので。

チエ３さんはMVNOとのことなので、海外でデータローミングは利用できません。音声通話のみローミング可能です。すると、手段としてはWi-Fiルーターをレンタルしていくか、プリペイドSIMを買うかですね。

現在Androidとのことですが、それはドコモ製品などでしょうか？それともSIMフリーモデルでしょうか。Androidの場合、キャリアから発売されているものは、対応周波数をカットされています。通信事業者により使用する周波数が異なるので、その事業者の周波数にスマホが対応していないと、SIMを買っても電波を拾えなかったりLTEでつながらなかったりと、使い物にならないことが多いです。これは、かなりひどい例ですがドコモから発売されたHuwaweiのP20 Proという機種は、嫌がらせのように周波数をことごとくカットされています。
http://inakagadget.com/p20pro-spec/

キャリア版AndroidのSIMロックを解除して、ほかの会社のSIMを使えるようにしても、対応周波数は変わりません。なので、海外でも使うことを考えるなら、Androidはキャリア版のSIMロックを解除したものより、SIMフリー版を買った方がよいのです（メルカリ等では、キャリア版のSIMロックを解除したものを「SIMフリー」と称して売っていることもあるので、要注意です）。

また、製品により対応している周波数が違うので、かならずスペック欄の周波数を確認してできるだけ多くの周波数に対応しているものがよいです。安価な機種は対応周波数が少なめです。
アメリカに行かれるとのことなので、Band2と4に対応しているものを選んでください。日本のキャリアのスマホは、Band2、4に対応しているものは希ですので、キャリア版のSIMロックを解除しても、アメリカでは使い物にならないことが多いです。

AndroidのSIMフリー版デメリットとしては、おサイフケータイに対応しているものがほとんどないということでしょうかね。普段おサイフケータイを利用しているなら、使い勝手は落ちます。その代わり、SIMカードスロットを2つ備える機種が多いので、海外に行ってプリペイドSIMでデータ通信をしつつ、日本のSIMも刺しておき、日本の番号あての通話を受けるということが可能になります。また、日本でも、異なる会社のSIMをさして、一方は音声通話に、一方はデータ通信メインにと使うこともできますね。


で、iPhoneですが、iPhoneの場合は、キャリア版のSIMロックを解除したものと、SIMロックフリー版の差はありません。キャリアが勝手にiPhoneをカスタマイズすることをアップルが許可していないので、対応周波数はキャリア版、SIMフリー版とも同じです。キャリア版なら、月々サポート等の割引でiPhoneを安く買えるので、キャリア版で買ってSIMロックを解除する手もありますし、MVNO利用を変えたくないならSIMフリー版を購入されてもよいでしょう。iPhoneにおサイフケータイ機能はありませんが、iPhone7以降はAppleペイ機能があり、モバイルSuica等は利用できます。

なお、キャリアで購入したスマホは、端末を一括購入した場合は、即日SIMロックを解除できますが、分割購入だと101日目以降となるのでご注意ください。

プリペイドSIMは、現地で必ず購入できる保証がないので、ややリスクがあります。ただ、アメリカで利用できるSIM、世界複数の国で使えるSIMをアマゾン等で売っています。それを日本で購入しておけば、安心ですね。