レポート

キプロス旅行報告

公開日 : 2017年04月02日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

前々から行きたかったキプロスにようやく行ってきました。まだそれほど行く人がいないため、今後行く方に活用していただければと思い、若干気がついたことなどを報告します。旅行記・旅スケやブログを書くほどマメではないので、旅行者として気になる点に内容を絞ります。後でまた五月雨的に補足するかも知れません。

ラルナカ1、レフコシア(ニコシア)2、パフォス2、レメソス(リマソール)2と現地に計7泊しました。往復経路は恐らく行った方殆どと同じであろうEKドバイ経由、これが一番短時間で行けます。
一番の目的は、美しい海や海岸線を見ること、歴史的建造物を見ること、そして何よりビザンツ美術の傑作である教会を見ることです。

私は事前に綿密な計画を立てることが苦手なズボラのため、いつも渡航して現地に行ってから情報収集して行くところを急に決めたりします。今回は特に直前まで仕事が忙しくて情報収集の時間が全くなく、ホテル予約と現地ツアー予約だけして安心していました。しかしこのような甘さが裏目に出てしまいましたので、この点も情けないけれど後で書きます。

1)まずラルナカ、この国の玄関口にあたる都市ですが、ここには余り見るものがありません。もしビザンツ美術や建築に興味がない方は飛ばしても良いかも知れません。私と好みが似た方には中心部にある聖ラザロ教会は必見です。また、タクシーで郊外のキティという村にある聖アンゲロクスティティ教会というところに行きましたが、ここも一見の価値あるすばらしいモザイクがありました。愛好家はどうぞ。

2)レフコシアはご存じの方も多いですが、北と南に分断された首都です。キプロス自体が北のトルコ占領地と南に分かれていて、紛争の歴史をまだ引きずっています。統合話も出ていたのにまだなかなか進展していません。
一番旅行者が気にするグリーンラインを越えての行き来ですが、現在は24時間ゲートが開いており、一日に何度も行き来可能ですから安心して行きましょう。また、少し前までは北のスタンプをパスポートに押してもらえたのですが、これももう省略になりました。実は北のスタンプが欲しくて、パスポート有効期限があと1年の今行ったのですが・・残念!!
グリーンラインを越えると一挙にトルコになりますが、本国と比べて相当安全です。トルコ自体もそこまで怖いところではないのですが、ウザい客引き兼ナンパ野郎がハエのようにしつこくつきまとってくるあの鬱陶しさが一切ないので快適です。女性一人でも安心ですよ。

(以下続く)



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12件のコメント

  • Re:キプロス旅行報告

    Sabinaさん、こんにちは。楽しく拝見しました。

    ・ギルネ
    お城は良かったと思います。ベッラパイス修道院はともかく(俗っぽくって、いまいちでした。)、聖ヒラリオン城塞に行けなかったのは残念ですね。アナ雪を思わせる険しい山の上にお城が建っている、と言う感じです。途中にトルコ軍の基地があり、そこのトルコ兵は長身で青い目のイケメンが多くて、「ウィーン包囲の絵」なんかに描かれているトルコ兵と全くイメージが違って、やっぱ実物を見ないといかんなあ(?)とつくづく思いました。

    ・トロードス
    私はトロードスは行けなかったのですが、行くとしても「ワイナリー巡り」しか頭になかったので、とても勉強になりました。確かに教会群がすごいという話は聞いていましたが、ツアーが実はダメなんです、というのは、びっくりです。機会があればトロードスは行ってみたいです。

    ・パフォス
    パフォスも行けなかったのですが、やはり私もモザイクを見たかったです。結局、レメソスからクリオン遺跡には行って、風呂の浴槽の下に描かれているモザイクを見てきました。まるで銭湯と同じで、というか日本の銭湯がタイルでああいうのを描くのを真似したんでしょうね。眺めは最高にいいし、ローマ人の風呂に対する感性は日本人に似たところがあるかも、と思いました。

    ・ファマグスタ、
    ファマグスタのお城、というか城壁は良かったです。ヴェネツィアの紋章が今でも残っているというのは、へえと言う感じでした。オセロの舞台ですが、フィクションなので、これこそ「聖地巡礼」ですね・・・今週末に新国にオセロを観に行くのですが、冒頭はあのお城にいる主人公の元にヴェネツィア軍がオスマントルコとの海戦に勝利したという一報が届く、のですけど、城壁のすぐ下はトルコ海軍の基地になっていて、私が行ったときには、フリゲート艦が二隻停泊していました。今でもやっぱりトルコの支配下・・・。「塩野史観」と異なり、城壁の博物館は、遠いヴェネツィアからやってきた支配者たちを打ち破った、みたいな感じで、あれもおもしろかったです。

