スクンビット通りの宿からスカイトレイン(BTS)と地下鉄(MRT)を乗り継いで、ホアランポーン鉄道駅へ約30分。
案内所はプラットホームに向かって右手、出札窓口は中央改札の左側だ。タイ国鉄(SRT)の時刻表が新しくなって小冊子になったやつをいただく。
発車15分前には8番線にピッサヌローク行普通列車が入っていた。乗車したのはノンエアコンの2・3等合造車で座席は2+3のボックスシート、広いほうのファンの周る近くの席を確保する。隣のホームのホアヒン行は定刻に出て行ったが、こちらはなかなか出発しない。走れば風が入るのだが、停まっていると暑い。
中央駅発10時57分、32分遅れ。
途中のバーンスー駅で快速ウボンラチャタニー行を先に通す。沿線は高架線の建設事業で以前より眺めが悪い。
それでもドンムアン空港駅を過ぎれば、自然が豊富である。アユタヤ着は12時過ぎ、約40分ほどの遅れ。
渡し船でパサック川を渡り、旧市街へ。ソンテウ乗り場のようなところへ行ってみるが、トゥクトゥクの客引きがあり、今回はそれに乗車。協定料金表を見せて掛け値なしというところ。60THB。
アユタヤ・ツーリズム・センター(中に政府観光庁(TAT)の案内所がある)へ行くが、あいにく館内展示は30日、31日とリニューアル工事中で休業。TATオフィスは開いていてそこで資料をもらう。
近隣の博物館、遺跡は歩いて回れるかな。
通りの反対側にチャオサムプラヤー国立博物館。女子学生の団体が入ってにぎやか。
展示の仏像の種類が豊富。金細工の像が目玉らしいが、木彫に優品があった。
博物館から、ワット・プララームへ。 クメール様式のプラーン(仏塔)が見えるが、ここは整備中で入れない。
もう少し行くとワット・プラシーサンペットの三つ並んだ特徴ある仏塔が見えてくる。
やや遠目から撮れば被写体がゆがまずに撮れる。整備中で草刈りの埃が舞って気持ち悪い。
午後の日差しは強く、歩くのがつらくなってモトサイでワット・マハタートへ、20THB。
ここの遺跡は菩提樹にはさまれた仏頭が有名だが、破壊がひどく見るべきものは他にないと言っても良い。
売店のナンパンマークアン(マンゴーシェイク)でクールダウン50THB。ここでも同じ女子学生らと出会う。
現役寺院のワットヤイチャイモンコン、パーンパイン離宮は割愛して帰路につこう。
復路はロットトゥーを利用する。乗場には南バスターミナル行、モーチットマイ(北)バスターミナル行とあるが、戦勝記念塔行は見えない。戦勝記念塔の発着はなくなったようだ。
係員にランシットまででいいんだと言うと、ランシット行きもあると教えてくれる。そのロットトゥーにはすでに乗っている人もあり、少し待てば発車するだろう。14時45分発。ランシットまで約50分、運賃40THB。
ランシットまで行けばロビンソンデパート・ビックCなどの入った複合商業施設があり、中に入ればバンコク都心にいるのと変わらない。
実際、ランシットはドンムアン空港の向こうで、バンコクへ戻るにはまだ時間がかかるのだった。
買い物を済ませて宿へ帰ろう。
ランシットからスカイトレイン(BTS)モーチット駅までは黄色のエアコンバス29番を利用。道路は混雑していて所要1時間21THB。モーチット駅からはスクンビット線で宿の最寄り駅まで乗換なし。