ネットやWi-Fiを使わなくても、スマホでオフラインで使えるような翻訳サイトはないでしょうか?
翻訳アプリ その前に、翻訳エンジンはインテーネット上にあるものを翻訳サイト、自分のマシンのソフトウェアーにあれば翻訳ソフトで、対外接続なしにおこなうには、その端末にデータベース(辞書)を持っていなければなりません。ですから、”オフラインで使えるような翻訳サイトは”ないというのが正しい答え。 でも欲しているのは翻訳がオフラインでできることなので、それなら存在します。身近に・・・。Google翻訳もオフライン機構があります。ただし、世界の膨大なデータベースを使えるオンラインと異なり、最大でも数百GBの端末に大容量のデータを入れるのは現実的でないし、仮に提供しても使う人はほとんど居ないので、多くは100MB前後です。マイクロソフトの製品も各言語あたり100~200MBです。デフォルトでは英語だけなので、最低日本語が必要で、数カ国を入れればギガ単位になります。それでも、以前からある電卓型電子辞書の本体は100MB程度で、追加辞書を入れているSDカード上のデータは数十MBなのでかなりの量です。また、最近出てきた音声入力・出力に対応したものは、オンラインで世界中のデータベースにアクセスするタイプとオフラインでも使える機種とがあり、日本では訪日外国人の買い物に百貨店が用意して有名になっています。 ではマイクロソフトの製品で実際確かめてみます。なお、オフラインでは音声出入力は不可ですので、キーボードかテキストのペースト入力だけです。文字認識(撮影して翻訳)も不可。 スペイン紙El Pais国際版の一面。例のご乱心殿に”白人至上主義”と反旗を翻した元補佐官の記事。 elpais.com La exasesora del presidente se embarca en una feroz ofensiva que tiene en vilo a la Casa Blanca が原文。 The president's former adviser embarks on a fierce offensive that holds the White House in suspense こちらがオンライン。 The president's exasesora embark on a fierce offensive that holds the White House in a vile こちらがオフライン。exasesora embarca en viloはお手上げでしたが、que tieneとかhe White Houseはちゃんと訳しています。恐らく挨拶とかなら問題なくいけるでしょう。 上記電卓式翻訳機が廃れた(実は非英語版を私も持っていましたが、全く使い物にはならないことが判明し、以後埃を被り廃棄物と化した)のは、やはり実用性で、海外の現場では対応できないのです。結局、自分の頭のなかの辞書が一番役立つ。文字でのやりとりなんか全く使い物にならないのです。この点、ポケトークが爆発的に売れたのは、その実用性からでしょう。オフラインでどの程度使えるかは実際試してみれば良いと思います。 海外で辞書が役立つのはメニュー解読。紙媒体のイタリア語の料理辞書はかなり優れもので、ネットでも見つからないメニューも解読可能ですが、流石に重い(それ程でもないが)。ネットに繋がれば、完全なヒットはないが、それらしいものは見つかります。ワインなんかネットに聞いたほうが断然わかるし。ですから、オフラインの限界を知っていればそれなりに使えるかな?と思います。