    ・レメソス

    リチャード・ザ・ライオンが結婚式をしたお城というのは、こんなものか・・・と案外びっくりしました。Keoの工場が近くにあって、行ってみたのですがすでに閉まっていて、付属ショップも閉まっていてがっかりでした。これはきちんと調査をしていかないとだめですね。

    また時間ができたら続けます。・・・


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    退会ユーザ @*******
    17/04/05 01:57

    ご丁寧なレスありがとうございます

    高島たいら様、こんばんは。
    拙文に対するご感想ありがとうございました。
    現地で観光場所や経路を考案する際に、高島さんが以前書かれていたレポートも拝読しておりました。

    ところで、ベッラパイス修道院は俗っぽいところだったのですか。それなら行けなくても安心しました。ヒラリオン城は残念なので、また行くつもりです。調べていた時に近辺に同じような城塞がまだ二つほどあるのをしり、どれに行こうか悩んでいました。次はもう一つ行こうかと思っています。ブッファヴェント城というところです。ここもなかなかの眺望のようです。
    http://www.northcyprus.co.uk/buffavento/

    パフォスのモザイクは素晴らしかったので、また是非キプロスに行ってご覧になって下さい。私はパフォス近郊にあるビザンツ教会のことを帰国してから知ったので悔しがっています。ここもまた行かねばと思います。

    私もケオのブルワリーに興味があって覗いてみようと思ったのですが、やはり閉まっていました。一体いつ開いているのか謎です。

    このように、見るべきところを残してしまったので、リピーターになるかも知れません。ヨーロッパの中では気軽に行ける位置なのがいいですね。

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  • お久しぶりです

    Sabinaさん、お元気そうですね。

    キプロスって聞いたことはありますがどこにあるのか検索しました。
    海に囲まれた美しい島なのですね。
    行ってみたいです。

    今回はいつもと違ったスタイルの所に宿泊された日もあったとのこと。
    そのエピソード、何だかほほえましく思いました。
    そういわず、これからもチャレンジしてください。

    日本と違って移動するのにいろいろご苦労があったようですね。
    時が経つともっと素敵な思い出になる事でしょう。

    観光客があまりいない所がいいですね。

    機会があればまた報告お待ちしています。

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    退会ユーザ @*******
    17/04/04 22:15

    こちらこそ

    sachi33さま、お久しぶりです。レスありがとうございます。

    グアテマラの旅のトピ、楽しく拝見しました。中南米に行くのはまだ先のことになりそうなので。
    今度はフンザですか。行動力がおありでうらやましいです。パキスタンには是非行ってみたい(特にラホール)のですが、尻込み状態が続いています。フンザの人たちは金髪碧眼で、アレクサンダー軍の子孫とか言われているそうですが、本当なのでしょうか。興味あります。
    ぜひお帰りになったらこちらのレポートもお願いします!

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  • おかえりなさいませ〜♫

    Sabinaさん、こんにちは、そしておかえりなさいませ!
    たくさんの旅行レポート、まずはとても興味深く時にクスっとしながら拝見しました。
    二度目には、PCの横に「歩き方」のギリシャ、トルコ(持っている・・)に益田先生のビザンティンの本を広げ、マーカーも付箋を置いてフル装備で拝見しました!それからスカイスキャナーなどでラルナカへの行き方をチェックしてーーー忙しい!

    これまでは漠然と「いつか行きたいなぁ」だったのが妙に具体的に調べ始めたのがヤバイ・・とはいえ来年以降なのは間違いないです。
    キプロスは英語がかなり通用しそうなので、英語が堪能かつ北ギリシャのカストリアまで教会を見にいく友人を巻き込めるとラクでいいなぁ、などなど。

    星組でマイレージ踊りをしている私としてはエミレーツに乗るのはちょっと悔しい、ですが利便性は他社と比べるとずば抜けてますね。

    これまではパフォスでモザイクを見ることができればとだけ思っていたのですが、こうしてレポートを拝見するとあれも見たいこれも行きたいと欲が出ますね。
    印をつけたところを見て行くのに(私の場合)現地7泊だと厳しいかな。
    トロードス地方の「歩き方」の地図はおっしゃる通りの代物ですね。これでたどり着けるはずがないっ!
    ギリシャ語の教会の名前は読みにくいし覚えにくいし本によっても表記が違うので戸惑うこと多しです。

