先日のアフリカ旅行では、久しぶりにバックパッカーの人たちと話す機会があった。そちらの話もちらっと書かないと、それはアフリカ旅行ではない、とみどくつ先生あたりに怒られそうなので、気になった話をいくつか・・・。
airbnbをもう少しカジュアルというか、ボランティア側に寄ったサイト(?)として、カウチサーフィンというサイトがある
https://www.couchsurfing.com/
話をしたのは男性のバックパッカーなのだけど、彼が話したのはとある女性のバックパッカーの話。彼女はアフリカをこのカウチサーフィンだけで移動していて、宿泊費を払ったことがない、という。それはいいのだけど、どこもかしこも女性のホストがいるとは限らない。ところがこの女性、男性ホストの部屋でも泊まる、という。そして、今まで3回ほど「迫られた」ことがあったそうなのだが、「私は強い女だから全部断ったわ。」と笑顔で話していたという。
これに対する彼の分析が・・・私も全く同じ意見なのだけど、彼の語りを使わせてもらうと・・・どうかしている、こんなすっとんだ女は、とてもじゃないが友達にはなれないだろう。・・・・
(少なくても中部アフリカ地域で、このサイトを使うのは、そこそこ教育水準の高い限られた人たちで、相対的にいい人しかホストにはなっていないだろうけど、という注付きで、)迫られた、というのは、たまたま「弱い男」だったからで、そうじゃなかったら無理やりどうにかされていただろうし、最悪、殺されたって仕方がない。「ホストを選ぶときはレビューを見ながら判断している。」と彼女はいうけれど、死者はレビューを書けないんだし、仮に生きていたとしても「私はこのホストに乱暴されました。」というレビューを載せる人がどのくらいいるだろうか?
彼は慎重に言葉選びながらも、あなたは「危ない」という一線を既に越えていて、「生死」にかかわる世界に入っているのを理解しているのか?ということを彼女に話したらしいのだけど、聞く耳は持たなかったらしい。
とはいえ、日本で最も高度な教育を受けているであろう人たちが、知り合いに毒を盛ったり、女性を部屋に連れ込んで乱暴したりというのはご存知の通りで「教育水準」は関係ないことは明白だし、もっとうがった見方をすると、「獲物じゃない」と判断した女性は精一杯歓待して、いいレビューを書いてもらえばさらに「獲物獲得」のチャンスも増えるだろうしなあ。
もちろん、誤解のないように言っておくが、カウチサーフィンの利用者の大部分はきちんとした人たちである。でも一カ月ほどの旅行期間で3回も迫られた、となると、「リスク管理とは何か」というそもそもの問題をもうちょっと考えた方がいいんじゃないの?と私も言ってみたくなった。