レポート

Au Petit Sud Ouest

公開日 : 2018年01月28日
最終更新 :

このパリの鴨とフォアグラの専門レストランは日本人の旅行者にも有名ですからおいでになった方も多いでしょう。
しかし残念ながら去年の4月に閉業されたことを最近知りました。

2、3年前だったでしょうか、3大珍味とか言われているフォアグラを本場パリで一度しっかり食べてみたかったのでこの店に行きました。日常でも鶏や豚、牛のレバーは生を含めて食しておりますので、フォアグラと言えども所詮は鳥の肝臓、それらの延長の代物だろうと高を括くっておりましたが、その店で初めて生のフォアグラを食べてみてそれが全くの別物であることを初めて知りました。そのデリケートで複雑な味に正に驚嘆したことを覚えております。

そのうちに又行くつもりでしたがついその機会に至らず、閉業を知ったわけでとてもとても惜しい思いです。もう一度あの店の独特の、テーブルの上のトーストで焼いたパンの上にのせてスライスした新鮮なフォアグラを食べたいと、切に願っております。そんな店を日本でもフランスでもいいのでご存知なら教えていただければありがたいものです。

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7件のコメント

  • Restaurant La Pyramide

    N.N.さん そして皆様 こんにちは。 

    フォアグラですか、いいですね~食べたい~。 
    ホントはソーテルヌ等の甘口ワインと合わせるべきなのですが、甘い飲み物が苦手な私はシャンパーニュでフォアグラを頂いています。
    パリではないのですけれど、めちゃ美味しい!と思ったフォアグラは リヨン郊外のヴィエンヌにあるレストラン La Pyramideで食べたものです。 
    フレッシュ・フォアグラとイチジクのゼリー、甘めの軽焼きパンのハーモニーが絶妙でした。
    https://4travel.jp/travelogue/11154233

    フォアグラも美味しかったけど、メインの小鳩は思わず 「うんまーい!!!」と叫びたくなるような衝撃のお味でした。
    "Supreme de pigeon"看板に偽りなし、ほんとうに最高♪の鳩ちゃんでしたわん。 
    地方都市はパリに較べると宿泊代もお手頃だし 町もゆったりとした雰囲気なので、このあたりにも是非とも足を延ばされて 食い倒れを心ゆくまでお楽しみ下さいませ~。

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    18/01/30 21:26

    Re. La Pyramide

    むうにゃん さん しばらくです。

    ブログ拝見しました。

    かのピラミッドですか。昔読んだ本の中でリヨン地方の伝説的レストランとして紹介されていたのを思い出しました。それなりのお値段だったでしょうが味やサービスに十二分に満足されたのなら全く問題ありませんよね。結構でした。

    メインのPigeonが素晴らしかったのですか。残念ながらフランス料理でのそれは知りませんが、香港の広東料理のレストランで頂いたことがあります。よくは覚えていませんが照り焼き風で小骨が多かったような。
    フランス料理ではこういう小骨の多い鳥の肉なんかはどう処理してあるのでしょうかね。ナイフとフォークで上品に食べるのは難しい気がするのですが。

    フランスはあちこち美味しいものが確かに多い(多そう)ですね。ただ一人旅が多いものですから連れがいないとこういったレストランはちょっと面倒かな。(去年アグリジェントのホテルで一人で食事していたら隣のオランダからのご夫婦に心配されました。)


    話を広げてくださってありがとうございました。また。

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  • 18/01/30 09:53

    foies gras のあとに de canard が付くと

     
    鴨/家鴨の脂肪肝


     

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  • 18/01/29 22:00

    パリで生のフォアグラを出すレストラン

    こんにちは

    パリで、生のフォアグラを出すメニューがあるレストランを検索して見ました。

    (私は、レバーの匂いがあまり好きじゃないので、旅行中、セットメニューでフォアグラが前菜にあるものは避けたり、メインの料理が好みのもののセットメニューでフォアグラが前菜にある場合は、まあいいか、ついてくるから食べるか、という程度です。口の中に、レバーのにおいが充満するのが嫌いです。レバーを生で食べたことはありません。)

    フランスの生のフォアグラのレシピ紹介があったので、以下に、紹介します。
    (召し上がったものは、こんな感じのものだったでしょうか?)
    https://www.cuisineactuelle.fr/recettes/foie-gras-cru-au-sel-de-guerande-198864
    レシピによると、
    まず、フォアグラをアルマニャック、香辛料、塩等で下味をつける。
    これを、壺の中に布を敷いて入れ、しばらくなじませる。
    次いで、取り出して、壺の底にゲランドの塩(結晶の粒が大きい)を入れて、フォアグラを入れ、上からいっぱいまで塩を入れて密封し、8時間冷蔵庫で寝かせる。
    食パンを三角に切ってトーストする。その上に、chutney(フランスのchutneyは、果物ベースで砂糖少なめ、香辛料を加えて煮つめ、ジャム状態にしたもののようです)を塗り、寝かせたフォアグラを取り出して三角形に薄く切り乗せて、できあがり。周りに、塩の結晶を若干散らす。

    写真の三角形の上に乗っているのは生のフォアグラということのようです。


    さて、レストランですが、
    パリで、sud-ouest料理のレストランを検索すると、foie gras を出すレストランはいくつもあるのですが、メニューに生のfoie grasを出すと書かれているのは、現在見つかったのは1軒です。

    店の名前
    Il était une Oie dans le Sud Ouest
    (長い名前です。訳すと「南西地方に一羽のガチョウがいたとさ」、仏で童話を始めるときの常套フレーズをもじったもの)

    ホームページ
    http://www.il-etait-une-oie.fr/

    メニューの一部
    http://www.il-etait-une-oie.fr/menus-carte/

    メニューの一番上に 
    Nos foies gras de canard fermiers Les Landes - Label Rouge -
    (私たちの鴨のフォアグラ、産地、、、赤ラベル)
    その下の1行目
    Le Cru à la fleur de sel  16,00€
    「塩の花」添えの生(の鴨のフォアグラ)

    (la fleur de sel 塩の花 とは、ブルターニュ半島方面などでとれる、料理で使うとおいしいと言われている塩田法の塩の結晶。ゲランド、レ島などが産地となっている。)


    ここのレストランは評判がいいらしいので、予約することをお勧めします。

    cruは「生の」を意味する
    canal は仏語では、鴨やアヒルの類(鴨とアヒルを区別しない)
    oie  ガチョウ

    フォアグラを生で食べるレシピを検索すると、canalを使う例が圧倒的に出てきて、生食はcanalが一般的なのかとの疑問もわきますが、その辺は、詳しくはわかりません。
    この店も、生はcanalを使っています。
    仏語のウィキでは、料理したフォアグラでは、ガチョウ(oie)の方が、食したとき、匂いが口の中に長く残るので、canalよりoieの方がよいだろう、と書かれています。

    紹介したレストランが利用できなくなったときのために、参考までにSud-0uest料理の店を検索したサイトを引用しておきます。(生も出すのかもしれません)
    http://www.restoaparis.com/restaurant-paris-par-plat/foie-gras


    そういえば、サルラに行ったとき、旧市街の中の広場に、数羽のガチョウの銅像が地面を歩いているような位置で設置されていました。フォアグラの生産地であることを表しているのでしょう。


    よい旅を


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    18/01/30 00:41

    Re.パリで生のフォアグラを・・・

    日ごろmamoruさんのフランスカテゴリーのみならず知識や経験の豊かさには全く敬服しております。またフランス語にもご堪能なご様子で、全くの私など恐れ多い限りです(因みにSud-ouestとは一種の剽軽な熟語にでもなっているのでしょうか)。

    さすがの詳細な情報、お話をいただき、本当にありがとうございました。すこしゆっくり検索勉強してみたいと思います。フランスはパリ以外ほとんど行ったことが無いのですが、食は勿論いろいろ魅力的なのでしょうね。ゲルマン圏が多かったのですがそろそろフランスを目指そうかとも思っております。その折はよろしくおねがいします。

  • 18/01/29 21:15

    パリならDomaine de Lintillacはどうでしょうか?

    パリに遊びに来た親戚が、美味しいフォアグラが食べたい・・というので
    1度このお店を訪れました。ホテルの人に聞いて予約しました。
    行くと、日本語メニューもあり、観光客用のお店なので失敗したかな?と思いましたがオペラ地区にもかかわらず値段もリーズナブルで、フォアグラも美味しかったです。
    (ただ、どれを選ぶかによって食べた印象は変わるかもしれません)

    ペリグーでもサルラでも食べましたが、フランス国内のレストランなら大体それらの産地から来ているのでパリでも他の地域でも美味しいフォアグラは食べられます。
    レストラン独自で生のフォアグラからミキュイ(半ナマ)に調理して冷やしたものをカットしてトーストと出されるのが一般的です。
    これはクリスマスのごちそうとして、家庭でも調理できます。(塩加減、どんな洋酒を使うかで個性が出ます)

    もし、11月後半から年末にフランスを訪れる機会があれば、多くのレストランで前菜のメニューにフォアグラが登場するので
    食べ比べするのもいいかもしれません。ちなみに私もパリではありませんがいくつかフォアグラの美味しいレストランを記憶しています。

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    18/01/29 23:41

    Re.Domaine de Lintillac

    vinvinさん コメントありがとうございます。 お詳しいですね。

    何か知ったかぶってフォアグラの事など書いてしまいましたが、実は私などそれをを食べる機会がさほどあるわけでは無く汗顔の至りです。ただパリでの体験がそれまでに日本で食べたテリーヌやソテーされたフォアグラとは以って非なるものだったので、再びのパリでもうチャンスがないのならとても残念だと思った次第です。幸いDomaine de Lintillacを教えていただきとてもありがたいです。検索して店の写真を拡大してみるとトースターが設置されていますね。

    ペリグーやサルラにも行かれたのですか。それはすばらしい。ブルターニュからボルドーにかけては期待の地でもありますのでその折にはぜひ行って見たいものです。

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  • 退会ユーザ @*******
    18/01/29 15:10

    残酷な

    フォアグラなんて生産過程が動物虐待以外の何物でもありません。動物に大きな苦痛を与えて、それを嬉しがって食べる、君らしいと思ったよ。

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    18/01/29 19:11

    Re.残酷な

    ,という主張が動物愛護団体を中心に広くあるのは承知しています。

    牛、豚、鶏などの家畜もより自然に近い状態で飼育すべきであるというやつですね。しかしそれをある日突然トラックに載せて処理場に連れていき、嫌がるのを無理やり屠殺して食するのは全然問題ないのですかね。或いは海を自由に泳いでいる魚をいきなり魚の了解もなく針に引っ掛けて引き上げ、悶え死にさせてむしゃむしゃ食べるというのは残酷ではないのですかね?

    一部のインド人ような全くの菜食主義者が主張するのならそれはそれで納得理解できますが、魚や肉を平気で食べる人たちがこんな時は動物虐待などと主張するのはエセ博愛主義者以外の何者でもないと思っています。

    なお些か宗教論争的めくので、この話はこれっきりで終わりです。

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  • ペリグーへ

    残念でしたね。
    でもフォアグラの本場、ドルドーニュ地方の中心ペリグーへ行けば、同じ味が味わえると思います。ボルドーから列車で1時間です。ワインのAOCと同じようにIGS(産地表示保証)を取得したことにより、トウモロコシで飼育したペリゴール(ドルドーニュの昔名)地方のフォアグラは最高級品になったそうです。


    食の都として知られるペリグーでは2年に一度の料理、食材に関する国際見本市をはじめ、食に関する催しが多く、私が行った日もそれにぶつかり、中世の装いをしたペリグーパテ協会の会員にパンにのせた試食のフォアグラやのせたトリュフ少々入りフォアグラ、鴨胸肉燻製で囲んだフォアグラ、など各種フォアグラを特産のクルミのを浮かせたアペリティフを飲みながらいただくことに。

    11月中旬~5月中旬の土曜朝にはペリゴール各地でフォアグラ市が開かれますので、それを狙うのもいいかと。

    冷やしても、火を通して、テリーヌやジュレ、カルパッチオ、エスカロップにしてもと、フォアグラの味わいは多彩で、とこれらはレストランで味わいました。残念ながら店名は覚えていませんが、観光案内所で有名店を教えてくれます。

    また、フランスに次ぐフォアグラの産地ハンガリーでもおいしいフォアグラ料理が安く味わえます。

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    18/01/29 18:32

    Re.ペリグーへ

    wikiで少し調べてみるとベルジュラックやペリグー、サルラ辺りが一大産地のようで、そこへ行けばフォアグラをしっかりいただけるということですね。新鮮で生のを、出来れば東京とかせめてパリ辺りで気軽に食せればいいのですがむずかしそうで、もし機会があれば現地にぜひ行って見たいと思います。

    実体験に基づく貴重なお話をどうもありがとうございました。ではまた。

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  • フォアグラは専門外なのでよくしらないのですが、

    Au Petit Sud Ouest というからには どこか パリの東南の方向が フォアグラの産地なのでは? だからそっちの方にいったらあるのではないでしょうか。

    たしかに感じのよさそうな店のようでしたね。 残念です(ガチョウ愛好会からのプレッシャーでもあったのかな?)

    https://www.yelp.com/biz/au-petit-sud-ouest-paris

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    こんな地図をみると 東南じゃなくて 南西ですよね。

    http://foiegras-factsandtruth.com/heritage/the-production-regions

    なんでこの店は Sud-Ouest なんだろう。 なにかそういった新聞が ドルごーにゅのほうにあるようですね。

    https://en.wikipedia.org/wiki/Sud_Ouest_(newspaper)

    http://www.sudouest.fr/

    そこらと関係があるのかな?