昨年、アフリカの水を飲んだ結果、今年はハボローネ(ボツワナ)、プレトリア、ケープタウン、ヨハネスブルクを七日間で回るという久しぶりのスタンプラリー式の旅行をすることになった。そのうち、ヨハネスブルクは一日半ほどいたのだけど、「歩き方」が危険だとあそこまで書いた上で、地図さえも載っていないヨハネスブルクのダウンタウン(CBD)を十中八九襲われるという(「歩き方」より)首締め強盗に襲われるまで歩いてみよう、というのが今回の目的の1つだった。
ドバイ経由でヨハネスブルク空港には16時頃に到着、その日は「安全な」空港ホテルに泊まり、翌日、8時前の飛行機でハボロネに向かう、という予定でいた。空港に着き、ボーディングブリッジに出た瞬間から、緊張が走る。凶悪空港OR・タンボ(この人はネルソン・マンデラと一緒にアパルトヘイトに対して闘った人、というのは後になって知った。)国際空港である。トイレに行ってもきょろきょろしながら・・・でイミグレに向かった。ところが、イミグレの人数が少なく、しかも大した審査もしない(写真を撮ったり、指紋を採ったりはしない。)くせに、時間がかかる。ダル・エス・サラーム空港でさえ、ここまでのんびりはしていない。・・・・アフリカ一の先進国ではないのかとだんだんと怒りモードに変わっていく。イミグレは一時間かかり、17時半頃に出る。
到着ロビーに出た。これがかのヨハネスブルク空港か・・・両替所がアメックス(アメックスの両替所なんて既に絶滅したのかと思っていた。)、トラベレックス、Bidvest(地場資本)とでかいのが三つ並んでいるのだが、肝心なATMがない。いかん、凶悪空港を荷物を持ったままうろうろしたくない。・・・10分くらいうろうろして、ようやくAbsa銀行の空港内支店の横のATMを見つけ、近くにいる凶悪風お兄さんを気にしつつ、R2,000ほどおろす。
さて、ホテルは空港直結ホテルの2つのうちの1つ、シティ・ロッジを予約していた。が、このホテルがどこにあるかが分からない。(私は羽田のEXCEL東急みたいに本当に直結しているイメージを持っていた。)また、10分くらいうろうろして、あきらめて職員のお兄さんに聞いてみた。
すると、フロアを上がりあの道を真っ直ぐ行け、という。直結ではないのか・・・なんとこのホテル、パーキングの上にあり、そのパーキングまで歩く(成田のパーキングのように空港ロピーから道が続いている。)必要がある。人けのない道を歩いて行くと、小さなエレベータがあり、それに(乗らざるを得ない。他に行き方は分からなかった。)乗ってようやくフロントにたどり着いた。
これを「空港直結の安全なホテル」という論評はどうかしている(?)と思うが、これだったらシャトルバスがきちんとしている空港周辺ホテルか、もっと手前にあるインターコンチ(値段がどのくらいか知らないが。)の方が安全である。パーキングまでの人通りのない道をどう評価するか、だけど・・・。