    ポディトゥ教会は開けてもらえてよかったですね!
    私は昨年トスカーナのグロピナの教会で同じような目にあいました。フィレンツェから車を1日チャーターしていた=それなりにお金がかかっていたのにこの仕打ち!?イタリア語ができないくせに反射的にスマホを取り出しましたもん。(私の場合もドライバーさんが電話をかけてくれました。)
    恥を知れ!と落書きを残した人の気持ちがわかります〜。アレは人格を変えますわぁ。

    旅クマさんから鯨飲馬食情報追加のリクエストが来ていますね。
    私はトルコもギリシャも食べ物が口に合ったので、心中キプロスにも大いに期待していたのですが・・・そうか、それがあったか!という感じです。恐るべし大英帝国・・・!
    バス網がしっかりしているのはいいですね。ちなみに切符売り場はわかりやすく買いやすいのでしょうか?
    イタリアでバスに乗ればイヤでもこういう心配をするようになりますよね、SuicaやPASMOやICOCAのようなものが現れる日は来るのでしょうか(来て欲しい)。
    猫天国というのも魅力的な情報です。ローマンブティックホテルはうなされそうなので別の誰かに体験していただきたい「かと」。そもそも偏見ですがブティックと名のつくホテルには泊まる気がしないです〜〜。

    最近このサイトを眺めて楽しんでいます。キプロスのものもあります。イタリア語なので私は写真を見ているだけですがSabinaさんは楽しめると思います。もうご存知かもしれませんが、よろしかったら。
    http://wwwbisanzioit.blogspot.jp

    とても素晴らしいレポートをありがとうございました!



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    退会ユーザ @*******
    17/04/03 21:51

    はい~帰ってきました

    cokemomoさま、書き込んでくださらないかしらと思っていましたので、レス頂けて嬉しいです。

    そうなんです。ここは中世美術、ビザンツ美術が好きな者にとっては宝の山の島なのです。まだまだ全土にお宝が散らばっていそうなので、楽しみです。
    おお、ギリシャのカストリアですか。やっぱり行きたいところがかなり重なっています。私はそれに加えてイオニアナにも行ってみたいです。(ひそかにアリ・パシャが気になる人物。)

    ここはイタリアと比べると旅しやすい国です。たいていの人は英語を喋ってくれます。それにバス料金は運転手さんに直に払えばいいんですよ-。切符売り場探して時間を無駄にする必要もありません。タクシー料金も明朗だし、正直な国民性なんでしょう。どこかとは大違いです。

    bizanzioのサイトありがとうございます。楽しんで読めそうです。
    それにしてもギリシャ語が全くできないのが残念です。難しすぎて扉だけ開けて向こう側を見て退散してしまいました。でも大学で開講しているのは古典ギリシャ語なので、これを今のギリシャで使おうとすると「アンタのギリシャ語はホメロスのギリシャ語だ」と大笑いされたと語学達人が仰っていました。

    トロードスの教会のサイトをいまだに未練たらしく眺めています。こちらもいいですよ。
    http://www.chooseyourcyprus.com/discover-cyprus/unesco-churches.html

  • 鯨飲馬食情報求む!

    Sabina女王、お久しぶりです。
    キプロスに1週間ですか。どなたか向けの情報か、よーーーーくわかりますが(笑)、個人的に気になるのは、夕暮れ時には見たくない、「哀しげなイコン」とかではなく、もうちょっと詳しい「トルコワイン、トルコ(キプロス食事)等々」です。羊君も、トルコ風でしたか?ギリシャのデザートは、あまりにも甘すぎて、3口以上食べられませんでしたが、キプロスのデザートは如何でしたか?

    確か、数年前下調べした時には、境界線を往復するのは面倒ぢゃ~、だったんですが、今は行ったりきたりが可能なんですね。ただ、子音ばかりのトルコ語も、文字がひっくり返ったЙ文字のギリシャ語も、いかんのだなぁ・・・・

    タクシー代は良心的だと思いました。イベリア半島の田舎は、距離に比例するのですが、キプロスは時間でしょうか?

