ドイツの話だったので口を挟みませんでしたが・・・

FUNIさん、遅ればせながら、こんにちは。

>あまり気を張らず、感謝を素直に表したいときに少し置いていくという感じにしようかなと思います。

という結論には賛成です。

チップ不要というのは合理的な考え方ではありますが、今の段階ではまだ極論で、「不合理な文化」としてチップはまだ息が残っていると思います。

以下はフランスの例です。

理屈の上から言えば、フランスの飲食店ではサーヴィス料17.5%が勘定に含まれており、従って役務の対価はすでに支払っていますので、それ以上の支払いの義務はありません。私も基本的にはその立場をとっています。

昔は、ギャルソンたちは、カフェなどスペースを間借りして、客にサーヴィスを提供する対価として受取るチップが唯一の収入源だったそうです。

今や、こういった職種もカフェの従業員として働いているわけですが、先日朝日新聞にも紹介された外国人初のドゥ・マゴ(フロールだったけ?)の正規ギャルソンとして採用された日本人のインタヴュを読むと、固定給ではなく、17.5%のサーヴィス料とチップが収入源とのことでした。だからこそ、まともなギャルソンは気持ちのよいサーヴィスを提供しようとするし、固定客は応援するわけです。

枕銭やポーターへのチップは見えないのでなんともいえません。が、よく見ているとわかりますが、フランス人の多くは、カフェ、レストランでチップを置いています。カフェの場合は、もちろん、おつりの小銭から大き目のコインを取り除いてという程度。

一方、レストランでは、勘定の10%が目安などと書いているガイドブックは大嘘ですが、三ツ星レストランで食事してすごい勘定になっても精精20ユーロ、どんなに多くても50までが適当でしょう。

高級になればなるほどチップの必要性は(いくつかの理由があって)下がると思っています。

返されることもあるようですが、これは客に対して失礼だと思います。

もっと置いている人もいますが、むしろ、コートを預かったヴェスティエ(クローク)の人やヴォワチュリエにさりげなく1,2ユーロ握らせるというのがスマートだと思います。

傾向としてクロークの人も高級店になればなるほど受け取らないようになってきたと見えますが、(屁)理屈の国、フランスでもこういったあいまいな文化は一刀に切り捨てることなく残っています。
日本でも、引越しのときや旅館の仲居さんに包みますよね。あれも麗しき文化だと思いますが...

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