その折には幾つもの有益な助言、サジェッションを頂きありがとうございました。お陰様で特にトラブルにあうこともなく私なりに南イタリアを楽しんで帰国致しました。以下軽く、お礼を兼ねまして旅行の感想の断片を書き込ませていただきます。
ローマは晴れて連日暑かった。殆どの観光名所は人だらけで特にバチカン美術館(私は予約して行ったのですんなり入れましたが)とコロッセオ。コロッセオにはローマパス(48時間€28)で優先入場でしたがそれでも30分は並びました。コロッセオで日本語の表示を発見「急な階段に注意」。今や中国人で溢れるローマだが過っては日本人が席捲した名残か。ホテルは利便性(地下鉄、バス)を考えてテルミニ駅近くに。余り評判の良くない地域のようですが夜11時過ぎにそこら辺を歩いても危ない雰囲気は感じなかったけれど。総じてローマは物価が高くホテルはもちろん、例えば路店で買ったオレンジが一つ150円位したのは面白くなかったものです。
シチリア人は親切です。場所を訊ねれば時にまるっきりのイタリア語で丁寧に教えてくれます。その折こちらの腕を捕まえることがあるのでちょっと驚くやら嬉しい気がしたり。名物のカッサータやカンノーロは聞きしに勝る甘さで再度食べる気はしませんでしたなあ。最もうまいと思ったのはイカや小エビなどの入ったトマト味(?)のペンネ。これはカフェ兼ケーキ屋兼惣菜屋兼での安い一品で大いに感心しました。
パレルモからはフェリー。5時半ごろだったかベスビオ山から上る朝日と明けてゆくナポリの町を眺められて幸せ。
本来開場時間8時のはずのポンペイの門が開いたのは8:30。職員が怠慢だったのではなくこの日は月に一度のMuseum sunday。おかげで無料入場。ただそのせいなのかひどく人は多かった(いつもそうなのか?)。
午後は考古学博物館の方に廻る。ここも本日無料。ただしメトロ2号線の切符の買い方が分らずしばらく右往左往。なんとトレニタリアの券売機で買うのですね。
最後にナポリのピザ。ダミケーレに並んで入りました。一番安い(小さい)のを頼みましたが思っていた以上に巨大ですね。これで€4はとてもリーズナブルだと思います。今まで日本で食べた物よりはるかに美味いと思いましたが、前日他の名もないピッツァリアで食したのと決定的に違うかどうかは?。ただ窯から出してすぐなのでその焦げ味がすごく香ばしいは確か。これでピザの基準ができた思いです。
長くなりましたのでこの辺で。尻切れトンボの報告をご容赦ください。また折を見まして。N.N.