    「まぁ~、そのうち気が向いて、テロが起きそうになかったら行くかもしれない箱」に収納中です。

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    退会ユーザ @*******
    17/04/03 22:03

    料理の量が多いので

    旅クマさま、レスありがとうございます。

    イタリア(というかヴェネツィア)とキプロスは縁が深いですが、イベリア半島は遠すぎてさしものアラゴン=カタルーニャ連合王国もここまでは進出できませんでしたね。
    私はその「悲しげなイコン」が大好きなのですが、それよりも食べ物の話です。
    基本的に地中海料理なので、オリーブオイルをどれにも山かけしています。とにかく量が多くて食べきれないんです。そのつもりがなくても鯨飲馬食になってしまいました。
    「メゼ」って普通トルコでは前菜のことなのに、ここではそれだけの注文ができていいのですが、7~8皿来ました。それにパンも付くし、何を頼んでも付いてくるフライドポテトもあるし(大英帝国風!)とうてい食べられません。スヴラキという串焼きは色々ありますが、羊のが一番おいしかったです。日本のように冷凍ではない肉を使っているのでいいですよ。
    デザートはトルコに行った人にはおなじみ、ロクムとバクラバがありますが、いくら何でも甘すぎて私も食べられません。それよりオレンジがおいしいのでこればかり食べてました。
    ワインはイタリアやスペインとは比べものになりませんよ。テーブルワイン程度の味です。安いので仕方ないですが。それよりKEOビールです。
    北キプロスの方は純粋なトルコ料理が食べられますが、モスクのそばのレストランは酒を出しませんでした。入る場所を選ばないといけませんね。

    次の地中海島旅行はどこにしようか思案中です。多分コルシカが候補筆頭です。

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  • 退会ユーザ @*******
    17/04/03 05:57

    ご報告ありがとうございます!

    歴史の授業でならったなぁ~
    本で読んだなぁ~

    と思いながら拝見しました。

    3月末まで冬の開館時間なのはチェコと同じですね。
    それでも15時くらいまで開いているのは
    さすが暖かい地中海。

    猫が多いのですか。うぅーん。
    猫に寄ってこられるのが苦手なのに、
    妙に寄ってこられる体質?なので
    行ってみたいが躊躇してしまいます。

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    退会ユーザ @*******
    17/04/03 22:11

    猫苦手なんですか

    きんとんさま、レスありがとうございます。

    私は猫好きなのでこういうところに行くとつい遊んでしまうのですが、苦手な方にとっては困ったところかも知れません。マルタより猫密度が高かったです。
    チェコは寒いからまだ早く閉まるのも理解できますが、キプロスなんて暖かいし明るいのに3時半とか4時半になんか閉めないで欲しいです。レフコシアの大聖堂なんて3時15分に「閉めるから出てくれ」と言われました。ドイツ人観光客が4時までだろ?とちょっと怒ってました。
    夜の通りに人気がなくなるのも早いです。リゾート観光客がいないエリアでは、9時頃にすでに人通りがなくなっているので、生活習慣が意外と健康なのかも知れないと思いました。

  • 退会ユーザ @*******
    17/04/03 02:30

    補足の付け足しとこぼれ話

    1 気候について:3月末というのに日本の初夏のような気候で、連日23度前後でした。真夏はさぞ暑いでしょうね。トロードス山中だけは10度ぐらいで寒かったです。泳ぎ目的以外の人にとっては春がベストシーズンではないでしょうか。野の花が咲き乱れてとてもきれいです。良く見かけたのがミモザ、エニシダ、茴香(フェンネル)で、どれも真っ黄色です。これだけ茴香が多いなら料理に使えば良いのに、何故か使ってないようでした(パレルモ名物鰯のパスタを思い出します)。そういえば香草(パクチー)を使っていたので驚きました。

    2 食べ物について:まあ・・大英帝国植民地だった時代が100年ぐらいありますからして・・期待してはいけないでしょうね。悪くはありませんが良くもありません。ワインはいまいちなので、とりあえず「ケオ」(キプロスのラガービール)を良く飲みました。コマンダリアという名産ワインは甘口なので口に合わず。
    しかし食費は安いです。イタリアの半分で済むし、量も多い。これで文句言ってはいけませんね。どちらかというと北側の料理の方がトルコ料理なので好みです。
    ご存じの方も多いでしょうが、ギリシャコーヒーとトルココーヒーは同じもので、それをここではキプロスコーヒーと言います。最寄りの国であるレバノンのレストランも多かったので入りました(おいしいです!)がレバノンコーヒーも同じものでした。毎日エスプレッソを数杯飲む私にとってはおいしくない・・。

