レポート

上海の食事とお酒その1

公開日 : 2018年12月17日
最終更新 :

1.番外編 全日空の機内食
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28620/

所詮、エコノミークラスの話ではあるが、機内食はメインディッシュが焼きそばであろうが、何とかヌードルであろうが、また、何とかライスがいくら付け合わせに付いていたとしても、それとは別に必ず「パン」が付いてくるものだ、と思っていた。

表紙写真の機内食は、カナ書きでこのように書かれたものが出てきたのは初めての経験だったので(ネットで見てると全日空はこのようなカナ書きも多いみたいだが)、思わず撮ってしまったものだが、その後、待てど暮らせど「パン」が来ない。我ながら馬鹿みたいな質問とは思いつつ、通りがかった中国人CAに「Do you have any bread?」と聞いてみたところ、その場では答えずに、しばらくしてから日本人CAが飛んできた。

「お客様、そのハンバーグにはライスが半分くらい付け合わせとして入っていますので、別途、パンをお出しすることはありません。」「でも、普通、メインディッシュが何であろうが、パンはでてくるんじゃないですか?」「誠に申し訳ございませんが、当便にはパンは積んでおりません。」「・・・・」

 別にどうしてもエコノミークラスのパンを食べたい、という訳ではなく、ここで終わったのだが、積んでない、とまで言われると・・・。ちなみに全日空の名誉のために書いておくと、エミレーツの「お子ちゃまハンバーグ」みたいなのではなく、それなりの「ハンバーグステーキ」になっていた。残念なのは、肝心な中身の撮影を忘れたため、私とCAのそれぞれの言い分の検証ができないことである。

2.鴨の頭定食
上海に着いた日はホテルへのチェックインが24時を過ぎていため、飲みに行くのはあきらめ、ホテルの近所の福建中路にある適当な食堂に入った。こういう場合、麺とか粥とか飯とか最後の漢字を見た上で、上に肉やら菜やら書いているものを適当に選ぶのだが「鴨○○飯15元」(○○は覚えていない)というのを頼んだ。

そして出てきたのが一枚目の写真の定食である。最初、冗談かと思ったのだが、特に追加で何かが来るわけでもなく、これで終わりである。いやがらせかとも思ったが、後になって「もっとご飯はいらないか?」ということで、ご飯の入ったトレイを持ってきてくれたので、いやがらせでもないらしい。

鶏の脚だけというのは香港でもよく見るので(そして避けているが)知っているが、鴨の頭というのはどう食べるのか・・・ひょっとして、くちばしが柔らかく煮られているかも知れないと思い、くちばしをくわえてかじってみた。(横から写真を撮ったらかなり間抜けな構図になっていたと思う。)ところがガムのようでだめ。次に想像したのがマグロのカマ焼きで、ひょっとすると頬(どこが頬かよく分らないが)とか目の周りに肉が付いていて、それをほぐして食べるのかも。・・・

ところが、鴨の頭を想像してくれれば良いが、頭に肉などは付いてない。そもそも箸で突き刺すこともできない。せめて首の部分が付いていれば、何とか肉にありつけそうだが・・・いろんなところをかじったので、私のよだれだらけになったこの頭は結局食べ方が分らず、これだけ残して完食した。

あとでネットで調べると、「鴨の頭」という料理自体はあるということと、頭を割って脳みそを食べるとおいしい、みたいなことも載っているが、手持ちの道具で頭を割るのは無理であった。で、一体私は何を注文して、どうやって食べるべきだったのか、が今もって謎である。

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3件のコメント

  • Re: 上海の食事とお酒その1

    これまで掲示板でレスポンスをやり取りした頻度の多さを基準として3名にご挨拶です。
    12月をもって、掲示板を(いまふうの言い方で)卒業します。
    書き込みはもちろんのこと、訪問もしません。
    以後、(情報収集のために検索でヒットして参照する以外で、)
    掲示板利用は「20000パーセント」(笑)ありません。
    それで、ここ何日かで集中的に書き込みました。
    ではお元気で。





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    Re: Re: 上海の食事とお酒その1

    香港一番さん、こんにちは。(読んでいるつもりで書きます。)

