みなみやま水安堡温泉旅行記2

翌朝、相変わらず朝は早い。
朝6時から大林荘温泉湯は開いてるらしい。
玉泉荘を出ると、ひんやり肌寒い。
霧も出ている。

さっそく大林荘へ。
入り口を入って、売店のオモニにオンチョン?というと、オーチョノンだという。
そのまま、温泉湯へ。
脱衣場は、日本の銭湯と変わらない。
中にはいると、中央に大きい湯船。
回りに、打たせ湯とか、サウナとかがある。
結構ひなびた感じがした。
お湯は温まる。
さすが、温泉というだけはある。
サウナにも入りゆっくり汗を流す。
浴場を出て、売店の横を見ると、まるで大正か昭和初期の風情の温泉の写真。
この温泉湯は歴史が感じられる。

このあと、水安堡を散歩することにした。
観光案内所や市外バスターミナル。
市外バスターミナルの中に入ると時刻表がある。
窓口のアガシも鏡を見ながらリラックスムード。

時刻表を見てびっくり。
トンソウル行きは6時40分が始発。

昨日の食堂での話は、始発は8時過ぎと。
すでに始発は出ている。

よし!!
次のバスに乗ってやろう。
あわてて宿へ帰る。


水安堡温泉とはお別れである。

トンソウルまで9900ウォン。
いざソウルへ。












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  • オドウサン統一展望台旅行記1

    清州古印刷博物館・水安堡オンチョン・オドウサン統一展望台旅行記 7


    水安堡発トンソウル行き市外バス。
    始発が6時40分。バスはこんな感じ。↓http://www.geocities.jp/southyamajp/2005autumn/oct005.html

    最終は19時40分。計14本のバス。時刻表↓
    http://www.geocities.jp/southyamajp/2005koreaphoto/oct/img_0574.jpg
    本数は、トンソウル行きが一番多い。
    ところで、この日は、日曜日。
    想像したとおり、乗客はたった一人。
    定刻にバスは出発した。
    温泉を通る川沿いに下ってゆく。
    バスは、忠州市外には向かわず、米が実った田園地帯を走り続ける。
    しばらくすると、バス停で止まる。
    やっと乗客が増えだした。
    そのまま数回バス停で客を乗せ、そこそこの乗客数になった。
    時間にして一時間あまり。
    そのあと高速に入りソウルへ向かう。

    やがて、市外バスは渋滞もなくソウル市内へ。トンソウルの高速出口を出て、漢江沿いの道を走った。
    そして、漢江に架かる橋を渡り、地下鉄の高架線を見ながら、トンソウル総合バスターミナルへ無事到着した。
    所要時間は2時間と少し。
    以外と早く到着した。
    そのまま、バスターミナルへは入らず、表へ出て地下鉄河辺駅へ。
    時間はまだ10時前。
    地下鉄2号線で市庁まで行き、そこで1号線に乗り換え一駅でソウルヨクに到着。
    前回購入した、T-moneyカードが役に立つ。
    新しいソウルヨクをしっかり観察することになった。
    切符売り場で「クムチョン カジ ジュセヨ」ですぐに通じたようだ。
    立派な切符が出てきたので、カードで支払いをする。
    あとで切符をよく見ると1200ウォンだった。(汗)
    韓国国鉄のここ数年でずいぶんあか抜けてきた気がするのだが。
    切符の時間は10時40分発。
    すぐにホームへ向かう。
    ホームは一番奥のホーム。
    車両はディーゼルのカラフルな車体。
    朝食がまだだったので食べ物を買おうと思ったが、ホームに売店がなかったので、隣のKTXのホームへ向かう。
    駅員の男性に不審に思われて声をかけられたが、キンパプとかいったら特にとがめられず。
    KTXホームには、売店があり、少々値段のお高いキムパプ弁当を買う。
    サムチョノン。
    再び列車の待つホームに戻り、先頭車両に乗り込んだ。
    この列車は実は都羅山行き列車。
    乗客も比較的多かった。

    日曜日ということもあり家族連れや若い男女の乗客。
    登山姿が多かった。

    シンチョン駅からはまた乗客が多くなり、立ち席も多い状況。
    途中、KTXの車両基地もあったり、団地があったりで、単線の割には乗客は多い。
    軌道や駅はあちこちで工事中で、おそらく近いうちには、電車が走る複線の路線になりそうな雰囲気だった。
    列車はクムチョンヨクに定刻の11時49分に到着した。

    いよいよオドウサン統一展望台への第一歩をしるすことになる。
    しかしオドウサン統一展望台への道のりは厳しかった。
    その話は次回に。
















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    オドウサンでムルネンミョンを食べる。オドウサン統一展望台旅行記2

