Re: リビア旅行について

　こんばんは！
　参考までですが２年前の年末年始にリビアに行きました、解る範囲で回答します。
先ず、リビアに入国するまでですが、苦労しつつも入国するルートを考えました。最初は陸路でエジプト側から入国するか、またはアルジェリア側から入国するか考えましたが、結果的にエジプト国境はガイドの迎えを約束しても、迎える（面会のタイミング）時刻が約束しづらいこと。一方、アルジェ沿岸部では治安が極めて悪く、東洋人個人では沿岸沿いの東部方面のバスに乗れないこと。結局、これらの要因で陸路入国を断念した経緯がありました。
　いずれにしても現地旅行社を通さないと旅行できない国ですが、パスポートにアラビア語の個人情報併記、ガイドと離れる自由時間や迷子になった時のために、アラビア語に訳した旅程表の所持と宿泊先の記録など、
入国するまでも現地を歩くのもとにかく面倒ですが、行ってみれば平和で統制が取れた綺麗な国です。
　また依頼する旅行会社ですが、日本国内だとかなり割高です。簡単な英文で構わないので、現地旅行者で充分やりとりが可能だと思いますし、支払いも現地到着時に一括支払いで良かったです。
　旅程に関しては、メールで見積もりを依頼すれば概算が判明すると思いますが、個人で岩絵も観るとなると、トリポリとカルタゴ・ローマ遺跡で３日、ガダミスまでの周遊で２日、奥地は募集参加でなくラクダのキャラバンを組むのですから５日、つまり日本を発ってからだと最低１２日必要ですし、いくらドルが安くなっても個人では日本からのエアーを含まず５千ドル以上になると思います。
　また、リビアの国内線は乗らない方が良いです。アフリキーヤ航空ですが、この２年で２度の墜落、２度とも整備不良で乗員乗客全滅ですから、奥地セブハからトリポリの往復も、私のようにランクル陸路がお勧めです。
　リビア国内の旅行会社ですが、日本の旅行会社で依頼しても結局は現地オペレーター（旅行会社）ですし、トリポリ周辺をメインにする旅行社は少なく、セブハに拠点を置く旅行社、つまり奥地にヘッドオフィスがある我が儘の効く旅行社が強い感じです。何故かと言えば、地中海沿岸部の遺跡を送迎するより、奥地の砂漠地帯や湖、そして岩絵を観光する方が旅行会社は収益が上がるためですが、高くてもラクダ・キャラバンを組めば専属のコック、ラクダ使い、警官、英語ガイド、旅行客１人、このように行程は最低５人で５頭のラクダになります。乗馬の経験があったりすればお勧めですが、素人の場合は半日でお尻の皮が真っ赤に剥けますから、車で岩絵がお勧めです。
　しかし８千年前にサハラが緑地帯のジャングルであったこと、それを証明すべく岩絵を観た時、コストは安かったと感じることだと思います。それがリビアの岩絵でもあります。
　ローマ円形劇場はローマでもシリアでもヨルダンでも見れます。ここリビアはガダミスと４ＷＤ車を手配した砂漠周遊４日、この集約でいかがでしょうか？。

①②治安は良いです。
③３月末～５月は無理です。
④アラビア語のみ、携帯は衛星のみ。
⑤社会主義国でも地中海沿岸部のホテルは一般的なサービス。