レポート

またまたマルケをススメ隊ーーアンコーナ編

公開日 : 2018年05月15日
最終更新 :

5月2日からウンブリア州のスポレートを経てマルケ州を旅行してきました。
今回もロマネスク巡りで小さな町や山中の修道院などを中心にまわりました。
このエリアにも分野にも興味のある方は少ないような気もしますが、各施設の開館時間などちょっとした情報を書きます。

アンコーナ
サンタ・マリア・デッラ・ピアッツァ教会は中心街にあるかわいいロマネスク教会。
外観だけでもとても楽しめますが内部も清楚な美しさがあっていいです。6世紀頃の床モザイクもガラス越しにですが見ることができます。
開いている時間は少なくて私が行った時点では
金曜〜日曜の午前10:30〜12:30と16:30〜19:30でした。

郊外の海に面したポルトノーヴォ教会に行くバスが6月中旬から9月の夏休みしか運行していません。
今回は時間も合わずタクシー代もケチったので行きませんでした。
次回以降の宿題です(まだ行くつもりか)。



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4件のコメント

  • 今回も感じたイタリア公共交通機関の謎(特にバス)

    ◯切符売り場がわからない・・・
    オジモに行くバスの切符はアンコーナ駅のタバッキーー2軒あるうちのホームに面した地味な方で買えます。
    すぐに目につくコンコース内の店では売ってない。

    チンゴリに行くバスの切符はバスターミナルにあるバールでは買えず、そこから小走りで10分弱の「サン・ジュセッペのエディーコラ」で買うよう言われました。誰だよ、それ!?と言いたくなりますが通りの名前でございました。
    (チンゴリに行くバスは主に通学のためなので日曜日はないです。学校休暇中は本数が激減します)

    鉄道駅のジェンガはほぼ無人駅で券売機もありませんでした。それなのに刻印機だけはあるなんて生意気な!
    駅からすぐのバールでは切符は売っていないので通りに出て少し先のタバッキ兼バールで買います。
    レシートのようなものですが刻印はちゃんとするよう言われました。

    なぜいつも最寄りの店で切符を売らないのか不思議です。

    ◯乗り場は変わるし時間は守らないし・・・
    今回訪れた町の中では、チンゴリのバス乗り場が時間によって変わりました。
    大半のバスは終点近くのバス乗り場からですがお昼頃下校時間とぶつかる時間のバスは離れた大通りから出ます。

    イタリアのバスあるあるだと思うのですが、バス停に待ち人が見えないと運転手さんはスピードを緩めることなくガンガン飛ばして進みます。
    オジモに行った時は時刻表では45分かかるところが30分足らずで到着でした。
    ということは途中から乗る人が時刻表通りに待っていたら、バスはもう通過済みなんて泣ける事態だったりする訳でこれは困るなと思いました。

    また途中で降りたい場合、「ここで降ろしてね」とあらかじめ運転手さんに告げて「任せとけ」なんて返事をもらったってコロリと忘れられたという話を複数の知人から聞きます。
    バスは途中から乗るのも途中で降りるのも難しいーーー

    とはいえ、マルケ州はちょっと交通が不便かな・・くらいで旅行しやすいと思います。
    バスの車窓から眺めるマルケ州の景色はトスカーナにも負けてないと思うのです。トスカーナは一度しか行ってない私がいうので説得力はないけどね!

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    退会ユーザ @*******
    18/05/15 22:56

    あるあるありすぎな話です

    このネタつい書き込んでしまうのですが、こういう面倒くさいことにイタリア旅行者は時間を取られまくって困ります。
    バスの切符を買える店を探して延々と歩いていたら数キロ先の目的地まで着いてしまったということが何度もあります。やる気なしの売店ばかり・・。
    バスを待ってもいつになっても来ないのは、きっと時間より前にすっ飛ばして行ったからなんでしょうねえ。もう怒る気にもなれないです。

    上の二つの修道院情報、ありがとうございます。私も行くつもりでしたが、このお話で行かなくてすむと思いました。助かった・・。

    私はトスカーナの風景よりマルケの風景の方が好きです。凹凸具合が違いますよね。あちらはうねうね、こちらはデコボコという感じです。今年は行かないので、多分来年です。今年は未開の地カラブリアです。