    「烏頭山統一展望台」と入場券には漢字表記されていた。
    古い「歩き方・韓国」には漢字表記はない。

    さて、クムチョンヨクは小さな駅。
    駅舎も小さい。
    しかし、京義線の沿線には、団地群が林立している。
    ただ、ここからオドウサンへ行く人は少ない。
    ほとんどがマイカーでの訪問だ。
    韓国社会の様子がよくわかる。

    駅に降りて、売店のアジュマにオドウサン行きの市内バス停を聞いてみる。
    相変わらず、ハングルの理解は悪いみなみやま。

    駅前にバス停があるらしいことはわかった。
    駅を出てバス停で聞いてみたが、どうもここらしい。
    来たバスの運転手に聞いてみたが3番ということだけはわかった。
    「「歩き方」には通りを渡って2番バスとの説明あり」
    しばらくしてきた3番バス。
    いつものように乗る時にオドウサンと運転手に確認。
    一緒に乗った老人と偶然に話をすることに。
    これから一人で統一展望台に行くとのこと。
    彼は日本語を話したからだ。
    戦前、福岡の炭鉱地帯に住んでいたという。
    娘を20代で亡くしてから一人だというのだ。
    オドウサンには3回目だという。
    二人でぽつぽつと話しながらバスに乗っていた。

    バスは、郊外の農村地帯を走り抜ける。
    どうも、統一展望台へ行く客は全く乗っておらず、地元の客ばかりのようだ。
    どこにそんな統一展望台のような高台があるのだろうと思ったが、普通の農村地帯。
    おまけに、しばらくすると団地さえある。
    DMZってこんな?
    バスは一山超える。
    クムチョンヨクからタクシーで来るという話を聞いたが、ずいぶん距離がある。
    突然バスがモーテルの前で止まる。
    老人はここで降りるのだという。

    バスは、そのあと道路を右折して終点に向かって視界から消えていった。

    降りたモーテル前の道路を渡ると広い駐車場のような場所。
    入り口はずいぶん先だった。

    老人の説明ではここからシャトルバスに乗るのだという。
    そのバス乗り場まで案内してもらった。
    すでに、乗客が列をなしている。
    バスは、すぐに来た。
    乗り込む。
    日曜だけに満員だ。
    ほとんどが、マイカーでの乗客だ。

    ひとりでもし来ていれば、こんなにうまく来れなかっただろう。

    バスは、道路に出て左折、さらに兵士が警戒する道路に入っていく。
    一般車両は進入禁止のようだ。
    そして山を登りつめるとそこには統一展望台の姿があった。
    その駐車場にはこのシャトルバス以外に団体のバスも駐車していた。

    統一展望台に着いたのは1時前か。当初建てた予定よりも時間が遅くなっていた。

    入場券を買いに窓口に。イーチョノン。
    老人は、どうも敬老の意味で無料のようだった。
    老人とはここで別れた。お礼を言うチャンスを失った。
    そのまま入り口を入って映写室に案内されたが、時間がないので、途中で抜け展望台へ昇る。
    目の前に漢江が横たわり、川向こうがもう北朝鮮だというのだ。
    展望台の写真屋に写真を撮っても大丈夫かと聞くと、大丈夫だと答えが返ってきた。

    展望台には何層かの階があり、それぞれ、望遠鏡が据え付けられてみることが出来る。
    ただ、この日は、霞が出ていてそんなにはっきりとは対岸の様子を見ることは出来なかった。
    以外と拍子抜けがしたが、そのあとの館内の展示を見るとそうでもないことがわかる。また、展望台のすぐ下を漢江にそって高速道路規格の国道が走り、交通量も多いもだ。
    ウーンと考えてしまった。川を挟んで、対岸は北朝鮮の土地。
    すぐ横を、民間道路が走る。また、その先には団地があるのだ。
    改めて分断国家の不可思議さを感じた。
    食堂で食事を取ることにした。
    食堂は広く、清潔な感じ。
    厨房がよく見える。
    店員のアジュマもきびきび動く。
    水を冷蔵庫から出してテーブルに持ってきてくれた。
    豆腐チゲ鍋がはやっていたが、ネンミョンを注文した。

    はずだったが、行き違いでまだ注文が通っていないことがしばらくわからなかった。あとから来た客の注文が次から次へと通っていくので通っていないのがわかったのだ。(笑)
    おかげで、食堂の厨房の様子がよくわかって良かったのだが。
    再度、ネンミョンを注文したが、アジュマはムルネンミョンと反復した。
    ネンミョンを作る様子がよく見えた。
    麺を機会で押し出し、そのまま、熱湯に落とす。
    頃合いを見て、あげ、水で冷やす。
    やっと6000ウォンのムルネンミョンが来た。
    とても麺が細い。
    その麺をアジュマがはさみで切ってくれた。
    ついでに酢と芥子を入れろと食べ方も教えてくれた。
    相変わらず、親切だ。
    ネンミョンを食べた経験は少ないのだが、ここのネンミョンの味と歯ごたえはとてもよかった。