5.ケープタウン・ステレンボッシュ、ワイナリーツアー
ヨハネスブルクと異なり、ケープタウンは言語によって言い方が異なるそうで、アフリカーンス語の「Kaapstad」というのをそのまま発音すると、「広島のことかあ。・・・」と一瞬思ったりするのだけど、そうではなくあくまで「岬の街」ということでは、各言語とも一致している。・・・・・
ワイナリーツアーは1.犠牲者を一人捧げてレンタカーで回る。2.タクシーをチャーターする。3.オーダーメイドのツアーをアレンジする。4.レディメイドのツアーに参加する。の順で自由度が低くなるが、もちろん、ここで書くのは4のツアーのことである。
ケープタウンからのワイナリーツアーは大きく分けて、ケープ半島のワイナリー、ステレンボッシュのワイナリー、ステレンボッシュ以外のワインランドのワイナリーと三つくらいになるが、このうちケープ半島は多分、City SIghtseeingのツアーが手軽そうである。
https://city-sightseeing.com/en/107/cape-town/131/hop-on-hop-off-cape-town
(Purple Wine Tour)
私はステレンボッシュ、ワインランドの方に興味があったので、最初、下記のツアーに申し込んでいた。
https://www.winedesk.co.za/cape-town/day-trips.html
ここのいいところは日替わりで毎日違うワイナリーに行くということと、ステレンボッシュ以外もカバーしていることである。5日間いれば、20ワイナリーに行けるので(ただ、かなり過酷な日々(?)を過ごすことになるかも知れないが。)ワイン好きにはたまらないだろう。ただ、私は最後まで交渉したのだけど、結局最低催行人数に足りない、ということでキャンセルとなった。メールの対応は素晴らしく良く、お勧めの会社である。(実際には行ってないのだけど。・・・)
次に予定日の2日前にネットで見つけ、何とか割り込めないかと交渉した結果、前日に決まって参加したのが、次のツアーである。
http://wineflies.co.za/scheduled-tours/
(option1の5ワイナリーを回るツアー。)
ここもメールだけでやりとりして、すごく反応が良く、条件もZAR800の費用は当日現金で払えばいい、というので、半信半疑でホテルの前で待っていた(市内のホテルであれば大体ピックアップは無料)のだが、時間にはきちっと来てくれて、しかもツアーが全部終わってホテルに送ってきてくれたところで、全額払うという、お互いよく信用しているものだと感心したくらいの親切さだった。
回ったワイナリーがVilliera Wines,Mitre's Edge,Middelvlei Wine Estate,Lovane Boutique Wine Estate,Vergenoegd Wine Estateの五つで、昼食付、9時~16時というところ。余談だが最後のVergenoegd~はワイナリーにある池のアヒルがある時刻になったら一斉に陸に上がって行進する、というのもウリにしていて、たまたまそれに遭遇したが、それはそれは不思議な光景だった。
難点・・でもないのだが、まるで写真のとおりで9人の参加者は私以外はみんな白人・・・ドイツ人、カナダ人等国籍はいくつかに分かれていたのだが、なぜかみんな白、で揃っていた。それと英語が苦労した。よく英語ツアーに参加しても問題ない、とかしたり顔で言う人がいるが、私も今回ばかりは三分の一くらいしか分からず・・・「ファーメンテイションって何だったっけ?」というレベルだとついて行けない。弁解すると、日本のワイン作りの用語はフランス語から入ってきてる言葉が多いから・・・としておきたい。全部で31種類のワインを試飲した。私は試飲の時にはき出したり、捨てたりするのがダメなタイプ(なお、水はどこでもきちんと出てくるので、たくさん飲みながら試飲する方がよい。水をたくさん飲むと、きっともう一度来ることになると思うが・・・)で、ついつい飲んでしまい・・・おかげで夕食時にはグラスワイン二杯でやめることになった。
が、ツアー自体は最高に良かった。なお、ステレンボッシュに行って、当地のツアー会社のツアーに参加する方法もあるが、「歩き方」記載の方法でステレンボッシュに行くと、単純往復だけでZAR600くらいかかる。もっと安くいける「危険なメトロレール」(ステレンボッシュ駅という立派な駅もある。)に乗っても大丈夫な気もするが、これは次回の挑戦とすることにした。