    「良識派」がいなくなるのは残念です。ご存じのとおり、私は「街好き」で、例えば中国で言うと遺跡、自然の観光地はほとんど行ったことがなく(もしくは行っても面白くない・・・大声では言いませんが、上海近くで言うと、杭州とか蘇州とか全く面白いとは思いませんがね・・・・)街そのものやその街の変化、「風習」の変化を見るのが好きなのですが、そういう系統のお話(?)ができる人が一人いなくなるのは、本当に残念です。

    私は昔のパソコン通信のniftyのフォーラム(とか書いても知らないかも知れませんが・・・先日、とある映画でモデムの「ぴー、ヒョロヒョロヒョロ・・・」の音が流れる場面があって懐かしかったです。)から移ってきたので、やめる時はフォーラムがある日閉鎖されます、で、いきなりみんないなくなったのですが(私の「出て行った経験」の一つです。)いなくなる人は香港一番さんのように宣言する人は少数派ですね。

    私の今までで最も尊敬する(?)回答者で「ミロ子」さんという人がいるのですが、この人はみかけなくなったなと思ったら、IDも削除していたので自らの強い意志で出て行った(?)みたいでした。でも、やはり「出て行くと宣言して、IDは削除しない」がいいです。香港一番さんもIDはずっと残しておいて欲しいです。逆にIDはあるけど見かけなくなって、すでに7年・・・とかいう人も時々いますが、香港一番さんはきちんと覚えておきますので(!)。

    ちなみにこのミロ子さんは検索技術というのが絶妙で、経験したことがないことでも、よくまあこんなことを見つけてくるものだ・・・と感心すると同時に、本人自身もかなりいろんなところをうろうろしていて、端々に実体験に裏付けされた(?)回答になっていて、人に偉そうに回答(?)するなら、あの域に達しないとだめだな、と今でも思っています。

    この掲示板は今は「旅友募集サイト」として日本で最も強い、と言うことを目指して、かつ維持(?)しているので、QAは付属品なのですが、トリップアドバイザー、フォートラ、知恵袋のいずれもQA「対話ツリー式」になってないので、その回答がどこまで妥当なのかが第三者にはいまいちわかりにくく、ここみたいな「ニフティフォーラム式」(?)は貴重です。

    私は盛り上がりも若干考慮(?)の上、一番の目的は備忘録代わり(?)にトピックに「一つのIDで」投稿していますが・・・。見てたら分りますが、トピックは全てレスとは別ID(しかもそれが複数)で挙げたりしている人もいるので、架空質問に自分が回答している人もいるみたいですね。「さくら質問」は盛り上がりを維持するのに役立つか、長い目で見て信用失墜につながるかは・・・・後者のような気がするのですがねえ。

    まあ、「旅友募集」の邪魔にならない程度にほそぼそと参加していく・・・というところですね。香港一番さんは色々と思うことがあって退出されるのでしょうが、気が向けば戻ってきてください。色々とお世話になりました。これからもよいご旅行を。

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  • 上海、シンガポール

    高島さん、こんにちわ。←なお、この「わ」というのはわざとですよ。

    楽しいレポートです、ほんとうに。
    写真もぜんぶ見ました。

    イスラム料理店でお酒が飲めてよかったね。
    多くのイスラム料理店、清真料理屋は店内飲酒お断りです。
    味は日本人の舌によく合いますね。まず、間違いありません。
    チベットでもチベットビールを生産してます。美味しいです。
    上海は最大の日本人コミュニティーがあるので、
    普通の日本料理店、居酒屋、バー、ラーメン店がたくさんあります。
    気軽に利用できる。

    上海へはANAだったのですね。機内食はそういうものです。
    東京からだと飛んでる時間は2時間台です。
    食事だって1種類だけだったでしょう?
    北京路線だと2種類から選べるんですけど。
    パンは出てくるのが普通ですよね、やっぱり。
    キャセイは以前はメインを提供した後で、
    乗務員が改めて廻ってバスケットからトングでパンを提供していたものです。
    今はどこの航空会社も一つのトレーで出しますね、アイスクリーム以外。
    上海線はアイスクリームも食事と同時に出てくることもあります。

    シンガポール偏を読みました。
    ラッフルズもいいですけど、それより、
    フラートンホテルの屋上バーがお勧めです。最高に気持ちよいですよ。
    マリーナベイサンズ、周りの高層ビル等の景色がすばらしい。
    シンガポールにいるなと感じさせてくれます。