  • イエージとマルケじゃないスポレートとリミニ編

    イエージ
    フェデリーコ2世が生まれた広場とピアネッティ宮の市立絵画館に行きました。
    活気のある街でしたが、地図が欲しくてツーリストインフォメーションに行ってみたら閉まっていて。
    水曜から土曜日の10:00〜13:00と15:00〜18:00に開いているようです。
    フェデリーコ2世広場に面して彼の記念館?のような「Stupor Mundi」なるものがあるのですが、
    夏は金曜から日曜の10:00〜13:00と15:00〜19:00の開館。
    私が行った日は開いてなくて残念でした・・

    スポレート
    坂道や階段の昇り降りばかりの旧市街ですが無料のエスカレーターが3ルート設置されていてとても観光しやすくなってます。
    地震の影響で、深い谷にかかるかっこいい「塔の橋」は昨年来立ち入り禁止になっています。
    また城外にあるサン・サルバトーレ教会も立ち入り禁止。ホテルの人によると再開の目処は立っていないそうです。

    スポレートでは野生のアスパラガスが出回っていました。たぶん日本人にとっての山菜といった感じ。
    レストランなどでは森のアスパラガスと呼んで出回ってました。隣のマルケ州に行くとパタリと見かけなくなったのが不思議でした。

    ドゥオーモの後陣にあるフィリッポ・リッピの絵が美しいです。
    そのすぐ近くにある聖エウフェミア聖堂は隣の司教美術館からしか入れず共通券の購入が必要ですが、珍しく聖堂の二階部分に入れるのでちょっとうれしかった。

    リミニ
    マルケ州ではなくエミリアロマーニャ州ですがアンコーナから1時間ほどで行けます。
    サンマリノへの起点として有名ですが、リミニも見所のあるいい街でした。
    市立美術館(博物館)・・・museoの訳が悩ましい・・やすぐ近くの「外科医の家」では古代ローマのモザイクをたくさん見ることができます。
    アウグストゥスの凱旋門近くに「La Romana」という最近イケイケのリミニ発のジェラテリアがあります。食べるか迷って見送り、あとでその店のことを知って地団駄踏み踏み状態です。
    他の町にも支店があるようなのでいつか食べてみよう!

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    退会ユーザ @*******
    18/05/15 22:49

    Stupor mundi, きゃは♪

    ↑ 何事かと思われる向きもありましょうが、フェデ様の施設があるなんて、私が行った時はなかったので何をおいても行かねばと考えるミーハーでございます。
    博物館ではなくて楽しめるインターアクティブ施設みたいなもののようですね。ここは生まれただけなので縁のものは何もないでしょうから。

    つい書き込みました。すみません、アホです。

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  • 気が済んだロマネスク教会二つ編

    フェレンティッロ
    サン・ピエトロ・イン・ヴァッレ修道院(マルケ州ではなく隣のウンブリア州です)

    イタリア・ロマネスクの本ではよく取り上げられる山の谷間にある修道院に行きました。交通は間違いなく不便なのでスポレートからタクシーで往復。
    (あらかじめネットで予約しておいた)
    片道20Kmの往復と1時間待機で70ユーロでした。
    ここはホテルも併設していて宿泊者しか見学できないエリアがあります。
    見学者は周辺少しと聖堂のみで3.75ユーロ。(えっお金取るの!?)
    ユニークな彫刻がある祭壇や壁面のフレスコ画をゆっくり眺めることができました。写真OK。
    修道院の中庭には美しく手入れされた芝生が広がり、デッキチェアーがいくつも並べられていました。見学者は脇道からその様子を覗き見るだけですが(ちぇっ)、なんだか微妙な気持ちでありました。
    正直なところ「行ったので気が済んだ」という気持ちです。
    レンタカーで旅行されていて美しい山や谷の風景を眺めてゆっくり過ごしたいという方には宿泊が良さそうではあります。

