ありがとうございます 早速のコメントありがとうございます。 流石にグラツィアさん、リスポンスが速かったですね。 1.ベラージョではセルベローニには行きませんでした。もう一つ地理が分からず、ウロウロだけで終わりました。お話ではよさそうな所ですね。残念。 2.ラヴェンナのモザイク画は期待以上でした。4個所で見ましたが、夫々堪能しました。 プラチーディア廟のような狭いところでも、人の混み具合も大したことはありませんでした。 サンタポリナーレ・イン・クラッセは返す返すも残念でした。 せっかくバスで郊外まで行ったのに、臨時休業の貼紙が無情でした。 他に一組ロンドンから来たという夫妻も貼紙を見て残念がっていました。 ロンドンなら日本より近いじゃないですか、と慰めにならない慰めの言葉をかけて別れました。 不可解だったのは、バスツァーが一組大聖堂の方に行って、がっかりして帰ってくるのかと期待していたら、一向に帰って来ないのです。 ひょっとしてツァーの会社と聖堂との密約で、団体客だけ見させているのかな、と勘ぐりました。 グラツィアさんはどう思われますか。 3.チンクェテッレは天候にも恵まれ最高でした。ここの眺めはハイキングコースからの方が海からよりも良かったです。 その前に、ミラノのレストランで一緒になったアメリカ人の夫妻に、チンクェテッレは天気に恵まれて良かったと散々吹き込まれていて、 我々は天気予報ではあまり期待できそうもなく、少しひがんでいたのですが、天気が良くて気も晴れました。 おっしゃるとおり、ここは天気が悪かったらどうしようもありませんね。 4.トラジメーノ湖は、ご存じの通り2200年前にハンニバルのカルタゴ軍がフラミニウスのローマ軍を待ち伏せして全滅させた古戦場です。 ここに行きたいとは早くから決めていたのですが、肝心の正確な場所が分からず困っていました。 ミラノにイタリア人の友達がいて、今回も会うので連絡したのですが、その時に相談してみました。 すると、調べてくれて、それはトゥオーロ(Tuoro)という町だと教えてくれて、町のサイトまで教えてくれました。 結局、メールのやりとりが何度もあって、当日が日曜で、モンテプルチアーノに行く都合も考え、彼がトゥオーロのタクシー運転手に電話してくれて、その運転手がハンニバル・ルート(町が観光用に設定しているのです)を案内してくれて、そのあとモンテプルチアーノまで送ってくれるという話になりました。 ところで、この戦場跡の場所ははっきり分かっていなくて、現代の歴史家が二人の古代の歴史家リヴィウスとポリビウスの記述に基づいて、二つの場所を推定しています。 トゥオーロは、この内リヴィウスによる場所なのですが、ポリビウスによる場所も近くにあり、これも行ってみたくなりました。 そこで、当日運転手に会ったときにそれを説明して、両方の場所に行きたいのだと、頼みました。イタリア語のできない私ですから、片言と筆談でなんとか用を足しました。 幸い快諾してくれて、二人の歴史家の記述による場所を見てきました。 トゥオーロは既に観光にフルに活用していますが、もう一つの場所には何もありません。先手必勝だなと感じました。 運転手はどうやら二つの説があるのは知っていたらしく、トゥオーロではもちろんですが、もう一つの場所でも同じように、ローマ軍はここから入ってきて、カルタゴ軍はここで待ち伏せして、などという説明をしていました。もちろんイタリア語なので、所々分かるだけです。 その後は、モンテプルチアーノ町まで送ってもらい、この町を観光しました。 日曜の午後で田舎の観光地ですから、人出も少なく、ゆったりした観光を楽しめました。 ここも落ち着いた良い町で、山の上ですから眺めも良く、気分は最高でした。 「下らなく、充実した」と言った意味はこれで大体お察し頂けたと思います。 使ったエネルギーが対象の価値と釣り合っているかと言えば、他人から見たら「下らない」の一言でしょう。私も客観的には賛成です。 しかしトラシメヌスの戦いは、中学生の時に読んでから、ずっと気になっていたことです。こういうこだわりは、50年経っても強く残っているものです。それを解消して、実際の場所を見て色んなことを納得する時は、まぎれもなく「最も充実した」時間です。 と、こういう他愛ないことでした。