    3 公共交通機関:これは非常に便利です。都市間を結ぶインターシティバス網が発達していて簡単にどこでも移動できますし、ネットで時刻表や経路に関する情報も得られます(どこかの国も見習って欲しい・・)。ただやはり大都市だけをまわるなら、レンタカーがベストでしょう。右ハンドル左通行だし、キプロスの人の運転は丁寧で飛ばしませんから。トロードス教会巡りをする人のみ熟考する必要がありますけど。

    4 宿泊について:今回は食わず嫌いはいかんということで、民泊を2回利用してみました。エア何とかではなくてブッキングにのっていたアパート利用です。おかげでとても安く上げられたし、位置的には非常に良かったのですが、まあやはり自分には向いていないようです。旅行に行ってまで人に気を遣いたくないですね。人様の家だとシャワールームを汚してはいけないから髪の毛を取ったり拭いたりと余計な作業をしてしまいましたから。それと部屋の中は写真通りのきれいなところだけど、建物外観(これはネット掲載されないし)はオンボロアパートというところもありましたから。キプロスは地震国なので、震度5程度で倒壊しそうなところには泊まりたくないです。
    総じて高級リゾート以外は宿泊費が安い国だと感じました。

    5 その他どうでもいい話:
    ・キプロスは猫天国です。猫好きの皆様にはいいですよ。
    ・情報収集をあちこちのサイトでしていたときに4トラで岡山さんの質問を見つけました。ラルナカからファマグスタへ直移動は出来るか?というご質問なのに駄レスしかつかず苛立っておられた様子。私も知りたかったのですが、結論としてはないみたいです。ほぼ私と同時期に行かれていたようなので、ひょっとしたらどこかでニアミスだったかも知れません。でも入国してから出国するまでただの一度も日本人を見かけませんでした。
    ・観光客の6割が英国人だそうで、私が参加した現地ツアーも二つとも私以外は全員英国人でした。やはり旧宗主国の人間多し。更に前の宗主国であるオスマントルコ人やヴェネツィア人の観光客はいなかったです。

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    退会ユーザ @*******
    17/04/03 23:24

    そういえば

    行きの関空・ドバイ便に例のてるみくらぶ名古屋発のイギリス旅行団体が多数乗っていました。
    イギリスに着いて数日も立たないうちに会社破産となったようですが、あの人達はどうなったのかとても気になります。
    到着時点でホテルが予約されておらず路頭に迷ったとかなんでしょうか。航空券は発券されていたから帰国できるだろうけど、間をどう過ごしたんでしょう。知りたい・・。
    添乗員は初老の男性で、あんな年配の方がやるんだ~しんどいだろうなぁと思って見てしまいました。会社破産の情報到着時点でトンズラしたのだろうか?!

  • 退会ユーザ @*******
    17/04/02 18:43

    続編7

    6)レメソス
    この都市からアマサスにかけて海沿いに高級大型リゾートホテルが建ち並んでいますが、そんなところに一人で泊まっても面白くないので、旧市街に泊まりました。レメソス城やモスクやおしゃれな歩行者道路があって、断然こちらの方が良いと思います。
    アマサス遺跡についてはあちこちの旅行記に書かれている通りです。遺跡自体は公開されている部分は大したことないのですが(本当はとても広いのですが)、一番上まで頑張って登ればすばらしい眺望が拝めます。ただし真夏に絶対やってはいけません。熱中症になります。3月でも十分暑かったし日陰が全くありません。
    レメソスの考古学博物館は規模が小さくて、行く価値はなかったと思います。これもまた参考まで。
    郊外の見所であるコロッシ城、クリオン、アポロ神殿には、本数の少ないバスを使って行くのがもう面倒になってしまい、またタクシーを使いました。前日にトロードスに行ってくれた同じ運転手さんがいたので再びお願いして、3時間半ぐらいで約70ユーロ払いました(メーター金額にチップを上乗せ)。結局タクシーを良く使うことになりましたが、見たいものが郊外に散らばっている以上仕方ありません。
    一応訪問場所内容に関する投稿は以上となりますが、それ以外思い出したことがあればまた適宜補足していくことにします。EK便を使うとキプロス着が午前中だし発が夕方なので、時間を有意義に使うことが出来て有り難いです。

