レポート

凶悪都市ヨハネスブルクの歩き方その3 いよいよCBD到着

公開日 : 2018年03月05日
最終更新 :

さて、3日後、満を持してケープタウンから、ヨハネスブルクに戻ってきた。プレトリアのチャーチ広場、ケープタウンの夜のロング・ストリートなどをうろうろして、ようやく「危険」に慣れてきた・・・ところが一番危ない。

予約していたバニスターホテルはパーク駅の北側、Braamfoutenにある。歩き方にはCBDの地図さえ載ってないが、ロンプラはCBDで歩けるところ、宿を取るところとして、Marshalltown、Newtownとここを挙げている。CBDに外資ホテルは無くなっており、私が見たのは地場チェーンのBraamfoutenのプロテアとNewtownのシティロッジくらいで、後はローカルホテルしか無い。この2つがCBDにとどまるのは地場資本の意地なのかなあ。

19年前に発行された旅行人の「アフリカ」には、かのカールトンセンターに隣接するカールトンホテル、その北にあるホリディ・インやブラームフォウンテンのYMCA、YWCAまで載っているがそんなものは今はない。現在に戻ると、ケープタウンのホテルは空港送迎が有料でヨハネスブルクは無料のところが多い、と聞いていたが、このホテルはシャトルバスなどは無くプライベート車をR400で手配するという。ロンプラによると自力で手配すればR500~600。(歩き方には値段は載ってない。)こちらの方が安い。さすがに初めての凶悪都市ヨハネスブルクに19時に着いて、ハウトレインと徒歩でホテルに行く勇気はなかった。

荷物が出てくるのに時間がかかったりで(別に書くが、SA傘下のLCC、Mangoはやや時間にルーズである。)
到着ホールに出たのが、19時40分。ドライバーのニコラスさんは「Mr.Takashimataira go to the Banister Hotel」という札を持っていたのだが、3人称だったらSが付くだろう、ということより、周りの人間に行程が分かってしまうのでは・・・ということの方が心配だった。

二人でパーキングまで行って、自家用車らしき車に乗り込む。実は送迎についてはずっとホテルとメールで交渉を続けていて、決着したのがケープタウン空港を出発する直前だったため、このニコラスさん自体を疑う気は無く、妙な安心感があった。荷物があったので後部座席に座り、いよいよCBDに向けて出発する。この街は標高が高く、真夏なのにそれ程暑くはないのだが、ニコラスさんは窓を開けている。また、夜というのに全く車の走ってないところでも赤信号はきちんと停まっている。いずれもCBDではあまりお勧めしない車の運転方法のはずだが(特に窓を開けて走らないというのは、JICAなども口を酸っぱく言っている。)普通に(?)走っているのが印象的だった。

CBDはかなり大きい道でも一方通行が多いので遠回りするように見えるのだけど、パーク駅を横目にするとしばらくしてホテルに到着。20時過ぎであったから、かなり早い。で、夕ご飯である。ホテルにも立派なバーとレストランがあるのだが、今日はブラームフォウンテンのお勧めステーキハウスに行きたかった。取りあえず荷物をおいて外に出た。ちょうど飲み屋街の真ん中にあるようなホテルで、斜め向かいがそのステーキハウスであることは分かったのだけど、恐る恐る2ブロックほど歩いてみることにした。

 この程度であれば全く問題ないなあ。と思いつつ引き返してステーキハウスへ。(酒と食事は別レポートに。)ヨハネスブルクのCBDの祝すべき一日目というので、ステーキを食べてグラスワインを3杯飲んで(しつこく書くが、この国のグラスワインは150~200CCくらいついでくれる。)店を出たのが22時前。ミネラルウォーターが無いことに気づいた。この手の町だと夜遅くまでやってる雑貨屋があるはず・・・ともう少し大胆に合計20分くらい歩き回っただろうか。水もゲットしてホテルに戻ったのが、22時半。近くではバーも開いていたが、さすがにそこまでの体力は無く、シャワーを浴びて寝ることにした。

翌日は7時に朝食を取りに地上階の隣接したレストランに行き、帰りにフロントでタクシーの交渉をした。12時に予約した「Ponte City(ポンテ・タワー)」のツアーのためである。主催しているDlala Nje(ジモティは発音していたが、私は今でも仮名書き出来ない)とピックアップしてくれないかと交渉したのだけど、「Uberで来い、GPSの地点は・・・・」という返事。そもそもヒルプロウにUBERで誰か行ってくれるものなのだろうか。フロントで話していたら、昨日ホテルまで連れてきてくれたニコラスさんが来ることになった。11時に出発である。

3時間以上時間がある。こういう場合は普通はまず駅に行って、いろんな事情を確かめるのが流儀(?)なので、散歩がてらにパーク駅まで行ってうろうろすることにした。目的は帰りのハウトレインの駅の確認、明日乗る予定のcity sightseeingの乗り場の確認、BRTのRea Vayaの乗り方の確認、である。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント