レポート

上海のお金事情 その1

公開日 : 2017年12月02日
最終更新 :

上海は7年ぶり・・・・すっかりご無沙汰してしまい、さらに最近のお金事情は聞く限りでは激変(?)しているらしい。おっかなびっくりの訪問である。

今回は凍結されているであろう中国銀行の口座を復活させ、支付宝(アリペイ)か微信支付(ウィーチャットペイ)のどちらかを結びつけたい・・・という壮大な(?)計画であった。特に後者は日本のスマホで使えるのが条件で、それはできないという話も多いのだけど、本当にそうなのか・・・。

アリペイ自体のインストールは簡単だし、言語は英語を選べるし、必須のSMSは日本では日本の電話番号でも問題なく着信して口座を作れる。あとは現地でやってみるだけ、であった。

とは言え、今回は三井住友の銀聯カードとキャッシングはいつものビックカメラJCBの2つのカードで乗り切り、あわよくばアリペイに・・・・と考えていた。

キャッシングは私は最大手の工商銀行(経験上、ここが一番トラブらない。)が好きなので、浦東空港到着フロアのATMと紹興の魯迅路支店のATMと二回使用。合わせて1000元キャッシングしたが、レートは16.94と翌日が16.991。それぞれの利息の12円と13円(計25円も払った。・・・16,990円の返済。)を入れても、16.964と17.016。

銀聯も二回使ったが17.318と17.364。同日に使った17.364と17.016を比較すると2%くらいなので、やはり、キャッシングがクレカよりもレートがいいですよ(すぐに返済する場合。私は2日後だった。)、しかもJCBはATM手数料を取りませんよ。といういつもの話なのだけど、しつこいのでこの辺で。

工商銀行のATM画面では、タンザニアやザンビア(!)と同じく「JCBネットワーク」か「CIRUSネットワーク」かと聞いてくる。タンザニアの時はJCBネットワークは使えなかったが、今回は二回ともJCBネットワークを使ったが、CIRUSとどう違うのだろう。

もう一つ困ったのは、画面が中国語から切り替わらないこと。そういえば最初の方で「other language」と選ぶ項目があったな・・とは帰国して思い出したが、「退卡」まで若干苦労した。外国カードは自動的に英語になる場合が多いと思うが・・・

目に付くのは「銀聯、支付宝、微信支付が使えます。」というお店で、外人にとっては支払い方法が退化(?)しているように見えるのだけど・・・VISAが使えるとかMasterが使えるとかのレベルは超えていて、当然のことながら、店先にNFCやフェリカの使える端末が置いてたりするのは皆無である。外人はみんな現金で支払っているのだろうか。

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1件のコメント

  • 上海のお金事情 その2

    上海のドラフトビール屋では、クレカは銀聯しか使えず、170元の支払いに出したところ、PINの入力だけでいいという。「(銀聯だと)サインは要らないのか?」「300元以下だとサインは要りません。」「・・・・」国内も含めて、銀聯の支払いでサインレスというのは私は初めての経験だった。

    また、魯迅の小説に出てくる紹興の咸享酒店では、やはりクレカは銀聯だけ使えるとのことで、出したところ「中国発行の銀聯カードではないと使えない。」と断られた。銀聯クレカの使えるところで、この三井住友銀聯が使えなかったのは初めてで、さらにいっちょ前に(?)国内発行と外国発行で差があるのか・・・とびっくりした。

    ホテルでは480元の支払いにチェックイン時に銀聯で600元の支払いにサインした。「預受権」と記載されるがデポジットのことなのだけど、これもわかりにくい。このホテルはチェックアウト時にその伝票を破って、新しい480元の伝票にサインする。「預受権完成請求」と記載されるのでOKと何とか分かるが、英語で記載すべきだよなあ。それこそ外国発行の銀聯カードなのだから・・・・

    肝心の中国銀行では、カードと普通預金口座がやはり凍結されており(「フローズン」と言われた。)解除するためには、作った時点の身分証明書、つまり、1つ前のパスポートが必要だという。そんなものを持ってるはずがない。ちなみに日本の銀行は本人確認の身分証の有効期限を全くといっていいほど気にしないが、外国銀行は期限が切れているから新しい身分証(パスポート)を見せろと言われることが多い。(合わせてコンピュータの台帳も更新する。)が、既に無効になった前のパスポートを持ってこいというのは初めてである。

    解決方法として、大使館(領事館のこと)に行って昔のパスポート番号の証明書をもらってくるか、新しく口座を作り直す、ということを提案されたが、前者はそんなものを日本の領事館が発行するのか?????だったし、後者は中国に住んでいる前提の中国の電話番号が必要という。昨年から非居住者の口座開設はほとんどできなくなった(特に国営銀行)と聞いていたが、なるほど・・・・私には「更新」しか道が無いため、今回は断念。よって支付宝、微信支付もお預けとなった。

    かなりローカルな食堂でも支付宝、微信支付でみんな支払っていて、街中のofoというレンタル自転車も支付宝でないと使えない。外人については一体どう考えているのかお上に聞いてみたいものである。みんなどうやって旅行しているんだろう。現金が使えない、というところは無かったが。・・・

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    おひさしぶりです

    今更ながらのコメントです。

    銀行口座の復活は1日ではできません。
    事務作業に時間を要するようで3日後とか1週間後に来てくれと。
    現在、中国の銀行も本人確認が徹底していて、
    外国人は定期的もしくは随時(よく知らないけど、パスポートの有効期間と関係あるのかな)、
    確認を求めているようです。
    日程に余裕を持たせて出かけるとよろしいかと思います。