レポート

2017ツーリズムEXPO雑感

公開日 : 2017年09月25日
最終更新 :

行くたびにしつこく書いているが、その時々の旅行トレンドを知るにはこれが一番、と思うのだけど、この板では、あんまり話題にならない。・・・・昨年行ってないので、二年ぶりであるが時間の都合で二時間しかいられなかったので、外国フロアがほとんど、日本フロアはちょびっとしか回れなかった。感想を書くと、
・番外
ゆりかもめのロングシート車に初めて乗った。(いかにお台場には行ってないか、だが・・・)大江戸線とゆりかもめは観光で乗るのはなんとかなるが、この2つの沿線には間違っても住みたくない、と思うのだけど、やはり人気の場所というか、生活路線として使っている人も増えてるのね。・・・
・本編
・ドイツは出展なし。各地のオクトーバーフェストの協賛とかで体力を消耗しているのかなあ。イタリア、フランスは普通に出していた。アリタリアも小さなコーナーがあり「今って普通に飛んでいるんですが?」「毎日飛んでいますよ。」「・・・・・」エディハドも横に小さく書いていて、ふーんというとこ。今年はロシアがえらく大きく出していて、航空会社の中ではアエロフロートが最も大きい中の1つだったような気がする。
・コソボとか未承認地域も出ていたが、びっくりしたのは北キプロスで、トルコの片隅(これ自体どうかと思うが)ででっかく出展していて、キプロス共和国よりでかい。日本語の観光パンフレット(日本に支援団体みたいなのがあるみたい。)があり、歩き方とは別の視点でおもしろい。「アフロディーテの生誕地(北、ではない。違うだろ!)」「キプロス共和国(ギリシア占領地域)」等若干気になる表現はあったが、「トルコ共和国しか承認していません。」みたいな開き直った(?)記載は好感が持てる。・・・
・ヨーロッパ勢ではユーレイルが相変わらずそこそこのブースを出していたが、彼らも存亡(?)がかかっているのだろう。最近のパンフは民間鉄道会社の勃興もあり、何がメリットであるのか、わかりにくくい。かえって逆効果かも。どうなんだろう。
・中東勢は航空会社さえ出てこなくなった。エディハド、エミレーツ、カタールの三社はどうなったのよ。イラン、エジプト、チュニジア(今はここもどうかと思うが)オマーンの4つだけで、イスラエルさえ出ていない。
・JCBがメインスポンサーであることも影響しているかも知れないが、当然ながらトラベレックス、アメックスも影も形もない。この辺は隔世の感がある。
・アジアは韓国のでかさと熱心さが印象的。中国人が行かなくなったから、のような気もするが、あんなにでかくやっているのは久しぶりである。最後の頼りは日本人、というのを思い出したのかも・・・。中国、台湾、香港は普通で、ブータンまで出ていたから、アジアについては変化なし、というところか。
・クルーズもそんなに大きくない。実は3~4日のクルーズも考えているのだけど、あまり参考にはならなかった。
・宿泊系はそこそこ。YHは国内も含めて出展なし。モンベルのイベントなんかには出ているので、彼らも「普通の旅行者」相手には今後は商売にならない、と悟った(?)のだろう。会員としては残念だけど。ルートイングループが出展しているのが、少しびっくり。あの手のビジネスホテルはネット上が主戦場と思っていた。
・最近一人で盛り上がっているアフリカについては、南部アフリカ地域観光機構という謎の(?)団体がでており、非常に便利な観光マップをもらった。これが今回最大の収穫。コンゴ共和国、から南なのだけど、同国の観光スポットもちゃんと入っている。・・・・

とまあこんなところか。盛況であることは間違いないので、引き続きウオッチしたい・・・。

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1件のコメント

  • ツーリズムexpo2018

    今年の会場はビッグサイト。交通手段は、やはり、東京駅からの都バス利用が安くて早い。
    チケットは、チケットJCBからJCBカードで前売りを買えば圧縮袋がもらえるそうだが、今朝起きてから行こうと決めたので、割引も何もない。

    会場は、海外と国内で、東西に分かれていたが、もう、日本人は上客ではないせいか、海外部門は閑散としている。
    パンフレットをもらっても、ネットで手に入る情報のほうが多いであろうから、荷物になるだけか。
    たとえば、JALのブースは、「新・間隔エコノミークラスシート『SKY WIDER』を展示。実際に座ってみることもできる。」とのことだが、わざわざ展示するほどの価値があるものかどうか。

    国内部門も、パンフレットであふれている。地方自治体が絡んでいて、資金が潤沢なのか。まあ、それでも、熊野古道など、歩いてみたい気もしてくる。ホテル・旅館は廉価なほうのブースが目立った。こんな展示会に来るのは貧乏人だけだから仕方がない。

    来場者は、女性は20代の低年齢が多く、男性は40代以上が多いようだ。消費の中心は若い女性なのはどこでも同じ。
    観光業界は、インバウンド主体であろう。金を使うのは外国人、日本人は安ホテルでいいだろ。という構図は当分続くのか。

    来年は大阪だし、もう、行く必要もない展示会であろう。

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