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    退会ユーザ @*******
    17/04/03 00:10

    出揃った様なので・・・

    レポートご苦労様です。

    キプロスって割とやっかいな場所なんですんね。今まで全く興味を持たずにいたので、何も知りませんでしたが、少し調べてみたところ、そこがどういう場所で、どんな歴史を辿ってきたのかが、ほんの少し、上っ面の部分だけでも理解できたように感じました。北と南に分断されているところは、我々の隣国のようでありますが、宗教や文化が異なるうえに、北は未承認であることを考えれば、さらに難儀(あなたの表現を借りました)なのかな?教会とか遺跡とか博物館とか、そういうことにはあまり興味がない私ですが、国が抱える政治的問題や歴史的背景には興味深いものを感じました。


    イスタンブールから北キプロスのエルジャン国際空港まで、飛行機で往復しても、1万円以下で飛べるようなので、TKのストップオーバーを利用して、トルコからの小旅行として行ってみるのも悪くないかもしれませんね。私の様な者にとっては、南側ビーチ沿いのリゾートホテルで、ビールでも飲みながら、ここへ悪口でも書き込むだけで終わるかもしれませんが。ウキペディアには、北のスタンプで入国した者は不法入国になるとかなんとか書いてありますが、実際はどうなんでしょ?


    東京発だと、カタール航空利用という選択肢もでてくるみたいですが、KIX発だと思ったよりも高くつきますね。イタリアへのお引越しはそろそろですか?それではまた。

  • 退会ユーザ @*******
    17/04/02 18:31

    続編6

    5)ファマグスタとサラミス遺跡
    パフォスからの現地ツアーにトロードスのと同じ会社から申し込みました。食事なしの59ユーロです。
    しかしこれもまた不要だったというのが正直な感想です。ファマグスタなんて北レフコシアからドルムシュかミニバスでいくらでも行けます。サラミスだけ公共交通機関がないから面倒だと思って申し込みましたが、結果として、ファマグスタからタクシーで行けば良かったのでした。北キプロスのタクシーはぼらないのです。
    西洋史ではファマグスタの名がお馴染みですが希ではアンモホストス、土ではガズィマウサというそうです。北レフコシアと同様、リュジニャン朝時代のゴシック大聖堂がモスクに変貌していて面白いです。中も見られますが意外とシンプルでした。あちこちに教会の廃墟が残っていますが、残念ながら閉められています。これをちゃんと修復して空ければ観光資源になるのに、と思います。
    この日の晩はレメソス宿泊のため、ツアーバス運転手さん(トロードスツアーと同じ人だったのがラッキー)に途中レメソスで降ろしてもらえないかと頼みましたが、高速道路経由だから無理との返事。しかし同じツアーでレメソス発着のがあるから最後の休憩場所で乗り換えたら良いと言って、その通りの配慮をしてくれました。乗り換えたバスのガイドさんがこれまたトロードスツアーでお世話になった人だったのも幸いでした。それにしてもキプロス人は親切です。ルーズな国だからこそ、かえってこのような客のわがままにも臨機応変に対処してくれるのだと思います(こういうところは実は織り込み済みで頼んでみた次第です)。キプロスは元来チップの習慣がない国ですが、こういうときはちゃんとチップをはずみました。いつもこの種の勝手が通じるかどうかは分かりませんがご参考まで。
    (まだ続きます。)

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  • 退会ユーザ @*******
    17/04/02 14:13

