Re: 横からごめんなさい 初めまして。こちらこそよろしく。 ラヴェンナはビザンチン美術に興味をお持ちでしたら、絶対お薦めです。 イスタンブールやギリシャの各地にあるビザンチン美術と多くの共通点があり、最盛期の東ローマ帝国の版図の広さを示しています。 プラキーディア(プラチーディア)は波瀾万丈の人生を送った人ですが、晩年の彼女が西ローマ帝国の末期の政治にどれほどの悪影響を与えたかを考えると、こんな美しい廟を建ててもらっていいのだろうか(ひょっとして自分で生前に建てたかな)、と感じさせます。 ちょっと清王朝の西太后に似ていると思いませんか。 フィレンツェについては、月並みなアドバイスしか思いつきません。 ウフィーツィ美術館とアカデミア美術館だけは予約しておいた方が良いようですよ。私はホテルの予約の時にホテルに依頼して取ってもらいました。他の予約はホテルに必要ないと言われ、実際そのとおりでした。 それから、ホテルはやはり観光の中心に近いところを取るべきだと思います。一日の途中でもホテルに帰って一休みしたり、天候に合わせて着替えをしたり、何かと役に立ちます。 もう一つ、ミケランジェロ広場は何もない所ですが、その後ろの丘の上には、サン・サルヴァトーレ・アル・モンテとサン・ミニアート・アル・モンテという二つの教会があって、夫々違った意味で美しい教会です。是非寄ってみて下さい。
イタリアの歴史、その他 漠然とした質問にご回答下さって、ありがとうございます。 長期旅行をされるだけあって、パッペンハイムさんは、イタリアの歴史や美術に、お詳しくてらっしゃるんですね。 私が読んでいる歴史の本は、子供向きというか、かなり物語風に脚色してあるもので、皇女ガラの一生も、歴史の荒波に翻弄されながら毅然と生きた、美しい廟にふさわしい女性に描かれていました。 実は、西太后なんですか。 いろいろな見方ができるから、歴史はおもしろいですね。 さまざまな方向から書かれた本を読んでいくと、歴史が立体的に浮かび上がってくるような気がします。 と言えば、かっこいいのですが。 昔から名前だけは覚えていた「カノッサの屈辱」が、やっと、「あー、そういうことだったのか」状態。大ローマの歴史をマスターすることは、とても今回の旅には間に合いそうもありません。 ルネサンスあたりだけでもなんとか、と思いつつ、レストランのサイトばかり眺めている日々です。 ウッフィッツィとアカデミアの予約は、悪戦苦闘(予約電話がなかなか繋がらない)の末、取りました。 ほかは予約不要とは聞いていましたが、心配性なもので、不要の確認情報が一つ増えて、喜んでいます。 フィレンツェ滞在初日が、ちょうどクリスマスで、開いている美術館もなく、取りあえずミケランジェロ広場に登るつもりでいました。 幸い時間はたっぷりありますし、クリスマスでも開いているようですので、お勧めの二つの教会、ゆっくり拝観してきます。