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    黄酒

    上海だからレストランで黄酒(老酒・紹興酒)が出たのでしょう、他都市では無理かも。

  • 上海の食事とお酒その2

    3.耶里夏麗新疆餐廳(ヤルシャリウイグルレストラン)
    http://www.yelixiali.com/
    上海で飲む機会は2日しかないので、色々と考えたのだが・・・まずはウイグル料理のチェーン店。上海中心に十数店舗あるようだが、南京東路の人民広場側の入口にある世茂国際広場の7Fにある「南京東路店」に行った。外灘側の恒基名人購物中心にもお店がある。

    休日に行ったせいもあり、18時頃に行ったが20人くらい並んでいる。普通だったら、すぐにやめて別のお店に行くのだが、今のご時世(先日、新疆維吾爾を最近うろうろした下川裕治さんの文章を読んだが、長距離バスのチェックが厳しくなっていて、情勢はさらに悪化しているようだ。・・・)ウイグル料理屋のチェーン店(しかもハラル認証がある。中国のハラル認証というのはイスラム教徒居住国だからきちんとやっているのか、それとも・・・)がこの上海のど真ん中でこんなに流行るものなんだ、というのに興味もあり、待つことにした。

    みんな札を取ると、QRコードを撮影して行くのだが、どのくらい待つか表示するようなソフトなのか・・・私もやってみたがQQ関連のソフトらしく、入ってないみたいなエラーが出る。微信が入っててもだめか、と思いつつ、人力で待つことにした。私の苦手な「普通語の自動音声読み上げ式」で、3桁なので数字を三つ聞き取らないといけない。一応、外国人だと名乗り出た上で待ったが、回転が速いのと、札だけ取って現れない人も多く、30分ちょっとまつくらいで入れた。お客はもちろん漢人がほとんどで、外国人やウイグル人風の人は10%もいなかったと思う。

    このお店で一つ感心したのは、「黄酒、葡萄酒、白酒、啤酒、威士忌」とお酒が区分されていて、特に「黄酒」としてメニューに載っているのは初めてみた。紹興酒かどうかは忘れたがボトル単位の注文だったので頼まなかったが、レストランで複数の黄酒を出すんだ(最近はどこもそうなのかも知れないが)と感心した。頼んだのはウイグルのビール。これもトルコやマレーシアのビールと同じでおいしいイスラムビールである。(漢人が作っているのかも知れないが・・・どうもウイグルには偏見、が入ってしまう。)

    串焼きが売り物だが、値段から言うとまあまあと言うところか。炒め物を頼んだところ、二人分くらい来たので、これを食べるのでほとんど終わってしまったが、これもとてもおいしい。一人だったら無理だが、大皿料理を頼んだ方がよい。もっとも「ウイグル料理にキクラゲが入っているんだろうか?・・・」等、漢人向け=日本人向きにアレンジしているような気がしないではないが(メニューには海鮮何とか、というのもある。)コスパもよく、安心して食べられるお店である。

    4.Sushi'O(寿司屋)
    http://sushi-o.cn/
    (なぜかテイクアウトサイトしかないみたいだが)
    https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28620/
    (お寿司写真3枚参照)

    上海の寿司屋など星の数(?)ほどあるかも知れないが、前回、田子坊をうろうろしたので、陝西南路近辺で探して、たまたま見つけたのが、このお店。ちょうど杭州からの帰りで、虹橋站から1本で陝西南路まで行ける、と言う点も気に入ったのだが、甘かった。永康路を通りお店まで15分くらい歩く。永康路の一番東端にある。

    永康路はこれも行ってみたいと思っていたが不思議な飲み屋ストリートで、美容院と床屋もなぜか多い。メニューは写真のコメントに載せている通りだが、酢飯も海苔もきちんとしていて、日本人向き(かどうか微妙だが)である。私は早い時間に行ったのだが、欧米人二組、中国人二組で日本人のおっさんビジネスマンが大声でしゃべっていたりはしないので、環境はいい。

    お酒メニューはうーんと言うところで、ビールを二杯しか飲まなかった。近所にいくらでもバーがあるので、そっちで飲んだ方がよい。私自身、帰りにBlarney Stoneというアイリッシュバーに寄って、グラスワイン二杯飲んで帰った。
    https://www.shanghaiblarney.com/

    ちなみに陝西南路站にはほぼ直結して、新橋の「CitySuper」がある。香港以外のお店に入ったの二度目だが、やっぱり品揃えが好きである。日本では買えないワイン(?)を1本get、お酒の品揃えもよい。

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