レポート

サザランド(Sutherland)

公開日 : 2018年06月12日
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ブリテン島の北西端にも拘らず地名がサザランド(バイキング由来という)。千葉県ほどの面積に住民は14,000人ほどで幾つかの町を外に出ると人家などほとんど見ることがない荒涼とした風景が広がっている。氷河によって作り出された深く切れ込んだ青い入江、或いはロッホとよばれる細長い湖、むき出しの岩盤そして丘を覆う黄色いゴースの大群落。

5月の末にエジンバラから出発してハイランドの北西岸をドライブしてきました、約1,000マイル。雨と霧のスコットランドのイメージに反して連日好天続き、セーターなど一度も着ることなく半袖シャツを用意していって良かった。

この時期のハイランドは多分最も美しい季節です。北西岸とその内陸を北に向かってドライブしたわけですが次々に現れる絶景?の連続に、初めはシャッターをまじめに切っていたのですが遂にはキリがなくなってよっぽどでなければ押さなくなってしまうのです(笑)。

公共交通はおそらく無く、車でなければ行けないでしょうが、そしてA級国道とはいいながら車がすれ違うには100~300mごとに設けられたpassing placeに拠らねばならぬという不便さです。しかしそれを補って余りある広大で変化に富む人煙稀な羊すら見かけない美しい風景。人によって好みはそれぞれ異なるのでしょうが、私に言わせれば英国一ですか。ぜひ一度お出かけを。

帰国の最後の日にブリュッセルに飛ぶ飛行機が搭乗口まで行きながら突然キャンセルになり、一日遅れのロンドン経由になるというトラブルに見舞われましたが、それも含めてとても印象深い旅行になりました。

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