    続編5

    4)パフォス
    キプロスはアフロディテの島と呼ばれていますが、彼女が誕生したという伝説のある海岸がパフォス近郊にあります。
    パフォスは海岸沿いのカト・パフォスと丘を上がるパノ・パフォスの二つの集落から成り立っていて、どちらに泊まるか悩んだ結果、公共交通機関移動に便利と思われる上のパノ・パフォスに泊まったのですが、失敗でした。事前にここか旅アドで聞いておけば良かったと後悔。パノ・パフォスには何もありません。海岸を散歩出来て店なども多いカト・パフォスに泊まることを皆様には強くお勧めします。バスステーションにはタクシー移動すればよいだけなのに・・。
    パフォス観光のハイライトはなんと言ってもモザイクです。古代のものが多数、大変きれいな状態で保存されていて必見です。また山の方には王たちの墓もあり、これも見る価値があります。
    しかしここでもまた、「冬期」(初夏のような気候だったのですが・・)は15時半か16時半で入場を閉めてしまうため、この時期にキプロスに行く場合は迅速に動かねばなりません。キレニアでの体験に懲りて、昼食時間を削っての見学となりました。なお悪いことにこの日は日曜で、市バス本数があまりなく、徒歩で動きました。最後のパフォス城はぎりぎり駆け込みでした。
    王たちの墓から海側へ移動する際に、趣味の悪い変なホテルを見つけたので、面白いからご紹介します。
    http://www.romanhotel.com.cy/
    ローマンホテルとか言っておきながらギリシャ風なんですけど・・?おまけに外壁には中国語が書かれているし、中国資本ホテルのようです。それにしても悪趣味な。私は到底泊まる気はありませんが、こういった冗談が好きな方はどうぞ。
    パフォス観光を大急ぎで終えた後、アフロディテの海岸であるペトロ・トゥ・ロミウにタクシーで行きました。バスの本数が殆どないので仕方ありません。往復50ユーロだったと思います。でもその価値のある美しい海岸でした。
    (パフォス編終わり、続く)

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  • 退会ユーザ @*******
    17/04/02 13:59

    続編4

    トロードスの続きです。教会群に関する詳細情報は以下をご覧ください。
    http://www.visitcyprus.com/index.php/en/discovercyprus/rural/religious-routes/item/874-byzantine-route-10-painted-churches-of-troodos
    いくつかの村に分散して建っています。歩き方ガイドブックのキプロスに関する記述はギリシャ編のオマケみたいなものなので、全く役に立ちませんし、地図も参考にすらなりません。
    近いように見えても山や谷を隔てて散在しているため、行くのが大変です。タクシー運転手さんですら、いくつかの教会行きについては、身振り手振りですごい山越えだから嫌だ、と訴えてました。
    オマケにこの国はストリートビュー表示が出来ないので、これも困ります。
    ですので、今後もし教会群巡りをしたい方は、トロードス山中のどこかの村に2-3泊して、そこで宿泊先の人に相談に乗ってもらって行きやすいルートを事前に決めてから、タクシーチャーターを数回に分けてするのが最善だと思います。レンタカーの場合は詳細な道路地図が必要でしょう。でも教会が閉まっていることも少なくないため、タクシーの方が良いと思います。
    結局3つの教会しか見られなかったので未練が残りました。またいつか再チャレンジするつもりです。(シチリア島には何度も行ってるので、キプロス島に2回行ってもおかしくないし。)
    (続く)

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    トロードス地方の壁画聖堂群

    私はレンタカーでキプロスを一周しました。

    途中、1日かけてトロードス地方の12ヶ所の壁画聖堂群をすべて制覇しました。
    場所がわかりづらい教会がいくつかありましたが、事前にすべての場所を把握できていたので問題なく制覇できました。