    ジェンガ・・・サン・ヴィットーレ・アッレ・キウーゼ

    なんのことやらですが、こちらもイタリアのロマネスク本などでよく取り上げられている修道院でマルケ州で最も意義深いロマネスク様式の教会の一つなどと言われております。
    本などの写真ページで峻険な岩山を背にした雄々しい姿を見て憧れていました。
    スポレート からアンコーナに向かう鉄道のジェンガ駅から歩いて行けます。イエージ駅から30分ほど。
    私の場合はですが、感想としては「見たから気が済んだ」です。
    プロの写真家や文筆家の技はスゴイものだと思いました。一目見て「コレジャナイ・・」
    何かのついでに見学するには十分美しい建物です。
    うっかり入り口に進んでしまうと、少々しょぼい考古学博物館(4ユーロ)に入ってしまうので注意を。聖堂は入り口手前の左手にあります。

    ジェンガ駅の裏手に大きな駐車場と土産物や軽食を商う屋台が立ち並んでいて、そこでフラサッシの鍾乳洞のチケットを買って送迎バスに乗ることができます。帰りには修道院あたりで降ろしてもらえるそうで鍾乳洞のチケットを持っている人は考古学博物館にも入れます。
    そっちにしとけばよかったかな・・・

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  • 謎のOsimo とCingoli編

    謎のOsimo
    アンコーナからほど近い丘の上の町。
    こちらで時々話題になりますがこれをカタカナ表記にするのに定まったものがないようで、オジモなのかオシモなのか、オージモかオジーモか分からない。
    アンコーナから半日遠足にいいと思いました。
    この町のドゥオーモはロマネスクで、特に少し珍しいテラス付きの側面の装飾が好みでした。
    アンコーナ駅からバスで30分で終点Osimoに到着。
    しかし時刻表では45分かかることになってるんですよね・・
    (Osimo駅とは離れているので注意)
    Osimoの終点始発のバスターミナルから道路を渡ると町に上がるためのケーブルカー続いてエスカレータ(それぞれ無料)があるのでアクセスしやすいです。

    謎のCingoli
    多分チンゴリとカタカナ表記していいんだと思うんですが・・・
    イタリアの最も美しい村(I Borghi piu belli d'Italia)にも入っている小さな町で「マルケ州のバルコニー」とも呼ばれています。
    ほら、行きたくなる人が出てくるに違いない。
    イエージという鉄道駅近くのバスターミナルからバスで行きました(マチェラータからもバスで行けるようです)。
    チンゴリには二つ見たいものがありました。
    ロマネスク教会の聖エスペランツィオ教会はファサードにあるルネッタのレリーフがとてもマヌケで可愛らしく、内部には美しいフレスコ画がかなり残っています。静かな美しい教会でした。
    開いている時間は確認できなかったのですが、多分一般的な午前と夕方で大丈夫「かと」。

    もう一つはロレンツォ・ロットの「ロザリオの聖母」というクリスマスツリーを思わせるようなとても美しい絵です。
    こちらは聖ドメニコ教会にあったのですが、教会は地震の後危険ということで閉鎖されています。
    現在、絵は市庁舎の一室に展示されていて市のビブロテーカに連絡して案内してもらう方式になっています。時間はちょっと複雑なのでそのうち旅行記に写真付きで載せようと思っています・・・
    私は月曜日に訪れたのですが、かなりの店が休んでいてランチ難民になってしまいました。バールは開いていましたがバール自体の数が少ないです。

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    退会ユーザ @*******
    18/05/15 22:41

    オージモ

    cokemomoさま、お帰りなさいませ。マルケ州に行ってこられたのですね。
    マルケ旅行洗脳作戦進行中・・プロモ係としては「やった」という感じです。
    Osimoの発音は、念のため調べたら語頭にアクセントが来ますので、オージモです。でもオジモという人もいるようです。(オジーモは絶対ない。何か最近揉めまくったイーゾラ・ベッラみたい)
    https://it.forvo.com/word/osimo/

    チンゴリのロットの絵はまだ見ていないので、次回ぜひと思っています。月曜日に絵画が見られるのはいいですね。市庁舎ならではです。