休日出勤お疲れさまでした。

Tom&Jerryさん、おはようございます。

ここ数日体調が悪く早めに休んだので、その番組はみていません。

サルコジは、娘が生まれたときにサイン入りお祝い状(勿論印刷したもの)とお祝い品を送っていただいたNeuilly-sur-Seine市長だったので、親近感があったのですが、ここ数年は大統領への野心を出しすぎで見ていて疲れます。

近年ようやく内相として交通政策などまずまずの成果を挙げたようです。が、行政に参画した(閣僚の)経験は予算相くらいで、それ以外ではNeuilly-sur-Seineという、どう転んでも失政のしようのない地方行政に携わったくらい。党人派というんでしょうか、20歳代のときにシラクの党首選での勝利を演出したことでのし上がった人のようです。政治家というより戦略家。本当に国民の幸福を考えた政治をできるのか?です。

尤もフランスの政治家の多くはENA出身なので、似たり寄ったりだと思います。社会党の幹部にしてもそう。見るに付け、こういう政策を実現したいという強い意思ではなく、政権をとりたいという強い意欲が動機付けになっているような気がします。

ところで、Racaille発言は、戦略家なので、たぶん、その辺りの思惑があっての発言なのでしょう。くず、は訳し方の問題ですが、ごろつきとかという意味もあるので、どういう使い方をしたのでしょうかね。いずれにしても、国家の要職にある人間が口にしていい言葉ではありませんよね。しかも、自己否定。そういう状況を作り出したのも、彼をはじめとする政治家なんですから。

最近、フランス(人)はなぜ嫌われるか?という出版物が続出しているようです。
おそらく、中華思想のフランス人も少しは反省の機運があるのかも。だとすると、10年後は変わっているかもしれません。もしかすると、逆に超マイノリティとなっているかもしれません。

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1件のコメント

  • Re: 休日出勤お疲れさまでした。

    こんにちは。

    お身体の具合いかがですか?ここのところ冷えてきましたし、どうかお大事に。

    私自身、そういった方面の本を気が付く範囲で読ませていただいています。海外の人でフランス滞在が長かったりする方の書いた本の方が、実感に近かったりするので、まずそちらから入っていますけれど。

    今年の夏だったか、OfficeDepotでコピーをとりに行った時のこと。どうもシステムがわからず、これはどうしたものですか?と聞くと、それは私がやるから、何も手を触れないでくれ、云々かんぬん。ああ、またこのパターンかと思って、待っていると、今度は、私の前で並んでいたインテリ風のおばさんが、私をほって、「それは余りに『フランス』的な対応じゃないか?」とが抗議。すると店員が、あ~だこ~だと、それもそのまんま「フランス的」な対応。ああ、Office depotといっても緩いフランチャイズなのかな、そういえば、店とはサービスを提供する場でなく、雇用の場である、お客は寧ろトラブルの種として迷惑なのだ、と。そういう事を紹介してある、数年前に出た本を読んだ後だったので、ああ、それと繋がるところがあるかなあ、と。

    思えば、普通のティーンエージャーがバイトをしている、というのを観た事がありませんので、こちらの「普通の」青少年はある面、社会的に幼いのかしら、と感じたりします。そんな教育のシステムにしても、ENAルキーにつながるところ大いにあったりで、興味深いです。それに対する回答が「EU」だったとしても、それにしても個々の国の改善努力なしには絵に描いた餅でしょうし。そんな事を今回の「事件」を通じて感じました。

    (じゃあ日本の肥大した政府システムがいいか、といえば全然そうは思っていませんけれど、それはまた別の問題ですね)。

    フランスがフランスであるためにフランス語を大事にせざるを得なかったり、理解しなくてはいけない面が多々あったりします。私自身もっともっと学ばないとな、と日々感じます。私自身出来ることといった、およばずながらも、フランスに少しでも溶け込んで、フランスの方にも、欧州の他の国の方達同様に、(私の出来る範囲で)少しでも私が仕事する組織の中で、彼らなりにフィットした活躍の機会を作って差し上げられたらな、と、勝手に苦心を続けるくらいなのですが...

    フランスのサラブレッドはENA卒なのかもしれませんが、そういった「甲子園で優勝した人達」ばかり脚光浴びても意味ないでしょう(笑)。その天井打ちを彼ら自身が分かってきているならまだ救いがあるかもしれません。ちょうど明治維新が自己否定(革命)だったように。

    日本と米国のMix文系院卒の普通の私としては、焦らずあきらめずこつこつやるくらいなものです。それ(ENA)以外の人達のほうが圧倒的多数なのが現実でしょうし。彼らと共に、彼らを尊重尊敬しながら、色々な面で幸せになったり、経済的なパフォーマンスが高まったりする道を考えるばかりです。

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