    くねくね道ばかりですが、ほとんど舗装されているので場所さえわかっていればたどり着けるかと思います。

  • 退会ユーザ @*******
    17/04/02 03:54

    続編3

    3)トロードス地方について
    キプロス行きの最大の目的の一つがビザンツ教会を見ることで、トロードス地方には特に多くあります。歩き方ガイドブックには、個人で行くのは大変難しいので現地ツアーに参加するのが無難と書いてあったから、団体行動嫌いの私も素直にその勧めに従って、パフォスから(レメソスからもあり)トロードス行きの1日ツアー(朝食昼食込み69ユーロ)に申し込みました。
    (こちらの会社です)http://www.explorecyprus.com/home
    トロードスに行くんだからビザンツの教会にも行くだろう・・などとちゃんと調べもせず申し込んで安心していました。しかし、これもまた自分のアホさを思い知ることになりました。
    トロードスの教会で旅程に含まれていたのはキコス(キッコー)修道院だけでした。またまたショック・・どうしてこう迂闊なんだ、自分。勿論見る価値はあるのですが、何せ新しい修道院でして建物そのものには価値があるかどうか微妙。せっかくの滞在も50分ぐらいで美術館に入る時間もなし。失敗です。ビザンツ趣味の方は必ずこの点を確認してから申し込みましょう。
    その日あとで気を取り直して調べてみたら、ビザンツの教会群を訪問する現地ツアーなんて殆どないのです。せいぜい3つぐらいしか行かない内容のがちょっとあるぐらいだし、催行曜日が木曜だけとかで予定が合いません。
    (参考)https://www.viator.com/Cyprus-attractions/Troodos-Mountains/d47-a12467
    しかしこれを見ないで日本に帰ったら一生後悔する、と思いまして、2日後にレメソスからタクシーで思い切って行くことにしました。無計画でいきなりタクシー拾って行ったので、ネット上でとりあえず見てみたいと思われる教会(10のうち)3つをピックアップして運転手さんに行ってもらうことになりました。我ながら行き当たりばったりです。行った教会は、聖ニコラオス教会、アシヌ教会、ポディトゥ教会です。いずれもすばらしく、わざわざ行った甲斐がありました。最後の教会は運転手さんも知らず、迷いながら聞きながらやっと到着となりました。ところが閉まっていて、紙に管理人の電話番号だけが書かれています。困ったなあと思っていたら、タクシー運転手さんが来て電話をかけて管理人を呼び出してくれました。おかげで教会を見ることが出来ました。単独で来たらこうはいかなかったでしょう。その紙に「1時間待っても誰も来ない、電話しても誰も出ない、恥を知れ」と英語で書き殴られていたぐらいですから。
    それから、現地の英語パンフレットに「聖十字架教会は必見」と書かれていたのでここに行きたいと運転手さんに伝えたのですが、残念ながら英語を余り介さない人だったのでギリシャ語原名が分からず行けませんでした。他にも知る限りの西欧言語で言ってみたのですが通じず。後で「ティモス・スタヴロス教会」ということを知りました。今後いきたいと思われる方は覚えておいて下さい。
    なお、レンタカーで行けば良いのでは?という方へ。トロードス山中の道は、場所によっては悪路となります。キコス修道院やオモドス村などメジャーなところに行くぐらいなら心配要りませんが、ビザンツの10教会すべて行きたい場合は大変難儀します。現地ツアーの際にすでに山越えにガードレールのない崖っぷちの道や急カーブ連続や未舗装道路などを見ていたので、レンタカーなどというような選択肢は全く頭にありませんでした。私の運転技術では到底無理だし、何より道が分からず迷います。4トラに掲載されている旅行記でも相当苦労されているのを読みましたから。
    結局3教会のみ行ってオモドス村に少し寄り、9時過ぎから14時半ぐらいまででレメソスに戻って支払った金額は170ユーロでした。タクシーはメーターです。高いと思うかどうかは価値基準によると思います。私には払っても惜しくない額でした。現地ツアーの方が無駄でした。
    (とりあえずここで切りますが、まだ続く。)

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    17/04/02 02:54

    続編2

    レフコシアからグリーンラインを越えてトルコ側に入り、更にここからドルムシュ(そう、トルコと同じこの交通手段があるのです)に乗ってキレニア(ギルネ)に行きました。ちなみに南側にも同様の乗り合いタクシー(セルヴィスという)があるようなのですが、完全予約制だそうです。北側みたいに行ってすぐ乗れるわけではなさそうで旅行者には使えないですね。
    で、ここで自分の情報収集の足りなさというかマヌケさが一つ判明。
    せっかくキレニアのきれいな海辺と城を前にして、ゆっくり昼食をとりたくなりレストランでトルコワイン(並)を飲みながらゆったりしてみました。
    そしてその後、ここに来た目的の一つでもあるベッラパイス修道院(中世のゴシック建築)と聖ヒラリオン城塞にタクシーで行くか、と思って乗り込んだのです。ところが・・両者とも冬期は午後3時半までしか開いてなかったのです!!本当にマヌケですが、開いている時間を全く調べて行きませんでした。観光大国だし既に観光客がものすごく多かったので、夕方まで開いているだろうと勝手に想像して行ったらこんな羽目に陥りました。3月4月はまだ「冬期」扱いだそうです。(もっと働けよ~。)ということで、いずれも見られませんでした。修道院は外から柵沿いにうらやましげに眺めただけです。もう酔いも吹っ飛んで後悔することしきりでした。今後行かれる方はこの点ご注意を!!
    ちなみに北側のタクシーはトルコと大違いで、ぼりませんしメーター細工もせず、明朗会計でした。タクシー代を奮発するつもりで100ユーロをトルコリラに両替したのに、当てが外れました。
    トルコ側といえば、ご存じの方も多いでしょうが、やはりトルコパン(特にゴマパン)は美味しいですね。イタリアのパンよりよほどに美味しいと思います。
    (とりあえずここで切って、続く。)

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