レポート

凶悪都市ヨハネスブルクの歩き方その7 CBD最後の街歩き1

公開日 : 2018年03月14日
最終更新 :

ホテルに戻ったのは、13時頃。明日は18時の飛行機に乗るため、時間が限られる。街をうろうろできるのは今日限りなので、昼ご飯も兼ねてもう少しうろうろすることにした。まずはクイーン・エリザベス橋。パーク駅は行き止まり駅のため、数多くの線路があるのだけど、それを越えるオーバーブリッジが三本ある。そのうちの一本で、グーグルの地図上では、これを渡ればホテルからニュータウンへはすぐ行ける、と思っていたのだが、特に橋というのは「治安」がよくない。(私が今まで一番怖いと思ったのは、マンハッタンからブルックリンに渡るブルックリン橋)これは行けるものなのか・・・とホテルから恐る恐る向かってみた。行ってみると多くの人が渡っている。ここも問題なし。

橋を渡るとすぐ内務省がある。今は外国人しか用がないが、その昔、アパルトヘイト時代は白人居住地に入ることが出来る黒人のための「パス」を発行していた悪名高き役所・・・・内務省というのはどこの国でもいいイメージはないが、この国の場合はまた別の意味がある。やや西の方に行きSauer Stの近くにちょっとした市場がある。午後だったので、もう閉まりかかっていたが・・・ちょっと入ってみた。が、こっちの方がミニバス乗り場よりやばい感があり、あまり大きくも無いので、そそくさに退散。外れに大きな肉屋があり入ってみた。

食べ物は別途書こうと思うが、ビルトンを探していたのだが、どこの肉屋でも見つからない。どちらかというと「白人の食べ物」とは聞いていたのだけど、ここでようやく見つけた。店員に一人だけ白人の人がいて、どこから来たのか?と聞くのでジャパンというと、「コンニチハ」から始まり、いくつかの日本語のフレーズを言ってくれた。普通ならばどうも思わないのだけど、ここには年間何人くらいの日本人が来るのだろうか。Sauer StのTj Meat Spotというお店なので、行くことがあればぜひ冷やかしてほしい。

 しばらく行くとDiagonal Stという賑やかな通りに出る。昔、証券取引所があった通りで、ここを通って昔のオフィス街であるマーシャルタウンに行く予定でいたのだが、「SAB World of Beer 450m」という標識に出会った。ビール・・・ヨハネスブルクは高地であるが、さっきから喉が渇いていることに気づいた。下調べはしていたのだが、インペブの傘下にある・・・昨年はタンザニアでもお世話になった・・・SABMiller(South African Brewries、ビールのブランドは「Castle」が有名)の工場跡地に出来ている博物館のようなもので、ビールの歴史、作り方をガイドで案内してくれ、最後は試飲コーナー・・・キャッスルの生ビールというのは、CBDの治安がどうとかに勝る(?)誘惑がある。

で、そのままふらふらとニュータウンの方へ。昔からの商業地域ということで、確かにお店が一杯あるのだが、それを横目で見つつ、何とかSABの正門を見つけ(若干わかりにくいところにある。)14時からの館内ツアーに参加した。R125だがざっと1リットルくらい飲んだだろうか。キッャスルのミルク・スタウトの生は・・・これは別途書くが、これまた最高の気分で15時過ぎに出る。

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  • 凶悪都市ヨハネスブルクの歩き方その8 CBD最後の街歩き2

     少し南下して、コミッショナー通りを中心に東の方に歩いて行く。この辺がいわゆるマーシャルタウンで丸の内みたいなところで、やや昔日の面影のようなところがあるが歴史的建物も多く、おもしろい。ただし、ショッピングには向かない。ずっと歩いてガンジー広場まで出た。ここは一大バスターミナルでちょうど学生の帰宅時間に重なり、学生もバスも一杯いる。が、ここからバスに乗って果たしてどこに行くか・・・今回は諦めたが、パーク駅の地下を走る大路線網を持つメトロレールと市内バスは次回の楽しみ、として取っておくことにする。

    実はカールトンセンターはこの広場のすぐ先であったのだけど(そのときは分からなかった)、やや酔っ払い気味なのもあり、この辺でパーク駅に戻ることにした。

    南北方向に貫いているRisslk Stを歩くだけでは面白くないので、脇道を歩いたが、本来ならこの一帯が大繁華街・・昔はそうだったのかも知れないが・・・でいいはずであるか、賑やかなのだけどショッピングセンターや世界ブランドのお店は皆無である。この辺が今のCBDの現実なんだろうなあ。

    今日がCBDをうろつく最後(明日はCity Sightseing busで文字通り上から目線で街を走ることになる。)なので、もう一度ミニバス乗り場と周辺のマーケットを冷やかすことにした。途中、露店のおばさんたちが「チャイナ!」と声をかけてくるので、「ジャパン、ジャパニーズ!」と訂正したら「コンニチハ、アリガトウ」と返ってきた。ちょっぴり目頭が熱くなった。今、この近辺を歩く日本人なんて、ほとんど絶えているだろうに、昔の日本語を覚えているんだろうか・・・CBDでも日本人と分かれば「コンニチハ」と返してくれる人はとても多い。

    ホテルに着いたのは17時頃。そう、ビールもあって昼ご飯は食べ損なった。一休みしてから、ヨハネスブルク最後の晩餐のため、向かいのステーキハウスに行った。今日は300グラムのランプステーキとビール一杯、グラスワイン2杯・・・であった。

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