とっても下らない!でもすごく素敵!!! 忙しかったので、お返事せずにいたら たくさんコメントが付いていたのですね。スゴイ。 トラジメーノ湖とモンテプルチャーノの1日、 「下らなく、充実した」の意味がようく分かりました。 自分だけのこだわりの場所、そこへ行くためなら、車だってチャーターしちゃう。 そういうのって、すごく素敵です。 ほかの満足度が6とか7とかであったとしても、 それだけで、私なんか旅行のトータルの満足度が10になってしまうと思います。 よいご旅行をなさいましたね。
横からごめんなさい 初めまして。 年末に初めてのイタリア旅行(フィレンツェ滞在)を控えて、いろいろ調べているところです。 イタリアの歴史の本を読んでいて、ちょうどガラ・プラキディアの章を読み終えたところなので、ラベンナという地名に反応してしまいました。 モザイク画は期待以上だったのですね。次の計画のために、覚えておきます。 > ひょっとしてツァーの会社と聖堂との密約で、団体客だけ見させているのかな、と勘ぐりました。 これは、あるかもしれませんね。 あのフィレンツェのバザーリの回廊ですら、私の知る限りでも2社の高級ツアーには、コースに入っているくらいですから。 そのフィレンツェのウッフィッツィやアカデミアは、期待が大きすぎたかも、というご感想なのですね。 私も、ちょっと事前に調べすぎる癖があるので、ほどほどにしておいた方がいいかもしれません。 なにか、フィレンツェに関するアドバイスがあれば、教えて頂ければうれしいです。
その上 横からごめんなさい パッペンハイムさん、ららさらまさん、こんにちは。 密約というより、団体のみ受付、というのは、どこでも時々ありますね。 ヴァザーリの回廊は、以前あちこち調べていたら、 予約できるところに行き当たったことがあるのですが、 個人では手のでない金額でした。 でも、クラッセは残念でしたね。 共通券をだしているのですから、 ほかの所で教えてくれればいいのに、と思います。 私が行った時は、とても濃い霧がかかって、なにか幻想的でした。 12月はじめで、私のほかは誰もいませんでした。 トラジメーノ湖のハンニバルの古戦場は、私も行ってみたいと思っていましたので とてもうらやましいです。 その昔、ここで・・・と思うと、感慨がわきます。 せめて、トラジメーノ湖のほとりだけでも、通ってみたいです。 シエナの「町外れの古いヴィラ」というのは、 もしかしてPalazzo Ravizzaではないでしょうか。 (今度母と行くことになっているんです) これから行きたいと思っている所の印象を伝えていただいて、 とても参考になりました。
Re: 横からごめんなさい 初めまして。こちらこそよろしく。 ラヴェンナはビザンチン美術に興味をお持ちでしたら、絶対お薦めです。 イスタンブールやギリシャの各地にあるビザンチン美術と多くの共通点があり、最盛期の東ローマ帝国の版図の広さを示しています。 プラキーディア(プラチーディア)は波瀾万丈の人生を送った人ですが、晩年の彼女が西ローマ帝国の末期の政治にどれほどの悪影響を与えたかを考えると、こんな美しい廟を建ててもらっていいのだろうか(ひょっとして自分で生前に建てたかな)、と感じさせます。 ちょっと清王朝の西太后に似ていると思いませんか。 フィレンツェについては、月並みなアドバイスしか思いつきません。 ウフィーツィ美術館とアカデミア美術館だけは予約しておいた方が良いようですよ。私はホテルの予約の時にホテルに依頼して取ってもらいました。他の予約はホテルに必要ないと言われ、実際そのとおりでした。 それから、ホテルはやはり観光の中心に近いところを取るべきだと思います。一日の途中でもホテルに帰って一休みしたり、天候に合わせて着替えをしたり、何かと役に立ちます。 もう一つ、ミケランジェロ広場は何もない所ですが、その後ろの丘の上には、サン・サルヴァトーレ・アル・モンテとサン・ミニアート・アル・モンテという二つの教会があって、夫々違った意味で美しい教会です。是非寄ってみて下さい。