初めて行く空港は若干緊張するものだが、今回のダル・エス・サラーム空港での入国は相当緊張した。サハラ以南のアフリカが初めてなのと、例えばハリウッドの映画に出てくるアフリカ諸国の空港は、ろくなことにならない。・・・
エミレーツの機内でタンザニア入国カードが渡されるたのだけど、おもしろかったのは「Surname」の次が「Othername」となっていて、これはA.K.Aという意味ではないにしろ、given(first)nameを書いていいものか・・・日本風の「名」でない場合があるんでしょうね。
到着したらボーディングブリッジを経て、空港内に入るのはいいがイミグレのある一階に降りると・・・いきなり係員が「イエローカード?」と聞いてきた。私はスイスに行くときでもイエローカードは常にパスポートといっしょに携帯する主義(?)なので、そこはパスできたが、いきなり面食らった人が多かったみたいだった。タンザニアのルールでは黄熱汚染国を経由したらイエローカードが必要、なので、汚染国を通過していないことを説明すればいいのだけど、みんなどうしたものか・・・
その後、到着VISAの窓口に係員が誘導してくれる。そこそこ長い列ができる。順番が来ると、パスポート、入国カードと50ドル(おつりのないよう用意しておいた方がよい。)を出すと、まず指紋の採取がある。サムとフォーフィンガーズ、の順で右左計四回スキャンが必要。その後カメラでの撮影(USB接続の小さなカメラである)があるが、イミグレの職員が「コガタカメラ」という。この「コガタ」の部分の英語が聞き取れなかったのだけど、よく考えると「小型」ではないのか・・・
それが終わるとVISA手続きに入り、一旦パスポートは預ける形になり、20メートルくらい先の窓口の前で、ちょうど運転免許取得の時の呼び出しのように、出来上がったパスポートの名前を読み上げるので、受け取るパターンである。この手のはとても苦手(昔の深圳の羅湖国境を思い出した。)で、きちんと出来上がるのか、誰かが間違えて持って行かないか・・・不安だらけである。が、無事ビザの張られたパスポートを返してもらう。すでに入国手続きも済んでおり、イミグレを素通りしていい、そうなのだけど(慣れた人はスタスタ通り抜けていった。)管理官のの前を素通りするのはちょっと・・・一応列に並んでイミグレ職員にOKをもらってから入国した。